1万円札の坪単価は272万円

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1平米は0.3025坪(基本)

何故かマンションのお価格は必ず『坪単価』いくらという言い方をしますけど、ちょうど万札を敷き詰めるのと同じ坪単価はいくらでしょう。これはもう計算してみるしかないですね。

1㎡≡0.3025坪って定義になっています。 明治時代に1mの10/33を1尺と定義したからで、確かに6尺四方60/33m × 60/33m が1坪ですから、1坪は400/121㎡だというのが定義になります。121/400=0.3025坪が1㎡。 逆数とって1坪は400/121=3.3057851239669.. ㎡

こっちはなかなか割り切れませんから、坪単価は1㎡単価を0.3025で割り算するのが正しい計算方法で、不動産関係者なら皆しっているでしょう。超高名なブロガーでも間違えていることがあって、指摘したら細かいやつだなとか怒っていたけど、その後Excelファイル貰ったら中で0.3025で割り算してました。これは間違えていると恥ずかしいので基本編。

一万円札の大きさは、本家本元日本銀行のホームページに、76×160㎜とでていますからこれは信じていいでしょう。 3.30578×1000×1000/76/160 ~ 271.9枚。ということで1万円札自身の坪単価は272万円です。

坪単価272万より高いマンションを買っている人は、万札敷き詰めたより高いのを買っているわけですね…坪単価300万超級な方は、万札を敷き詰めた畳のうえに寝ている気分を味わってください。1万札分の広さを自分のものにするためには1万円ローン元金を返済するともいいます。

では万札の上に寝てる気分をどうぞ !!

万札敷き詰め
 

写真は拾ってきたもので、お高いマンションを買われた方にはこれから1枚1枚返済するイメージを味わっていただこうかと。

うちはもっとずっと安いです。嫌がらせか…

まぁ都内のマンションだと、坪単価270万超なんて全然珍しくもないというか湾岸あたりも坪300くらいはごく普通になってきました。よく住友不動産のマンションなんかが、特にタワーだと超複雑な多角形形状になってて、浴室の規格サイズのユニットバスを入れたあまりを向こうの部屋にあげたりとかぎりぎりまで攻めていますが、とにかく都心の住友さんのマンションには坪単価お高めなのも多いですから(ポリティカルコレクトネスからの逸脱のない表現だ)万札1枚分でもカクカクに攻めるのじゃ~というのは私は評価しますね。

座談会でのらえもんさんのセリフで『家具に合わせてマンションを探すのはばかげている』というのがありました。

きょうびの湾岸タワーなら万札1枚分の面積に1万円以上だして買うわけですからゴミみたいな家具を無理して置いておくなら捨てて部屋に合わせて買い直したほうが確かに安い。多くの場合奥様側がこれおいてーとか主張するので、万札を敷き詰めてみて、本当にそれいるんか?とか言うとあるいは効果があるかもしれない。
【Disclaimer:  夫婦喧嘩が激化しても当局は関知しません】

2畳より1坪のほうが広いのはご存知?

一方で部屋面積表示は『何畳』相当って言い方になるけど、これ、首都圏不動産公正取引協議会による不動産広告ルールでは、『1畳あたりの面積は1.62平米でなければならん』
(前は1.5平米以上~1.62平米未満の場合には、1畳あたりの面積を明かにして表示でよかったけど今は1.62㎡決め打ちですよね)そうなので、なかなかややこしいですが実は ”2畳=3.24㎡” は “1坪=3.30578..㎡ ” よりかなり小さいんです。

そのうち『最近のマンションは居室の充填効率が大きくなってきた』ってブログでも書こうかと思うので、その予習用に。

1.62㎡ってのはもし1.8m×0.9mの畳が存在すればその大きさです。実際にはこの仮想的な畳は京間よりは小さく、江戸間よりは大きい。1坪と違ってここはメートル法の定義なわけです。まぁ必ず”約”6畳とか図面集には書いてあるから許しますかね。マンションに敷いてある畳は特注の名前のつけようがないサイズな場合が多いですが。私は昔URの団地に住んでたんですが、団地サイズだけは1畳分あるとは認定しがたい気がする。

部屋の面積は「壁芯」で測るので、お隣との戸境壁に面した部屋であれば、お隣とのちょうど真ん中からその部屋の面積です。例えば長谷工に多い施工方式のように、壁が二重にふかしてある場合には、その分の面積も、もしも部屋にまるまる柱が貫通している場合にはその柱の面積もまるまる1本分そのお部屋の面積ってことになるので、特に壁が分厚くなってきた最近のマンションは、なんか魔法瓶のように内法での面積は損していることも多いんですが。

#え、このブログ読んだ記憶があるって?4年前に読んだことになります。記憶力いいですねぇ(笑)… ネタ切れの時にはちょくちょく元のブログから移設してます。ご容赦を

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マンションのモデルルームがあるとたとえ外国でもふらふら入ってしまったり、管理組合の理事会には思わず立候補する人って多いですよね。多いはず!! それなのにあんまり管理組合の苦労とかのブログって見ないので立ち上げてみました。世の中に多い管理士系ブログとは一味違う、理事会側から見たマンションの運営を中心テーマに書いていこうと思ってます。

2 件のコメント

  • Kevin より:

     これまで和室に布団で川の字かだったのを、子供が小学生になった時にシングルベッド3台購入して洋室2部屋入れたら、自宅が驚くほど狭くなった気がしました。
     専有面積が減ってきているので、壁面収納ベッドなどが再登場するのでしょうか?
     弊は都心数坪分の費用で蓼科に昭和なリゾートヴィラを購入し、国定公園ビューと収納スペースを相対的に安価で入手しました。

    • はるぶー より:

      そういう手もありかもしれませんねぇ。
      どうしても職業上の理由で本が無数に。殆どは職場ですがうちにもたくさん本棚があります

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