どうもお久しぶりです。DJあかいです。
マンション価格の高騰によってボリュームゾーンのマンションは割と下火になってきていて、都心好立地の高額マンション(パークコート赤坂檜町ザ・タワーやプラウド六本木など)が盛り上がりを見せてきているなと感じています。
これには理由があって、マンション価格が高騰していく時期は基本的には好景気なわけで、皆々の収入もそれなりには上がっていくわけですが、給与所得者の収入上昇スピードってマンション価格のスピードに追い付かない、少なくとも現状はなかなか追いついてないケースが多いわけです。なんでそんな事態になるかというと給料って不可逆的なので上げるのは簡単だけど下げるのは難しい、だからそういうわけで経営者的には給与上昇には慎重になるわけです。
じゃあ好景気の時に収入がドーンと増えるのは誰か?というと経営者や株式投資家です。そして彼らが住むのは都心好立地の場所なので、都心好立地の高額物件は相変わらず売れる、むしろさらにイケイケという状況になるわけです。
そういう情勢になると建て替えの期をうかがっている好立地のヴィンテージマンション・および協力デベロッパー(旭化成、新日鐵興和、三井あたりが多いです)も今がチャンスと動き出します。
分譲マンションの場合、部屋が高く売り出せる方がデベロッパーに工事費等の対価として譲り渡す部屋面積(保留床)が減らせるので、既存所有者の手元に戻ってくる部屋の面積も大きくなるからです。(参考:コープオリンピアの建て替え話)
ワンアベニュー一番町文人通り(旭化成不動産レジデンス、ホーマットカヤの建て替え事業)、パークコート一番町(三井不動産レジデンシャル、ホーマットアンバーの建て替え事業)、ザ・パークハウス白金長者丸(三菱地所レジデンス、ウィンザー長者丸の建て替え事業)など多くの都心好立地の建て替え案件がリリースしています。
一番町は大使館が立ち並ぶ静かな高級住宅地、白金長者丸は恵比寿と目黒の間のエアポケットともいえる静かな場所でガーデンプレイスにすぐ遊びに行ける立地です。
そのほかにも乃木坂ナショナルコートや南青山第一マンションズなども建て替えに向けて動き始めています。
築年が40年を超えるマンションも多くなってきた今、建て替えの動きはより活発になっていくでしょう。
建て替えマンションは買う側としては、ずっと昔に建った折り紙つきの好立地に住める、しかも新築に!という大きなメリットがあります。予算が合うならいい案件だと思います。
分譲からの建て替えの場合、もちろん事業協力者(旧住民)との折り合いをどうつけていくかというのは課題ではありますが。
僕みたいな建物好きとしては旧マンションの意匠や雰囲気、植栽等をうまく生かしてほしいなという思いはありますが。
投資手法として建て替えを控えたマンションを買っていく手法についてはまた別の機会に触れたいと思います。
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※ウィンザー長者丸は分譲マンションではなく一棟賃貸マンションです。
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