管理組合の法人化について

スポンサードリンク

みなさんこんにちは!東京湾岸ライフです。
短期集中連載ということで、この後はあまり更新すること無いなと思ったのですが、なんと私宛にお便りが来ました。初めての経験ですが嬉しいです、ありがとうございます!
ということで、精一杯お答えさせていただきます。

ーーーここからーーー
差出人: 初めての理事

メッセージ本文:
東京湾岸ライフさんに質問です。
ブランドマンション化への果て無き挑戦シリーズ、大変楽しく拝見させていただきました。
この度初めてマンションを購入し理事に就任することとなり、マンションの管理組合に興味を持ち始めネットで色々調べていたところ、当該記事を見つけイッキ読みさせていただきました。
非常に興味深い内容で、改めて組合の必要性・重要性が身に染みた思いでした。
さて、今回質問したい内容と言うのは、「管理組合の法人化」についてです。
ネットで見てみてもイマイチで、可もなく不可もなくと言った感じです。
法人化についての必要性、メリット・デメリットなど何でも構いませんので、東京湾岸ライフさんのご意見を伺えればと思います。
お忙しいとは存じますが、ご教示くださいますようお願いいたします。
ーーーここまでーーー

なるほど。私のマンションは、最初から「管理組合法人」でした。
これは、マンションの中にプールがあるので、江東区から法人化を最初から求められていたという経緯があります。通常であれば、法人化というのは自分たちでなにか必要に迫られて行うものでしょう。例えば以下のようなものです。

・管理組合として隣地や物件を取得したい
・理事の2年の半数改選にしたい←これは法人化しなくてもできます
・管理組合名義のクレジットカードを作りたい
・代表責任を理事長個人に紐付かせない
・代表責任を複数人の共同分担としたい。

ただ、これらは相当マニアックでして、小中規模のマンションですと法人化に伴う負担や役員の登記手続きなどにお金がかかりますので、便益はそこまでないのかなと思ってます。

管理組合運営で大事なのは、理事会の意識を一つにまとめること、そしてその方向性を書き出して代々引き継げるようにしておくことでしょう。湾岸地域であれば「資産価値の維持」というのは錦の御旗になりやすく、では資産価値の維持のためには◯◯をしましょう、という具体的な手段に落とし込めます。各論での議論はあるかもしれませんけど、それぞれ目的が一緒であればアプローチの仕方についての議論で済みます。

管理組合の法人化はそれなりに手間がかかりますし、その時間を別のことに使ったほうが「初めての理事」さんのマンションにとっては良いかもしれません。
法人化は何のためにするのかということを明確にしておけば、さほど迷うことはないと思います。

それでは!快適なマンションライフをお過ごしください。

ABOUTこの記事をかいた人

みなさんはじめまして。 趣味がいつのまにか本業になってしまい、新都市生活研究所という会社を作った「東京湾岸ライフ」といいます

コメントを残す

「コメント」と「名前」は必須項目となります。


※個別物件への質問コメントは他の読者様の参考のためマンションコミュニティの「スムログ出張所」に転載させて頂く場合があります。
※日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)