新居の壁に穴を開けると、売却時不利になるか?

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すまいよみです。

新居を購入されてから、売却時を考えた時に、部屋の取扱いを心配する声がたまに聞かれます。

以下のテーマを考えてみました。

「室内の壁に穴を開けると、売却時不利になるか?」

以前住んでいたマンションで、和室にミラーを取り付けました。


目的は、隣接するLDと合わせて奥行き、開放感を持たせること、姿見が欲しかったこと、お洒落な和室にするためのインテリアの一部にしたかったこと(建具の色、丸のデザインなど、できるだけ後付け感が無いように選びました)。

このIKEAで購入した重たい巨大ミラーを取り付けるのが非常に大変でした。クロスの裏の下地に会わせて穴を開けて、目立たない金具を「ハンズ」で購入してきて、ミラーを2人で持ち上げて取り付ける位置に固定させ1人が金具を打ち込む、3人がかりだったのを覚えています。

3年後に、このマンションを売却することになるのですが、そのまま売出しました。取り外して売却活動をすると、金具を打ち込んだ4つの穴、3年間の取り付け跡が見えてしまいます。自分達の中では、他のLDのインテリアと含めて室内を綺麗に飾っていたので、室内空間をそのまま見せることが売却活動のプラスに働くと思いました。結果、売却時に悪影響は無く、むしろ内見された方からは、室内インテリアとして見られ好評でした。

マンションの売却時に大切なことは、洗練された清潔な空間を見せて、内見に来た方に素敵な生活を思い描いてもらうことです。

要は、マンションのモデルルームは、何故、わざわざお金かけて上質な家具を取り入れたり、クロスを変えたり、壁に穴を開けて色々取り付けたりしているのかと言う話。

気をつけたい点は、室内を綺麗に飾ることと、売却時に取り外せるかです。

一般的に誰もが評価しやすいように。できれば最初はインテリアコーディネーターに見てもらいたいですね。壁紙を「ハシビロコウ(私が大好きな鳥)」の絵にしたり、室内全体を古代ローマ風にしてしまったりすると、売却活動においてマイナス影響が出るかもしれません。

売却時に取り外すことについては、気持ちの面も合わせてです。このミラーを気に入っていたので、当初取り外すつもりでしたが、内見されたご夫婦に気に入ってもらえたこと、引越し先の新居でとり付けられそうな場所が無かったことから、「良かったらそのまま使ってください」となりました。ひょっとしたら、気に入った物を手放すことになるかもしれません。


センスの良い空間を作った前提で、 売却時はそのまま売出しましょう。悪影響はありません。

売却活動が上手くいかないとすれば、壁に穴を開けた以外の「物件自体にまつわる他の要素」。

原状回復したい方が現れても、実費は数十万円もかからないでしょう。それを含めた売却価格の設定です。室内のどこかが壊れていても、今回のように装飾があっても、仲介業者からそのことで言及されたことはありません。影響するとすれば、大幅な間取り変更などです(関連記事)。
商談に影響するのは実費10万円程度で、それでごねられたら売却しなければ良いだけのこと。購入に踏み込んでくれないのは壁のことではありません。どうしても売却したければ、10万円値引きしてあげれば良いだけです。
せっかくの新居です!

最大限新しい生活を謳歌するために、クロスに穴を開けるくらい、じゃんじゃん楽しんでください!

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ファミリーで永住できる居住性を第一に、資産としての側面も合わせて見るのが、すまいよみマンション選びのモットー。ただしマンション選びに失敗しても深刻になる必要はありません。今や住まいは一生物の買い物ではなく、僕も4度のマンション購入を経て満足の境地に達しました。
東京東5区(墨田、江東、足立、葛飾、江戸川)のマンションを日々探訪しています。
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