【お便り返し】隔て板の高さがモデルルームと違う!

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私のお便り返しのお返事は、
ー”私を明示的にご指名した”主にマンション管理ネタ
ー主に”理事会側”のお悩み(理事長のクビの飛ばし方?は非対応)
ー私の気の向いたもの
に主に書かせていただいています。

さて質問は

届いている質問は以下の通り:

差出人: まみーぺこ

いつもスムログを楽しく拝見させていただいております。
そんな私ですが今回マンションを購入する運びとなりました。物件自体は大変満足しているのですが、最後にトラブルが起きまして、はるぶー様にアドバイスをいただきたく存じます。

実はこれから引き渡しを受けようという物件におきまして、隔て板がモデルルームの仕様と異なっており10センチほど低く隙間のある状態でした。
もともと販売担当の方のお話では隙間はないとのことでしたが、蓋を開けてみればそれはモデルルームがそのように、見えていただけでこちらには落ち度はないとのことです。
そこを気に入っていた部分もあり、当方は納得できない点を伝えております。

当初の説明と異なる点、モデルルームの再現度が低い点を指摘しており、隙間を埋める依頼をしているのですが、暖簾に腕押し状態で両者の隙間は埋まることなき状態です。

改めてパンフレットやモデルルームの写真を見る限り販売会社側にミスリードがあり、弁護士さんを介しての方法しか思いつかない次第です。
他に手間が掛からず建設的な方法がございましたら、ご教示いただけないでしょうか。甚だ勝手なリクエストにつきご対応は難しいかと思いますが、藁にもすがる思いでご連絡させていただきました。

【物件名を特定できる情報のみご希望で一部割愛】

結論:自分のためだけに頑張るほどの一大事ではない?

モデルルームと、実物で隔て板の仕様が異なるというのは結構よくある件で、殆どの場合指摘しても対応されません。目でみて外から視認可能な場合も多く、”1戸だけ”やるという訳にもいかないため、やるなら全戸対応するしかなくなることが多いせいです。

本件は
① 多くのマンション購入者でまとまって、全戸で是正工事を勝ち取るか
② 1戸だけで戦っても勝ち目は少ないのであきらめて現状で受け入れるか
どちらかだと思います。

実際に、私のマンションでは、①つまり、私のクレームをもとにして全戸是正されたという経緯があって、本件は非常によく相談を受けるのですが、ほぼ全てのケースで②をおススメしています。

例え上手く要求を通せたとしても、そこまでの苦労に見合うほどの改善か?という気がするからです。

モデルルームや実物で、隔て板が天井まで届いているかどうかを大騒ぎするのは、ごく一部のマンションのスペックオタクだけです。

検討/購入者の殆どは隔て板の高さは『背丈を大きく超えていてお隣が覗き込めなければ』別に気にしないと思います。マンションの価値はどこに建っているかの立地が9割です。マンションそのものの些細な不具合や、モデルルームとの差を直したからといってそのマンションのお値段が変わるわけもない。確実に勝てるとも限らないことで延々と戦っても自分自身のリソ―スを喰いつぶすだけで益がない。”闘えばほぼ勝てそうなもの以外では闘わない”のが大事。

私の場合:できたことと反省

下に貼ってある写真は、私の部屋の臨戸との間の避難のための隔て板です。

バルコニーの隔て板

見ての通り人がぎりぎり通れる大きさだけが蹴破ることのできるケイカル(ケイ酸カルシウム)板になっています。モデルルームでこれを見て、臨戸との間のプライバシーの確保の設計で素晴らしい!と思ったのですが、実際には”左右”にかなり大きな隙間が空いていて、お隣のバルコニーが屈めば丸見え。

写真で、左右に金属プレートで止めて完全にふさいである部分が、追加で全戸(515戸)対応で実施された工事箇所です。もともとこの形で避難通路を確保している目的が、臨戸との間のプライバシー確保にあると思ったので、私はとても受け入れられず。

要求して”全戸”で是正がとれたのにはいくつも理由があり、要求すれば勝率が高いと判断したわけです。”全戸対応” になる以外なら最初から闘うつもりはありませんでした。自分一人のためにかけるには手間が大きすぎると思ったからです。

理由:
  1. 私の部屋には重要事項説明違反(共有物が専有部分を侵害しているのに、重説で説明されていない)があったので、強い態度にでて、最悪この部屋買いませんとキャンセルしても、手付没収にはならないとの読みがあった。
  2. 売り主には見えないところで、1人1人”購入者”のみを集めたSNSのグループ(mixi)に購入者100人以上を集めていて、売主は買い手に対し情報を分断する作戦がきかなかった。
    ・・・私がこれ酷いと指摘したけど、売主に”隣が見えるのを気にするのは貴方だけ!”だといわれたと掲示板に書いたら(売主に凸電しろとは言ってない)翌日MRに無数の抗議電話がMRにかかってきて、売主の補修決断まで数日。
  3. 内覧会がリーマンショックの直後で、売主はお金に困っていて、同時期に販売していたうちの売れ残り物件では黙って座って諸経費カット、ちょっと交渉で500-1000万引きとかだしまくっているのはSNSでも話題に。こんな出血販売をしていて長く会社がもつとは思えず、2年アフターでの補修は期待しにくい(実際渋かった)ので、会社がとびそうなら今徹底的に直してもらうか、キャンセルも辞さずと考えた。
  4. そこは共用部だから、管理組合の理事会が立ち上がってから相談しろとか”嘘”を言われて許せなかった。
    ・・・内覧会の時点では、1戸も入居してないので、管理組合は非成立。専有部も共用部もないやろと。では私が理事長になるから、その方法を教えろ!とか言ったのが理事会をやるようになった理由。これがなきゃ理事会なんてめんどくさそうなものをやる気はなかった。ちゃんと立候補を受けたのは売主えらい。でも、ダースベーダ―だか、打診棒豚だかを生み出してしまった点は罪深い。
失敗:
  1. 売り言葉に買い言葉で、理事会に入り、理事長をするしかなくなった。ダースベーダーに覚醒。
  2. 一緒に立候補した理事計9人(1期の理事会の総議決権数の半数)が、もともと内覧会などでの売主対応に不満があった”仲間”だったので、理事会の施策が過度に売主敵対的になった
    ・・・引き続き共用部で無数の是正工事を”組合として”お願いしてやって頂きました。やった売主はえらかったと思う。ただ売主は、なんとアフターサービスの対応を、管理会社に委託。売主にここ直せとアフター指摘すると、管理会社の人がそこは直せませんと回答するなどで、『貴様はひっこんでろ!』で事実上管理会社(売主系)にも、アフター補修に関連するところでは建物を触らせることができないなど随分と揉めた。震災復旧では管理会社にはお金を払っていません。設計・施工とも別の会社。もともと指摘していた不同沈下が進んだなどが多かったせいで工事会社選定で候補に入れることもできなくなったわけで、それじゃ困るで、今は売主のアフターを管理会社がやるとかはなくなっています。おかげで管理会社に頼まずにも工事はできるようにはなったけど・・・。得手不得手ってあるからすぐ下にでてくるリノベ―ションでも管理会社は今回の工事に無関係です。

どうしても納得できない場合は?

まみーぺこさんがどうしてもここに納得できないのであれば、内覧会の結果受け取り拒否であると宣言して延々と戦われれば、キャンセルは手付返還で可能な可能性が高いです、私は今のマンションの前に実は1回経験があります。手付などごねれば大抵・・(嘘)

ただ、今はマンションが値上がり基調の中、次を探して年単位で待ってでも気に入らないものは受け取らないというのは”あり”ですが、そこまでの覚悟があるかどうか。部屋は受け取ると決めたけど・・・では強く出られません。

受け取り検査としての意味合いの大きい内覧会の直後などで、まだ部屋の受け取りに了承を出していない(自由に自分が立ち入れるようになっていない)のも必須条件かと思います。部屋を受け取ってしまえば、そこは共用部なので、組合が立ち上がったら相談なさってくださいと言われると対抗は困難です。

はるぶー近況

私のマンションは4月末に総会をしましたが、そこで可決された私が追い出したミニショップの跡地(自販機コーナー)のラウンジへのリノベーション工事が無事に終了して、8月中旬から解放。苦節10年、計画からも4年、長かったな。4年前にアンケートあったとか住民も忘れていそう。

エントランスのスロープ沿いに”廃墟”があるのでは興ざめですが、無事にはるぶー氏の過去の悪行(?)の証拠というか痕跡をなんと10年がかりで抹消。 理事も皆『過去の悪行の証拠が消えてよかったね!』とか言う。どれだけ悪人扱いされてるんだか・・・改造費用は追い出したミニショップに組合が垂れ流していた赤字の2年分なんだけど・・

お金もたっぷりかかったで、湾岸ライフさんのブログにでもでてくる2000万円カフェキッチンリフォーム議案の話を聞くと複雑な気持ちに。”理事会一任”で、”ざっくり2000万宜しく”っても同じです。うちでは議案への賛成者は全戸の93%。

大型マンションだと、仲介案内で共用施設の写真が掲載は普通。
廃墟じゃ掲載できないけど、これならかなりいけてる感じではないか。

これはビフォー ↓ (廃墟感漂う)



これはアフター ↓



イニシア千住曙町の仲介物件にラウンジの写真があるかな?

 

ブログ予告:

次回 お便り返しもう1本(管理費設定が最近の新築マンションで高騰のわけ)
次々回 湾外ライフさんのブログ案件 (総会炎上の ”感想戦”)
次々々回 ローンは世帯年収の何倍まで?
・・・予定を書くと必ず外れるけど

!! 重要 !!
 本ブログの内容は、著者の個人的見解であり、著者の所属するマンション管理組合、勤務先、RJC48も含めその他所属する一切の団体の意見、方針を示すものではありません。

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記事に出てきた物件の掲示板

ABOUTこの記事をかいた人

マンションのモデルルームがあるとたとえ外国でもふらふら入ってしまったり、管理組合の理事会には思わず立候補する人って多いですよね。多いはず!! それなのにあんまり管理組合の苦労とかのブログって見ないので立ち上げてみました。世の中に多い管理士系ブログとは一味違う、理事会側から見たマンションの運営を中心テーマに書いていこうと思ってます。

2 件のコメント

  • 裏方理事長14回目 より:

    しっかり読んだよ
    ここまで風呂愚掲載できるのがいいね

    >(理事長のクビの飛ばし方?は非対応)
    次々回はぜひともこれを

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