タワーマンションワイン会(3) potluckでザ・タワー横浜北仲 ハレとケとケガレ

収穫祭を待ちきれず

齋年昌筆「岩戸神樂之起顯」、大判三枚続錦絵

春齋年昌筆「岩戸神樂之起顯」、大判三枚続錦絵(1887)

日本書紀 第七段一書(二)より:
…由是、日神、舉體不平、故以恚恨、廼居于天石窟、閉其磐戸
于時、諸神憂之、乃使鏡作部遠祖天糠戸者造鏡、忌部遠祖太玉者造幣、玉作部遠祖豊玉者造玉、又使山雷者、採五百箇眞坂樹八十玉籤、野槌者、採五百箇野薦八十玉籤。
凡此諸物、皆來聚集。
時、中臣遠祖天兒屋命、則以神祝祝之。…

現代語要約(Wikipediaより):
そのため怒り恨みて、天石窟に入ってその磐戸を閉じた、とある。
そこで神々は困り、天糠戸神(あめのぬかど)に鏡を、太玉命に布帛を、豊玉(とよたま)に玉を作らせた。また、山雷神(やまつち)に多くの玉で飾った榊を、野槌神(のづち)に多くの玉で飾った小竹(ささ)を作らせた。それらの品々を持ち寄って集まり、天児屋命が神祝(かむほぎ)を述べたため、日神は磐戸を開けて出てきた、とある。

日本書紀(現代語訳・口語訳の全文)第七段一書(二)より引用。

ご存じ、天岩戸神話ですね。スサノオが収穫祭である新嘗で横暴の限りを尽くし、アマテラスが岩戸に籠り暗くなってしまったのでいろいろ持ち寄り岩戸から出てきて世の中が再び明るくなったというお話(超訳)

日本書紀と同じく中受でも必須知識である(笑)古事記の「どんちゃん騒ぎの宴会をしていたらアマテラスが出てきた」のほうが皆さんなじみ深いかも。天岩戸は日食を示し、穢れを祓う意味があったという仮説も(諸説あります)。

穢れを祓うことで天変地異を避ける役割だったのだと推測…穢れが溜まると天岩戸事件のような天変地異が発生すると古代の人は考えていた。
仮説:天皇の始まり…ケガレとスメラミコトと前方後円墳(天皇の始まり) より引用

エリザベス女王の国葬に天皇陛下が参加するのは異例とニュースになっていますが、天照大神の子孫とされる大祭司たる天皇が穢れに触れることを慣習として避けています。

穢れたはるぶーさん:


神々がいろいろ持ち寄った天岩戸がある高天原がどこかは諸説あるようですが、ざっくり高いところなのは間違いないでしょうから、タワーマンションとの…(以下考察略)、要は第1回(パークコート渋谷ザタワー)、第2回(ブランズタワー芝浦)ワイン会メンバーが第7波も若干落ち着いてきたところでまたなんだかんだと理由をつけて飲みたくなったようです。が、収穫祭の振る舞い酒の意味もある仏ボージョレヌーヴォー(11月第3木曜解禁)、伊ノヴェッロ(10月30解禁)ともまだまだ先。もう待ちきれないとばかりに、料理だけでなくワインも含め完全持ち寄りのpotluckパーティー開催とあいなりましたので(3)として会場のザ・タワー横浜北仲とともにレポートします。

ザ・タワー横浜北仲物件概要

所在地 神奈川県横浜市中区北仲通5丁目
交通 横浜高速鉄道みなとみらい線「馬車道」駅下車徒歩 1 分(サブエントランスより、グ
ランドエントランスから徒歩 2 分)、JR根岸線・横浜市営地下鉄ブルーライン「桜木
町」駅下車徒歩 8 分(コーチエントランスより)
用途地域 商業地域
構造・規模 鉄筋コンクリート造一部鉄骨造・地上 58 階建、地下 1 階建
敷地面積 13,135.36 ㎡
竣工 2020 年 2 月下旬
分譲会社 三井不動産レジデンシャル株式会社、丸紅株式会社(新築分譲時における売主)
施工会社 鹿島建設株式会社(設計・監理)、パナソニックES建設エンジニアリング株式会社
管理会社 三井不動産レジデンシャルサービス株式会社

アプローチ~エントランス

実は私がザ・タワー横浜北仲にお邪魔するのは3回目で、1回目(夜)にエントランスの水盤に着水した模様。


2回目は日中だったので落ちませんでしたが、注意書きとベルトパーティションが。


今回は私がさんざん言われたおかげでどなたも落ちなかったようです(一生言われそう)。そもそも3回目なのになぜこれまでスムログ記事化してないか? はい、2020年は中受6年生モードでした。サピックス6年生はSS特訓&過去問はじまりおつかれさまです。ちなみに「二月の勝者」最新コミックスはとうとう2/1まで到達(「穢れる」とか「迸る」とか中受に出ない文字が)。


さて今回は平日で19時スタート、22時撤収のため見学ツアーとかなかったので、以前の写真をまじえご紹介します。ザ・タワー北仲は馬車道徒歩1分の利便性ですが、JRユーザも桜木町徒歩8分なので日本丸・ロープウェイなどもはや観光気分。



日本丸

日本丸と北仲


ロープウェイと北仲


水盤には落ちずグランドエントランス到着。くぐった先のエントランスラウンジは、造作家具とソファでサッシュ側の空間をゆるく区切るスタイル(好みです)。

グランドエントランス


エントランスラウンジ1

エントランスラウンジ1


エントランスラウンジ2

エントランスラウンジ2


エントランスラウンジ3

エントランスラウンジ3

屋上

今回は行っていないのですが、比類なき屋上からの眺望もどうぞ。

屋上ランドマークサイド

屋上ランドマークサイド


屋上みなとみらいサイド

屋上みなとみらいサイド


屋上ベイサイド

屋上ベイサイド


屋上南サイド

屋上南サイド


屋上ソファ

屋上ソファ

パーティールーム

パーティールームは5Fにあり、ロビーラウンジにテイストが近い広々としたソファコーナーと、キッチン&ダイニングテーブルのコーナーに大きくわかれています。

パーティールームソファスペース1(昼)

パーティールームソファスペース1(昼)


パーティールームソファスペース2(昼)

パーティールームソファスペース2(昼)


パーティールームからの眺望

パーティールームからの眺望


ダイニングテーブル

ダイニングテーブル


potluck形式なので、本当に思い思いに持ち寄るスタイル、にしてはうまいところばらけた?

フード

フード(横)


フード(縦)

フード(縦)

ワイン会前半

今回のワインは事前相談なしの「気遣いなくデイリーでお飲みのものなど在庫でOK」のレギュレーションで、抜栓順だけ私が決めることに。最初にすべて並べて記念写真。はい、中央にオーヴァーチュアが鎮座、左端にガヤ・ロッシ・バス2017とか持ち寄りとは思えないものも並んでます。確かにいつもボトル1本/人飲んでますが持ち寄りだとフード・ワインとも事前には不明なので抜栓順難しい。今回、自分では選んだもの以外リンクはつけません。

全ワイン(抜栓前)

全ワイン(抜栓前)


いい具合に泡がドイツの1本だけあったのでリースリング・ラビット・ゼクト・ブリュットで乾杯。

ワイン1本目(泡)

ワイン1本目(泡)


今回はお初の方やお久しぶりの方もいらっしゃったので自己紹介しながら2本目。私が持ち込んだシークレット・セラーズ セントラル・コースト・ピノ・ノワール(個別写真なし)。

酔う前にオーヴァーチュアいっておこうと、その前に唯一のボルドーをあけようとしたらコルクがへたっているトラブルで断念。おなじみ689セラーズ(689はジンファンデル主体)のカベルネ主体ボルドースタイルブレンド、サブミッションに変更。

ワイン3本目

ワイン3本目


4本目はオーヴァーチュア。ハイおいしかったです(写真すらないままここで前半終了)。

ハーフタイムショー

ここで牡蠣&岩牡蠣タイムに突入。ウニが前回より小さくなった?と思うほど岩牡蠣が大きい!

ウニ&牡蠣

ウニ&牡蠣


ウニの解体法は先日の記事を見ていただくとして今回もやはりこれまでの2回と同じく解体に積極的な方と、食べるの専門な方にキレイに分かれたので、もはやそういうもののようです。問題は、解体に入ると私がワインのサーブができなくなることですが、白に移る前におなじみ5本目として689が無事あいていました。

ウニは地域によってそろそろ旬が終わりそうですが、2回目で慣れた方がいただけでなく、前回より身の入りが大きくかつ新鮮だったようで、お店で出せそうな感じになりました。

ウニ皿

ウニ皿


大変だったのが岩牡蠣。大きいと開けるのも大変なだけでなく、そもそも器具がはいってい場所のアタリがまったくないものもありかなり苦戦。4人がかりで順番にやって無理やり気味にようやく開いた個体も。剥いてもデカい。

岩牡蠣皿

岩牡蠣皿


ウニに塩を振ったりしているうちになんだかんだで時間が厳しくなってきたので白をどんどんあけていきます。

ワイン会後半

6本目、「天地人」のエチケットでおなじみ、日本人醸造家の仲田晃司氏のルー・デュモン ACブルゴーニュ2019。

天地人ブルゴーニュ・ブラン

天地人ACブルゴーニュ・ブラン


7本目、スタッグス・リープ ハンズ・オブ・タイムのナパ・バレー シャルドネ 2018。第1回渋谷で赤のブレンドを飲んで気に入っていただいた模様。

ハンズ・オブ・タイム シャルドネ 2018

ハンズ・オブ・タイム シャルドネ 2018


8本目、ドメーヌ・ド・サンコム レ・ドゥー・アルビオン ブラン 2020。ローヌの白ですが、石灰質土壌由来とのことで、ミネラリーな牡蠣には最適?

とここでタイムアップ。実質2時間半でウニ&牡蠣ショーも入れるとこんなものか。ウニパートが入ると酔いすぎないのは再度実感。ガヤ・ロッシ・バス2017を開けるタイミングを完全に失ったのが反省点。渋谷・芝浦は5時間前後あったので、味わうならこのくらいが限界ですね。写真はおそらく抜栓順。

抜栓全ワイン

抜栓全ワイン


今回は初回とのことでテーマ決めませんでしたが、テーマごとのpotluckも楽しそうですね。次はやはり収穫祭?

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ABOUTこの記事をかいた人

港区湾岸タワーマンションに在住の計算機技術者(でありたい)。 23区では同エリアしか居住経験がなく、いまも湾岸エリアで評判のMRは見に行っています。 自分の新築リノベーション経験を振り返りつつ、主に湾岸を中心に常に変化し続ける街の情報などを追うことで、次のリノベーションへのヒントを得ようという目論みです。

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