タワマン高層階ラウンジの高級ワイン会にパワーカップルが参加〜価格爆騰でもはやバブル? ゴヤから考えるカルトワイン編

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La Maja desnuda

裸のマハ フランシスコ・デ・ゴヤ画 (1797年-1800年頃 プラド美術館収蔵)

裸のマハ フランシスコ・デ・ゴヤ画 (1797年-1800年頃 プラド美術館収蔵)


ブランズタワー芝浦のワイン会(前編はこちら)、途中で切ってしまったので絵画ネタからリスタート。「裸のマハ(La Maja desnuda)」を描いたゴヤに感じるのはありていに言うと「伝統と革新」ですね。ベラスケス同様、伝統的な手法を学びスペインの宮廷画家として名をあげたのち、病気で聴力を失ってから代表作を次々に遺しています。当時、神話の女神以外の裸体を描くことが禁じられていた時代に、依頼されたとはいえ宮廷画家がこれを描いてしまうのは革新以外のなにものでもないですね。「着衣のマハ」の裏に隠していたり、異端審問所にゴヤが召喚されたりと、いかにスキャンダラスだったか想像できます。のちのマネの「草上の昼食」や「オランピア」にも影響を与えたと言われています。日本では守・破・離になるのでしょうが、革新は極めたものが伝統を打破することからしか生まれないといえますね。

というわけで、ワイン会後編はおフランスに必ずしもこだわらず伝統と革新のカリフォルニアカルトワインが主役です。7月以来マスコミでも某宗教組織が話題だったりと、オウム事件以来「カルト」が反社会的な集団や組織を指すイメージになっていますが、もとは「祭儀,儀式,崇拝を意味することばが転じて,特定の人物・事物を熱狂的に崇拝,礼賛すること。」(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)ですね(カルトQとか知っているとオッサン認定です)。カルトワインの定義もいろいろありますが、ここではエノテカの「カリフォルニア カルトワイン コレクション」から引用します(一応、パリスの審判編からつながっています)。

1976年の伝説的なブラインドテイスティング対決、パリスの審判以降、更なる目覚ましい発展を遂げ、世界に誇るプレミアムワインの数々を輩出し続けているアメリカ随一の銘醸地、カリフォルニア。その中でも評論家から非常に高い評価を受け、少量生産かつハイクオリティなどの条件にあてはまるワインは「カルトワイン」と呼ばれ、世界中で争奪戦になっています。

おっとその前にスムログでした。

ブランズタワー芝浦販売状況

ブランズタワー芝浦には私も前回記事含め何度か触れてきましたが、まだ販売中なので詳細は物件ページをどうぞ。マンションマニアさんが5月に書かれたスムログ記事の時点ではお得な部屋も残っていました。

最低価格:10780万円 坪単価510万円 ※坪単価での最安住戸は11880万円、坪単価446万円

販売当初にお見合い&低層階安すぎ問題があったためそちらからいっきに売れてしまい残っている部屋はプラウドタワー芝浦ほど単価安ではないものの竣工済みのため建物内を見学できることと即入居はストロングポイントとなります。

ザ・タワー十条記事によれば6月にはお得部屋は捌けてしまったようですね。

当時おすすめしていた港区のプラウドタワー芝浦ブランズタワー芝浦は販売が加速しておりザ・タワー十条と同単価帯のお部屋はかなり売れてしまいました。Brillia Tower 有明 MID CROSSもとんでもない加速力で販売が進んでおります。

執筆途中の物件概要には先着順と6期3次が出ていました。

第6期3次(2022年7月29日~30日)

販売価額 26,140万円(1戸)
今回販売戸数 1戸(32階)
総戸数 482戸
間取り 3LDK
専有面積 103.11m2

先着順(7月下旬)

販売価額 10,870万円(1戸)~28,070万円(1戸)
最多価額帯 11,300万円台・11,400万円台・13,700万円台・15,100万円台(各2戸) ※100万円単位
今回販売戸数 22戸
総戸数 482戸
間取り 2LDK~3LDK
専有面積 61.06m2〜120.15m2
とうとう最上階32階(坪838万円)がリリースされていますね。先着順も、61.06m2のお部屋が10870万円とすると坪589万円。最低坪単価ベースだと、5月時点ではザ・タワー十条の平均価格よりお安い部屋が残っていたのに、2ヶ月で120万円あがったことに。これは年内完売も見えてきたかもしれません。いまや竣工後販売は珍しくもないですが、近隣で高さは大差ない東京ベイシティタワー最上階(30階)が坪515で驚いたのがつい6年前ですよ(ちなみに1期はスミフにしては若干弱気で、29階が坪300ちょいの予定価格から300未満に下げていました)。


そして記事リリースしないうちに(苦笑)8月に入り先着順にも変化が。

先着順(8/2現在)

販売価額 11,210万円(1戸)~22,720万円(1戸)
最多価額帯 11,300万円台・11,400万円台・13,700万円台・15,100万円台(各2戸) ※100万円単位
今回販売戸数 17戸
総戸数 482戸
間取り 2LDK~3LDK
専有面積 68.44m2~105.71m2
10,870万円(61.06m2なら坪589万円)と28,070万円(120.15m2なら坪772万円)のグロス的にはボトム&トップが売れてしまい、第6期3次の最上階部屋も無事捌けたようですね。先着順で11,210万円(68.44m2;坪541万円、ホームページによれば11Fシティビューですよ奥様!)が最安とかもうなにがなにやら。

109芝さんのツィート:


当該のお部屋は、マンションマニアさん記事によれば1期の次のお部屋のようです(2000万円アップ)。

40Cタイプ 1LDK 40.18㎡
5階 5600万円台 坪単価460万円

マンクラにはさんざんな言われようだった本物件も、いざ建ってみると芝浦の新築渇望感を満たしたというところでしょうか。いよいよ上棟が近づくプラウドタワー芝浦もスタイリッシュさが際立ってきたので、販売がすすみそうです。

カルトワイン2種

閑話休題(マンションは横道?!;以降、マンションの話はでてきません)。

お勉強も兼ねたワイン会なので、ボルドーブレンドのあとはあえて普段は飲まないであろう品種をセレクト。

4本目

タンタラ・ワイナリー カベルネ フラン マテオ ヴィンヤード 2013 (カベルネ・フラン95%、、プティ・ヴェルドー5%)

ただでさえ生産本数の少ない(カルトワインの要件でもあります)タンタラから、初ヴィンテージのカベルネ・フラン。2014年の生産量は3696 本とのこと。

タンタラのエステートによるカベルネ・フラン。2013 年が初ヴィンテージ。バニラ、チョコレート、オーク、
プラム、ブラックベリーなど複雑な香り。口中に含むとフルーツジャム、バニラなどが現れ、どっしりとし
たボディーに様々なニュアンスを感じる事が出来る。モンスター級の果実味があり、噛めるような果
実味とはまさにこのことか!?誰もが初体験となるだろう魅惑的な極上カベルネ・フラン。(上記CAAVの紹介より引用)

個人的にタンタラは好きなワイナリーで、この1本も大丸東京 世界の酒とチーズフェスティバルで購入したものです。なぜこれだけはっきり覚えているか? COOアーニーさんと記念撮影し、ボトルにサインももらっていたからです(^^) 世界の酒とチーズフェスティバル、コロナ前は多くのワインがかなり自由に試飲できるワインラバー必須イベントだったのですが、コロナ禍で制約下の開催となり、上記リンクによればとっくに開催されているはずの第100回も未開催?

さてタンタラですが、オーナーのビル・ケイツ氏が亡くなり、おなじみの馬のラベルはなくなってしまいました。現在は、娘のハリウッド女優でもあるシャレーン・ケイツが継ぎ「シャレーン」となっています。アーニーさんが引き続きCOOを務めるなど、体制は大きくは変わっていないようです。

一応、前篇で挙げたテーマのアメリカとフランスの融合について。パリスの審判編では、カレラについて書きました。

カレラは「ピノ・ノワールに最適の土地を人工衛星で探した」「栽培を学んだロマネ・コンティ(ブルゴーニュ)の苗木をフランスから持ち込んだ(真偽不明)」とパリスの審判に負けないくらい話題に事欠かないのですがマンショントークでもこの手の豆知識で盛り上がったりしますよね。

シャレーンは、タンタラ以来、カレラ・クローンに加え、ピゾーニ・クローンも作っています。

シャレーン・ワイナリー・ピノ・ノワール・トンドレ・H・ブロック 【ラターシュ・クローン】2018【旧タンタラ】

[シャレーン]はピゾーニ・ヴィンヤードからこのブドウ 樹を譲り受けています。この畑のオーナーのゲイリー・ ピゾーニ氏は、1974年ブルゴーニュはヴォーヌ・ロマネ 村に滞在したある晩一人でロマネコンティ社が単独所有 する特級畑ラ・ターシュに行き、幾つかの枝を切り取り、 濡れたタオルに包み、それらの枝を隠しもって帰国。 (パンツの中に入れて持ち帰ったとも言われています。) (上記ページより引用)

真偽不明な伝説が必要なのでしょうが、どいつもこいつも…(笑)。(注:今日はカベルネ・フランなので使っていません)

ブログ公開前に、気持ちが通じたかストーミオさんとDRCクローンワイン会を企画しようとすでに盛り上がっておりますが、マニアックはたまたカルトなのかどなたも乗ってきませんね…


当日は川島なお美さんのお通夜の祭壇には生まれ年である1960年のDRCロマネ・コンティ、DRCラ・ターシュ、マルゴーが飾られたという逸話を披露したところ、案の定若手は「川島なお美さん?聞いたことはあるような…」という反応でした。昭和の頃には「お笑いマンガ道場」(TV)や「ミスDJ」(ラジオ)という番組があってですね(オッサンホイホイ)

だんだんフランスとの融合が苦しくなってきたので、後編のテーマ、「伝統と革新」で捉えなおしましょう。ブルゴーニュスタイルという伝統を維持しつつ、ボルドーにはないカベルネ・フラン主体という革新を行ない、さらにタンタラ時代の伝統的体制は維持しつつ、シャレーンにブランドチェンジし次の世代へ革新、と。

5本目

ザ・プリズナー レッドブレンド 2017(ジンファンデル、カベルネ・ソーヴィニヨン、プティ・シラー、シラー、シャルボノ)

輸入元ピーロートのページより引用:

ザ・プリズナー・ワイン・カンパニーは違いに安らぎを求め伝統的な方法に依存はしない。熱烈な栽培家と共にワイン造りを行うという型破りなアプローチを取り、カリフォルニアのアぺラシオンや葡萄畑から様々な品種を調達している。栽培家と共にワインブレンドを造り期待にチャレンジしている。皆プリゾナー・ワイン・カンパニーの一員である。

カルトワインですが、書いてあることは「伝統と革新」そのものですね。いまや15000円以上? 前述のワイン商さんが仕切ってくれたワイン会で飲み、西海岸で購入した話を書いたら@ebikenさんから以前はさらにお得だったとの情報が。値上がり幅ではこれがトップかも。


話が冒頭のゴヤに戻ります。プリズナーシリーズは、ゴヤのシリーズ「戦争の災害」をモチーフにしており、レッド・ブレンドは「(La Peti Priisonnier)小さな囚人」というエッチングです。

究極のミニマリズムがラベルに。ジャケ買いしたくなるワイン より:

このラベルは、彼が12歳のときに、両親からもらったゴヤのエッチング「La Petite Prisonnier」にインスピレーションを得たもの。ゴヤがこの絵で表現したものを、デイブさんはワインで表現したということでしょうか。ラベルのように、ダークでエッジーなワインをぜひご賞味ください。

ゴヤの晩年はダークな絵が多いです。有名な「我が子を食らうサトゥルヌス」とかもう夢に出てくるレベル。

我が子を食らうサトゥルヌス フランシスコ・デ・ゴヤ画 (1819-1823年 プラド美術館収蔵)

ゴヤ・情熱と反骨精神で巨匠へと上り詰めた人生 より:


1810年には版画集「戦争の惨禍」(Los Desastres de la Guerra)を発表しますが、ホセ1世に仕えていたため、当時は大っぴらにフランス軍を批判する作品を描くことができなかったのでしょう。

ちなみに、「囚人」(Los prisioneros)という3枚のエッチング作品のうち、一番小さな作品は「小さな囚人」(Pequeño prisionero)と呼ばれ、このエッチングをエチケットにしたワイン・ザ・プリズナー(The Prisoner)が、ナパバレー(Napa Valley)のワイナリーから販売されています。

ゴヤは最晩年ボルドーに亡命し、亡くなったのもボルドーということでワインともがっちりつながりました。

ウニからのエンディング

ここでスペインつながりでマグナム1本はさむ予定でしたが時間とアルコール分解の都合上スキップし、ウニの会へ。

持ち寄りタワマンホムパに招待されたらどうする?築地場外で殻つきウニ購入がおすすめ!合言葉は「今年、もうウニした?」

6本目

ベリンジャー ソーヴィニヨン・ブラン(ソーヴィニヨン・ブラン)

フルーツやハーブの香りと味わいが重なるように融合しています。低温発酵により、はじけるような摘みたてのぶどうのフレッシュさを最大限に引き出しているワインです。ベリンジャー・ヴィンヤーズは、1876年、フレデリックとジェイコブのベリンジャー兄弟によってナパ・ヴァレーで創業された、プレミアムワインを生産するアメリカ屈指のワイナリーです。(上記リンクより引用)

本数による重さや調達の都合もあり、田町駅前のムスブ田町・ライフで購入(笑)。ウニとあわせることはあまり考えていませんでしたが、塩がよかったのか果実味がウニの味を引き立てていました。(ウニが圧倒的によかったため?)

7本目

アルタ・マリア ピノノワール サンタマリアヴァレー 2013 (ピノ・ノワール)

7本目ですでにいい具合なので味の説明は略。かといってアルパカは嫌というお話もあり、契約破棄により通常価格の半額程度で流通している本ワインをチョイス。

微妙に足りない感があり、テーマ外のランブルスコをあけてフィニッシュ(左端のマグナムはまたいずれ)。

ワイン全景

ワイン全景


途中で帰られた方やあまり飲まれない方もいらしたので実質的にノルマの1本/人は達成していますが、後半は途中ウニの殻むきに集中したことが適度なインターバルになり、二日酔いもなくちょうどよい加減でした。ウニ編(WordPressで4436文字)、巴里のアメリカ人編(5509文字)、今回(とうとう6千文字オーバー)と三回にわたって合計1.6万文字近くおつきあいいただいたブランズタワー芝浦ワイン会はようやく終了。なお、はるぶーさんご提案のタイトルを採用させていただきましたが、今回の会場は前編で書きましたように2Fゲスト・スイートで実際には高層階ラウンジではなかったことをお断りしておきます。(とか書いておくと高層階ラウンジにご招待いただける?)

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港区湾岸タワーマンションに在住の計算機技術者(でありたい)。 23区では同エリアしか居住経験がなく、いまも湾岸エリアで評判のMRは見に行っています。 自分の新築リノベーション経験を振り返りつつ、主に湾岸を中心に常に変化し続ける街の情報などを追うことで、次のリノベーションへのヒントを得ようという目論みです。

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