ブランドマンション化への果て無き挑戦 Vol.6 マンションの枠を超えて2

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11/12豊洲で行った勉強会プレゼンの書き起こしです。
前編はこちらからごらんください。

https://www.sumu-log.com/archives/18457/

ARIAKE UNPLUGGED、前回のスムログ上で発表してしまいましたが、実はまだ実施できるかわかりません。



これから東京都と大会組織委員会と個別に調整していきます。その上でこのイベント企画に賛同してくれるスポンサーを見つけて、最後に住民総会で賛同してもらう仕事、全部これからなんです。

でも、ハードルが高くて細い穴ですが、できると思ってます。

−−−

これで終わりと思いました?

実は、



One More Thing。

今から話すことは完全にアイデアベースです。



ブリリアマーレ有明で達成したこと、それを新しい湾岸生活、湾岸スタイルとして広められないか?というディスカッションを、いましています。みなさんにちょっとだけ共有します。



たしかに、ブリリアマーレ有明の運営はうまくいきました。

しかし、「これはウチしか成立しえないことなのか?」という疑問が私にはあります。

ウチだけにしか対応できないメソッドもあるでしょうけど、うまく抽出すれば他の湾岸のマンションでも移植できるのではないか。



私が6年間理事会生活は、ほぼ共用施設担当でした。共用施設担当理事としてのミッションはわかりやすく言えば「マンションの共用施設を遊休化させない、使い倒す」というものでした。

住民のみなさんが使うスペース、これを使い倒すためにいろいろな仕掛けをしたんです。



一方で、遊休化している共用施設を持つタワーマンションはたくさんあるわけです。この写真はGoogle検索で出てきた写真をそのまま引っ張ってきただけです。写真の場所が遊休化しているということではありませんのでお気を悪くされないでください。



私のマンションでも、平日のキッチンルーム、土日の早朝、午前中のパーティースペース(暖炉)はがら空きです。時間で見ると、やはり空いているところはある。ウチであいているのだから、他のマンションでも空いているだろうな、と予想できる。



ちょっと話を変えて。タワーマンションは、ホテルライクな建物です。
※この写真もきれいな写真なのでたまたま使っています。
ホテルは匿名性が大事です。でも、人はコミュニティ無しでは生きていけない生物。

コミュニティとホテルライクは本来矛盾する概念なんです。タワーマンションはコンセプトが矛盾します。



この矛盾を解消するにはどうすればいいのでしょう?



私は、昔の町内会や下町のようにガチガチに人々が結びつくコミュニティを、タワーマンション内で作るというのは非現実的だと思うし、私自身も望んでいません。

それよりずっと緩やかな、3人4人5人といったマイクロバブルが多層的にある状況をタワマンの中で作ってみたい。マンション全員が知り合い顔見知りという状態よりも、友達の友達くらいの距離感でだいたい6割の人と繋がれる、それくらいが心地いい距離感。

どうやってこの状態を作るのか。普通にご近所同士で仲良くしましょう、といっても無理ですよね。ここでてこになるのが共用施設と体験というキーではないか。



要素に分けるとこんな感じです。

まず、集まれる場所「ハコ」がある。これは共用施設のキッチンでもスイートルームでも、極端なことを言えばマンション内の個人宅でも構いません。

次に、スキルの提供者がいる。ここで教える、サービスを提供する人がいる。サロネーゼのようにマンション内でスキルを持った人がいれば手を挙げてもらいたいし、外部から呼んでもいい。

最後に、そのスキル提供を受けたい人がいる。これは3人でも5人でも10人でもいいけど、ハコの中に収まって気持ちいい数くらいにしたい。

ブリリアマーレの場合は、以前、土曜日の早朝に武蔵野大学の経営学部講師に来ていただき、最新の経営学について講義いただきました。毎回10人くらい集まりました。

ブリリア大学 開講!



平たく言えば、マンション内に文化センター的なものが自発的にできていく仕組みを作って、マンションの中で得られる体験をもっともっと増やしたい。

管理組合イベントとして単発で◯◯教室というのがいくつもある状態ではなくて、住民が自発的に作っていく仕組みですね。この仕組みは、スマホアプリでしかできないとは思いますが。タワマン内ではラガードな人もいるわけですから、この人たちも入っていけることは考えないといけない。



それが積み上がっていくと、少人数が繋がりあう多層的なコミュニティがマンションの中にできあがっていく。

何でもスマホ、バーチャルでできる時代です。だから身体的な体験が、貴重になっていく。体験ができるマンションは、ブランドができてくるし、災害が起こった時の防災力にも繋がる。共助が自然にできていく、そういう関係が自発的にできる仕組みができないかなぁと思っています。



ガチガチの閉じたコミュニティではなく、ゆるやかに学びや体験で繋がり合う。それが新・都市型生活であり、これが湾岸スタイルなんだ、ブリリアマーレ有明で最初に作ったんだ、と言えるようにしたい。

こうしたアイデアの開陳って普通はあんまりしないのですが、どうにかしてできるといいな。もしご協力いただける方がいたらぜひ!

こちらがメールアドレスです。感想もお寄せいただければ嬉しいです。:[email protected]

 



以上、ブランドマンション化への道のりと、私自身がこれからやりたいことでした。ご清聴ありがとうございました。

ABOUTこの記事をかいた人

みなさんはじめまして。 趣味がいつのまにか本業になってしまい、新都市生活研究所という会社を作った「東京湾岸ライフ」といいます

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