ブランドマンション化への果て無き挑戦 Vol.2 なぜブランド化を目指すのか

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前編はこちらからごらんください。ブリリアマーレ有明の理事としての活動を講演したものです。

ブランドマンション化への果て無き挑戦 Vol.1 オープニング



理事に就任した時に、私のマンションの価格は下がり続けていました。





中古マンションの価格を決めるのは何でしょう?簡単です。需要と供給です。この均衡点で価格が作られていく。

しかし、もう一つ重要なファクターがあります。



愛です。

みなさん、怪訝そうな顔されていらっしゃる。でも、私は愛が重要だと思うんです。



理事に就任したのが2012年。とにかく売り物件の数がすごかった。自分が住んでいる部屋の両隣も売りに出されました。当時、RJC48の掲示板で、ザ・◯洲タワーの理事長に言われてしまったんです。「湾岸ライフさん、管理を頑張るのはいいですけど、このマンション売られすぎですよ」と。内心、ぼくが一番言われたくない豊洲◯丁目の理事長からですよ。

でも、このご指摘はあたっていました。ポータルサイトで売り物件を重複なしで数えてみたら、同時に5%以上が売りに出ていたんです。みんな出たがっていた。これじゃ上がるどころか下がる一方です。



入居から4年目、大セール会場だったわけです。こうなった理由は簡単。



住民に愛がないから。



理事になった1年め。私の頭の中からこういうささやきが聞こえます。

「有明って不便」「共用施設はすごいけど使わなった」そして「こんなに設備があると将来が不安。早めに売ったほうが賢い」って。

私がそう考えつくんですから、私以外の他の人も同じことを考えていたんです。



住民に愛がない。愛がない住民が多いから売出し物件が増えるのは仕方がない。でも、これが永遠に続くのはよくない。

目指すのは、ブリリアマーレ有明を愛する住民で一杯にすること。そして、指名買いを増やすことです。



駅から近いとか遠いとか、管理費が高いからやめておこうとか、有明は利便性が良くないから他のほうがいいとか、もう、そういう”理(ことわり)”の外に出ないとダメだな、と。

理の外で勝負していかないと、売り物件が多数発生することは止められないんです。



東京のマンションって、駅のそばが一番高くて、離れるほど安くなる、つまり駅を頂点とした円錐形のように相場が形成されるじゃないですか(注)。我々のマンションはこのセオリーから離れる存在になる必要がある。

注:これはBMAの内装デザインを担当したスーパーポテト杉本貴志氏の言葉です

だから、マンションのブランド化なんです。ブランドが確立されていれば、他と比較されない。そのお手本というか目標が、



マセラティ。なんていい響き。

マセラティをコスパで語るやつなんていない。

マンションでもこういうポジションができるのか?そのヒントが、こちらの動画にあります。

(販売時のシアター映像を流す)










(3つめの画像は、一部黒塗りしております)



見ていただければ分かる通りもはや物件を売ってないんですよ。新築の時に、ここに住む人のスタイル、それを売っている。これが参考になる。

マ◯◯ナさんが映像でつぶやいている、「JUST PERFECT」の意味を後々聞いてみると、「ここには何もない。だから何だってできる、この状態がパーフェクトなんだ」って意味らしいんですが、改めてこの価値観でマンション管理を見つめ直してみたんです。

では、私とその仲間で何をやったか、具体的な事例を紹介しましょう。

次回へ続く

ABOUTこの記事をかいた人

みなさんはじめまして。 趣味がいつのまにか本業になってしまい、新都市生活研究所という会社を作った「東京湾岸ライフ」といいます

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