こんにちは！
ふじふじ太です！
お便り返しです。
差出人: ぴ
誰に答えて欲しいですか？
全員
メッセージ本文:
いつも拝見しております。
マンションローンについて相談です。
田町駅 グローバルフロントタワー 16000万の物件の購入を検討しております。
私妻共に医師、36歳です。
現在は賃貸で、0歳の子供がおります。
私は昨年度に開業しており、まだ個人事業主で1年経っておりません。経営状況は良好で、半期の決算はでており、今年の確定申告は年収2800万、事業で2300万、給与で500万です。事業の借り入れが12000万あります。
妻は、今年度まで産休で、年収700万でしたが、4月から復帰予定で、1000万ぐらいの年収を予定しております。
質問としては
この状態でペアローンを申し込んでみて、審査が通るのか、また夫婦でどれぐらいの分割の割合にすべきでしょうか。
（※編集部追記：[掲示板] GLOBAL FRONT TOWER【グローバルフロントタワー】）
お便り頂きありがとうございます。
このご質問の詳細は金融機関にされた方が良いと思いますが、私の知見をお伝えいたします。
結論ですが、今のご状況でご希望マンションをローンでご購入されるのはかなり難しいかと思われます。
私もすべての銀行の審査内容を把握している訳ではないものの、私が把握している限り、奥様はまだ相談の余地がありますが、ご主人様のローンが通らない可能性が高いです。
「個人事業主の開業医で1年未満」という点で、多くの銀行のローンの借入要件を満たしていないと思われます。
残念ながら、一般的には独立・起業後は1年〜3年未満は融資を出さないという銀行がほとんどです。
※銀行によって借入要件は異なります。
お医者さんという属性自体は素晴らしいのですが、開業医でしかも個人事業主となると将来的な安定収入の証明（年収判定）が難しいという点で、銀行の審査はかなり厳しくなります。
不都合な真実として、会社員よりも代表者の方が社会的信用が低いのです。
さらに言うと、事業資金の借入れが12,000万円という点も審査に大きくマイナスです。
法人名義の借入れであればまだ相談の余地はあるものの、個人事業主で個人の借入れだとすると、その借入れ分も返済比率の中に見られる可能性が高いのでご注意ください。
最後の砦のフラット35かと思ったのですが、借入額の上限があるので厳しそうです。
融資を相談できる可能性があるとすると、現在事業資金を借りられてらっしゃると思いますので、その銀行の関連の住宅ローン部隊があれば、そちらにご相談をされるのが一番よろしいかと思います。
読者の方で、この銀行ならいけるかも！という知見がある方おりましたら是非コメントお待ちしております。
私も知り合いの代理店や銀行担当者に確認してみましたが、すべてNGでした。
どこかの地銀などならいけるものなのでしょうか。
また、奥様とのペアローンの配分について特に決まりはありませんが、それぞれの借入上限額、年収配分、支払額の返済割合、住宅ローン控除などをトータルで考慮して決めていくイメージです。
最後に
本来であれば、独立起業前に自宅をご購入しておくべきでした。。
ご認識頂いている通り、独立起業をするとローンを借りるのが非常に難しくなります。
こちらの記事をご覧になっている方で今会社員の方は、ローンを借入れしやすい恵まれた状況にいるという自覚を強く持ちましょう。
ローンが組めるということはありがたいことなのです。
ローン怖いと言っている場合ではありません。
また、事業資金然り個人の借入れを増やすことは住宅ローンに悪影響ということも認識しておきましょう。
カーローンやリボ払いもNGです。
投資用ローンと住宅ローンどちらが先かという議論がありますが、ずばり「住宅ローンが先！」です。
小学生の教科書に必須科目で載せておいてほしいです。
住宅ローンは商品が確立していて金利が安い分、その枠に入らないともはや相談の余地がないのですが、投資用ローンはお客様の属性次第のオーダーメードの商品という感覚なので、住宅ローンを借りていてもまだ相談の余地があります。
※よほどキャッシュフローが良かったり、投資実績が豊富であると投資用ローンがあっても住宅ローンが組めるケースもございます。
上記、ご参考になりますと幸いです。
ご講読頂きありがとうございました。
ふじふじ太
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