2戸に1つの排水管でバルコニーのお掃除が心配【お便り返し】

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今回も、ご指名のご質問にごく軽く
バルコニーに2戸に1か所しか排水管がないので、お掃除すると汚れた水がお隣にいってしまうのがちょっと気になるという”なつぶー”さんかたのご質問。なんか他人の気がしない。

質問は

差出人: なつぷー

誰に答えて欲しいですか?
のらえもん, はるぶー

メッセージ本文:
こんにちは。
マンションのベランダの床、砂ぼこりなどで汚れていくので掃除すると思うのですが、とりあえず水を撒いてデッキブラシでこすって水で流す、みたいなやり方であっていますか?

また、マンションのベランダの排水溝につながる排水管が2軒に1つしかない構造でわが家のベランダには排水管がないので、うちが流した汚い水は全て隣の家の排水溝に流れていきます。自分が流した砂ぼこりがとなりの家の排水溝を汚すことになるのですが、遠慮なく流しちゃっても良いものなのでしょうか?
お暇なときに回答いただけると助かります。

お隣に排水管のあるケースは案外多い

公団の昔の団地なんかはみなそうだったと思いますが、縦に排水管をつけるこすともそんなにばかにはならないので、自分の部屋のバルコニーの中には排水の溝だけあって、水はお隣の排水管からしか捨てられないという作りは珍しくはありません。

生まれてから集合住宅にしか住んだ経験のない私、まさに公団の団地に住んでいたこともあって、お隣に排水される側も、お隣から排水される側も両方経験しています。捨てられる側としては、”水だけ”流れてくるならまだしも、なんかゴミまでいっぱい流れてくるとなんか割り切れない思いをすることは否めません。

そもそも、排水口(ドレン)って、大きなゴミを排水管に流さないようになっていてグレーチング(蓋)があるので、ゴミをいっぱいながされると、そこ溜まってお掃除しないと詰まったりする。バルコニーで、どかっと植木をおいて植物とかやってる人が、土で蓋をふざいじゃって水没騒ぎってのは稀に起こったりします。

モノを流すと、グレーチングのお掃除はお隣の人がやるしかなく、下のYahooの質問の例のように虫の死骸が流れてきて、5年我慢してきたけど、ある日突然もう切れましたとかなるかもしれない。私は文句は気がついた瞬間にさっさと言うタイプなんですが、怒りをため込むタイプの人っていますからね。噴火すると怖いのは、滅多に噴火しない火山です。



”遠慮なく”ながしちゃうとお隣さんは5年後に怒鳴り込んでくるかもしれない・・・

対策としては

かといって、水を一切使わないで、バルコニーのお掃除ってのもできません。あまりお隣の人にお怒りを買わないようにやるしかないわけです。

天気などを選んでやるなどの工夫

お掃除方法はあってると思います。デッキブラシでごしごしなんてのが普通ですね。うちのマンションは、高圧洗浄機の貸し出しサービスもあるので、ケルヒャーかりてきてやることも可能です。ただうちもそうですし、私の実家でもそうだったのですが、お掃除は”雨の日限定でやる”とか気を使っています。もともとバルコニーに雨が吹き込むかもって日なわけで、気になりにくい効果は間違いなくあります。台風の日とかチャーンスとかね。

そもそもお隣は排水管がこっちにないのを知らないかも

隣との間の隔て板とかが、よくプライバシーに考慮したものであれば、こちらのバルコニーの様子は見えませんから、そもそも自分の真ん前の排水溝にしか流せないんだと知らないかもしれない。これは、やはりお隣と知り合いになって(顔合わせるのが難しかったらお手紙でもかまわないかと)うち排水管ないから流すことあるけどごめんねとかいうしかないと思うわけです。

お隣とお話したこともないというのはやれ防災などの対応を考えても、おススメできることでもありません。あらかじめ時々水を流すしかないけどごめんねとか先制攻撃?しておけば、まぁ仕方ないかなとか、もうちょっとなんとかしてくれとか相手もレスポンスがとりやすくなります。

水は流しても、せめて大きなゴミは流れていかないように工夫する

排水溝は、まともにつくられていれば適切な勾配で水を排水管に導くようになっています。水が流れていくのは止めようがないわけですが、水は流してもせめて大きなゴミはこっちで止めたい。となると工夫のしようもあります。

下の例では、ブログ主さんは、ホームセンターなんかでよく売っている”鉢底シート”
『自作排水溝ゴミストッパー「ストップ!! ゴミくん!」』を作成されていますね。

ゴミストッパー自作の事例



これを作ったから、もうキレイな水しかお隣に流れていかないということもないんだけど、気にしているんだなってのは、まぁホモ・サピエンスとしての知性があれば見てわかりますから、怒りも鎮まるんじゃないかなとか。似たようなことは私もしていた経験があります。掃除のときに一度ぼろきれで隣との間を堰き止めて、大きなゴミはこっちで捨ててから流すなど。今のマンション買うときには、”自分の部屋に自前の排水管”がついているのを確認して買いました。

結論

たまたまエレベーターであったとか、すれ違ったとかの時でもいいので、一言いっておくと多分問題は起こらないと思います。

”遠慮なく流しちゃった”場合、お隣はあんまり快くは思っていないでしょうから、何かのときにしっぺ返しを食らうかもしれません。

管理組合理事会的には、”流してかまわんもんですとしか回答のしようはないですが、”遠慮なく豪快に”やられて喧嘩になっていても、両家の間で解決してください(要するに”知らんがな”)としかいいようはありませんので。

!! 重要 !!
 本ブログの内容は、著者の個人的見解であり、著者の所属するマンション管理組合、勤務先、RJC48も含めその他所属する一切の団体の意見、方針を示すものではありません。

 

 

ABOUTこの記事をかいた人

マンションのモデルルームがあるとたとえ外国でもふらふら入ってしまったり、管理組合の理事会には思わず立候補する人って多いですよね。多いはず!! それなのにあんまり管理組合の苦労とかのブログって見ないので立ち上げてみました。世の中に多い管理士系ブログとは一味違う、理事会側から見たマンションの運営を中心テーマに書いていこうと思ってます。

1 個のコメント

  • なつぶー より:

    はるぶーさん回答ありがとうございました。
    家を買うときには全く気にしてなかったポイントでしたが、地味に気になりますね。
    とりあえず、虫の死骸など目立つものが流れて行かないように気をつけていきたいと思います。

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