お客様より、『割安物件を買いたい』というご要望を良く頂きますが、今の時代かなりハードルが高いです。
勿論、高値掴みはだめですが、適正価格で購入することが正しいと言えます。
スタイルアクトさんの調査で、『10年後マンション価格が今より上がる』と考えている方が約5割というニュースがありました。
私もインフレが持続する限り同様に考えております。
つまり、今日の適正価格(割高でも)は明日の割安である可能性が高いです。
それでは、購入の決断をどの様にしていくのが正しいのか解説致します。
成約事例と在庫状況
上記の様な同一エリア内の2物件が存在する場合についてお話致します。
左の物件は成約事例に対してかなり値上がりしており、購入妥当性が判断しずらい物件です。
右は成約事例から値上がりはしておらず妥当性の判断がしやすい物件です。
新築供給の影響で築浅物件から値上がりするものなので仮に5年後は、左が相場坪700万円、右が相場坪650万円という様な相場形成になると考えられます。
・優先順位が築浅の場合→左
現状、成約事例と比較すると割高に感じられますが、ご自身の希望通り築浅を選択されるのが良いと思います。
10階東向き70㎡を1億3020万円で購入された場合、5年後には坪740万円と仮定して1億5540万円と2520万円含み益があり、将来的に割安で購入できたと言えます。
・優先順位が資産性の場合→右
2階西向き70㎡を8820万円で購入された場合、5年後には坪580万円と仮定して1億2180万円と3360万円含み益となります。
つまり築年数が古い分値上がりが遅いため含み益が大きくなる可能性が高いです。
判断材料について
購入の判断材料を具体的に解説致します。
・売出事例の稀少性
総戸数は多いけどなかなか売りに出ない物件ほど倍率が高く資産性に期待できます。
・階数や広さや眺望
〇階以上は、東京タワーや海が見えるなど特殊条件はかなり重要です。
また、物件によって新築時のプランの設定が大きく異なるため、3LDKが稀少な物件などは倍率が高くなるため資産性に期待ができます。
まとめ
ご自身のリサーチのみでは物件購入判断はかなり難しいです。
物件ごと、近隣物件のミクロなデータを分析し、価格の妥当性をしっかり伝えられる担当者はかなり少ないかもしれませんが、ご自身の資産防衛のため非常に重要です。
是非、本当に詳しい担当者を探しましょう。
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