お便り返しその240「中古マンションの見学は物件を預かっている仲介会社へ問い合わせするべき？」【マンションマニア】

お便り返しとなります。

差出人:湾岸タワマンが欲しい

メッセージ本文:

お世話になります。

現在、湾岸のタワマンを購入しようと思い探しております。ただ、新築はモデルルームの予約が取れません。そうこうしてるうちに中古もどんどん価格が上がってきて焦っております。いいなと思った中古マンションも翌週には亡くなってることもあります。そこで取れないモデルルームが予約取れるまで待つよりこれ以上価格が上がって手が届かなくなる前に中古にシフトチェンジしようと思い探し始めました。

ここからが本題ですが、いいなと思ったマンションが見つかりその物件を所有している仲介業者に問い合わせます。すると他にも条件の似た物件も紹介します（他社所有の）と言われ見るならまとめて見たいなと思いお願いします。すると他社の方は仲介業者から仲介業者を経てオーナー確認になるので返答までが長いのです。見たい日まで返答が来ないこともありました。

そこで仲介業者１箇所でまとめて紹介してもらうのではなくそれぞれ物件を所有している仲介業者に問い合わせて内見に行ったほうが無駄がないのでしょうか。あちこち問い合わせたらこの物件はどこの仲介業者だったかなとなることはあるとは思うのですが、加熱する中古マンションを勝ち取るにはスピードってことを考えるとオーナーまでの連絡が仲介業者を何人も挟むより少ない方がいいと思うのですがそこはそんなに変わらないのでしょうか。

自分が売却した際は仲介業者が早く売り切るためにって結構内見の日程も買い主優先で予定立てて来たので、両手仲介になる分物件所有している仲介業者が頑張ってくれるからその都度所有している中華業者に依頼したほうが良いのでしょうか。

湾岸タワマンが欲しい様

マンションマニアです！

お便りいただきありがとうございます！

ご自身の目利きがあるのであれば買い逃しリスクを回避するために検討物件を預かっている仲介会社に直接問い合わせることをおすすめいたします！

直接問い合わせることでその物件を預かっている仲介担当と直接お話できるため予約までもスムーズですし、囲い込みリスク(本当はやっちゃだめなんですけどね…)も避けることができます。

囲い込みに関して損するのは売主さんなんですけどね…

7000万円で売り出していたとします。

A.直接問い合わせのお客さん＝6900万円の指値ありで申し込み
B.他社仲介経由のお客さん＝7000万円の満額で申し込み

上記のようなことがあった際にBをなかったこと(売主さんに伝えない)なんていう酷いこともあるのが現実です…(ダメなんですけど…)

なのでBの方も直接問い合わせて満額で申し込んでいたならば買えたわけで直接問い合わせのほうが買い逃しリスクは圧倒的に低いです。

直接問い合わせする際のメリデリをまとめると

【メリット】

・見学日時確定までがスムーズ

・囲い込みリスクを回避できる

【デメリット】

・湾岸タワマンが欲しい様だけの味方ではない

・住宅購入検討に対する背景を知らない担当者が案内する

が主となります。

直接見学するということはその担当者さんは売主さんの味方です。満額でなければ買えないような物件なら関係ない話なのですが本来は6700万円が適正価格(売主さんもそこまでの値下げは覚悟している)の部屋を7000万円で売り出している…それを6700万円で指値できる目利きがあるのかどうかです。あるならば直接行くべきですがない場合は湾岸タワマンが欲しい様の味方ではないため湾岸タワマンが欲しい様が7000万円で買うと言えばその価格でまとまってしまいます。

マンションカウンターの有料相談がとてもわかりやすくて中古マンションの購入サポートをご利用いただける方の考えは下記3パターンが主です。

【目利き力がないので最後までサポートしてほしい】

この場合には他者様預かり物件もマンションカウンターで見学するため買い逃しリスクは高まります。それでも直接見学すると高いのか安いのかわからないし自分たちに合っているのかも不安なので買い逃しリスクは飲むから最後までサポートしてほしいというパターンです。

直接見学するのと異なり住宅購入検討の背景を詳しく知った担当者が物件選定、見学立会するため価格面だけでなくそもそも合っているのかどうかまで購入まで追加料金なしでアドバイスを受けられます。成約時には仲介手数料が入るため相談料を全額キャッシュバックしています。

エリアが定まっていなかったり住宅購入検討に対する背景を反映した物件を選んでほしい。とにかく安心して買いたいという方に合っています。このパターンでのご相談が一番多いです。

【目利き力だけ強くしたい】

すでに購入したい中古マンションやエリアが定まっている方が目利き力を付けるため、もしくはすでに見学済みの中古マンションの評価を聞きたいというパターンです。

相談会で知識を得た後はそれを元に自分たちで判断できるということであれば買い逃しリスクのない直接問い合わせのほうがおすすめですからマンションカウンターでのアドバイスは相談会当日のみで終了となります。

その後のサポートはいらないけど目利き力を付けるために勉強だけしたいという方に合っています。

【目利き力はあるのだけども後押しがほしい】

購入する物件もエリアも決まっているんだけど後押しだけしてくれ～というパターンです。

「このマンション7000万円で買おうと思うのですがマンションマニアさんから見ても問題ないですか？」という感じです。このパターンは単身者の方よりも2人以上の世帯の方が多いです。例えば旦那様はめちゃくちゃ目利きあるのだけども奥様からすればそれが本当に良い買い物なのか第三者から意見を聞きたい…というようなことも多いです。

そこで私が「はい！そのマンションはとてもおすすめです！」となれば(なるとは限りませんが目利きある方なのでほぼほぼおすすめとなることは多いです)奥様もより安心できますからね。

自分自身に知識はあるのだけども後押しだけほしかったり、その後押しをパートナーやご両親へ向けてしてほしい方に合っています。

上記のように人それぞれ目利き力やエリアの選定力は異なります。

もし湾岸タワマンが欲しい様が湾岸エリアでの購入で確定しており、自分自身の力で価格などすべての判断ができるのであれば直接問い合わせがおすすめですよ！逆に目利きに自信が…であったり、自分に合っているのか住宅購入検討背景を考慮したアドバイスが欲しい…という際は味方になってくれる人を経由して見学するのがおすすめです！

参考になれば幸いでございます。

引き続きよろしくお願いいたします。