フルリモートでない人にとって、通勤電車の込み具合は、マンション選びの重要な要素のひとつ。
コロナ禍で一時緩和された混雑率が、徐々に戻りつつある。現時点ではコロナ以前ほどの混雑ではないものの、この先どうなるのか。
国交省が24年8月2日「都市鉄道の混雑率調査結果(令和5年度実績)」を公表。過去に公表されたデータも含め、3つのエリア(関東・関西・東海)別に、混雑率の高い路線の混雑率の推移を可視化しておいた。
関東エリアの混雑率ワースト10+1
長年にわたって混雑率ワースト1だった東京メトロ東西線(木場→門前仲町)は、20年度には123%まで改善。23年度には遂にワースト10から外れ、11位(148%)に。日暮里・舎人ライナー(赤土小学校前→西日暮里)は、コロナ前の19年度ワースト5(189%)から、コロナ後4年連続でワースト1となり、23年度は171%まで悪化している。
上図の具体的な数字が追えるように、下表に整理しておいた。
関西エリアの混雑率ワースト10
阪急神戸線(神崎川→十三)は、コロナ前には大阪メトロ御堂筋線(梅田→淀屋橋)とワースト1を競っていたが、コロナ後はダントツのワースト1。23年度は(143%)で、コロナ前の状況に戻りつつある。とはいえ、関東のワースト10(150%)にも及ばない。上図の具体的な数字が追えるように、下表に整理しておいた。
東海エリアの混雑率ワースト10
多くの路線がコロナ前の混雑率に戻りつつある。23年度のワースト1は、名鉄名古屋本線(神宮前→金山)の140%。関東のワースト10(150%)には及ばない。上図の具体的な数字が追えるように、下表に整理しておいた。
(参考)混雑率の目安
150%の説明に「広げて楽に新聞を読める」と記されている(次図)。いまはスマホの時代なのだが……。「混雑度の目安|国交省」より
あわせて読みたい
北海道から九州まで、全国のエリア別混雑率ランキング
コメントを残す