第38回「社宅脱出が遅れそうな人への提言」

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このブログは、マンション業界OBが業界の裏側を知り尽くした目線で、マンション購入に関する疑問や諸問題を解き明かし、後悔しないためのハウツーをご紹介しようというものです・・・原則として毎月5と10の日に投稿しています 

 

 

住宅購入を検討する人の中には、大企業に勤め、社宅住まいというケースが多数見られます。

家賃負担が少なく、月4~5万円という人も少なくないようです。バブル経済が終わって少し時間をおいて始まったリストラの嵐は、社宅を売り払う企業が続出するという一時代をつくりましたが、その結果、いわゆる借り上げ社宅に住む人が相対的に増えたとも言われます。

 

 どちらのケースも入居者の実質負担は少なく、中小企業に勤務する人から見たら羨ましい階層の人たちは今も少なくありません。だが、彼らには泣き所もあるのです。転勤が付きものであるため、住居が一定しないことであり、そのためにマイホームの取得が遅くなりがちという問題です。

 

 社宅脱出が遅れる人たちの共通点と対策をまとめてみました。

 

●社宅脱出が遅れる5つのパターン

 

 1.社宅が広くて立派過ぎるケース : 家賃も安いという恵まれ過ぎた環境にある人。高級管理職社宅・官舎があてがわれている老舗の大企業社員や国家公務員が該当する。管理職に就いているということは、既に取得が遅れている人たちであるわけで、ますます遅れそうなタイプです。社宅ではあるが、広さ的に、また立地条件的にも、住まいに対する不満の小さいことが、脱出意欲を削いでしまうと考えられます。

 

 2.勤務先の家賃補助が大きいケース : 転勤の際に、自分の好みの賃貸マンションなどを選ぶことができる。これが、住まいの不満を生みにくくしています。その結果、賃貸脱出意欲を小さくしてしまう階層があります。こちらは、管理職とは限りません。

 

 .定年まで気兼ねなく社宅暮らしを続けられるケース : 必ずしも恵まれた社宅とは言えないものの、社宅に入居制限がないので、のんびりしがちになるという人たちもあります。転勤が定年近くまで繰り返されるような企業勤務者に多く見られます。

 

 4.自己資金が豊富で、年収も高く、買う気になればいつでも買えるケース : 海外駐在の期間が長い人や共稼ぎ家庭などは、貯蓄も可処分所得も十分。社宅は必ずしも満足できるレベルにはないが、多忙過ぎてマイホームはつい後回しになっている。理想も高く、飛びつくような物件が現れないと動かない。このような階層もあります。

 

 5.永住地定めに迷うケース : 家賃負担は、必ずしも少なくはないが、転勤が年中行事のように繰り返される企業にいるため、落ち着く場所がなかなか定まらないという人もあります。

 

●社宅にいても、比較的脱出が早いケース

 1.家賃が安くない

 2.社宅が古くて設備も良くない。広さも2DKなどと狭い

 3.勤務先が持ち家促進策を推進している(入居制限、家賃補助の打ち切りなど)

 

 以上の整理項目から自分に当て嵌めて考えてみましょう。遅れるタイプに入りそうな人は、以下のような心構えを持たれることを提言します。

 

 ※光陰矢のごとしです。定年までの時間がどんどん短くなってしまうと考えましょう

 

 ※定年までに住宅ローンを終わらせる計画を立ててみましょう。返済期間が短いほど毎月の負担は重くなることが実感できるはずです

 

 ※家賃が少ない分だけ貯蓄が増えるとは考えない方がいいでしょう。昔から「下戸の建てたる蔵はなし」と言いますから

 

 ※転勤になったら貸すか売ると割り切りましょう。再び社宅暮らしに戻るのも仕方ないと割り切りましょう

 

 ※賃貸に出してはいても、終の棲家が確保できると安心なものですよ

 

 ※定年間際で買い替えることもできます。そのときの資産価値(売却後に手元に残る資金)は想像以上かもしれません

 

 ※タイミングによっては、単身赴任を覚悟しましょう

 

 ※快適な住まいは、家族の幸福そのものと思いましょう

 

~この記事は、第28回「転勤が多い人のマンション選び」との併読がお勧めです~

・・・・・・・・・・・・・・今日はここまでです。

◆三井健太のマンション相談室http://www.syuppanservice.com/

三井健太はマンション研究家。マンション業界OBとして業界の裏側を知り尽くした目線で、マンション購入に関する疑問や諸問題を解き明かし、後悔しないためのハウツーをご紹介しています

また、個別の物件の価値判断やご購入における諸問題について個別のご相談を承っております。営業担当者には聞きづらいこと、聞いても立場の違いから客観的で信用できる回答を期待しにくいことなどに関しても秘密厳守でお答えしています

別サイトのブログ「マンション購入を考えるhttp://mituikenta.blog.so-net.ne.jp/も是非お目通し下さい。500本以上の記事があります。

 

三井健太の名作間取り選はこちら https://mituimadori.blogspot.com

三井健太の住みたいマンションはこちらhttps://sumitaimansion.blogspot.com 

今週のご紹介マンションは、次の5物件です。

NO.81 プライムスタイル東日本橋(3月発売予定)/NO.82 品川イーストシティタワー(12月下旬販売開始予定)/NO.83 ジオ深川住吉(継続販売中)/NO.84  シティテラス横濱長津田/NO.85 ザ・パークハウス浜田山季の杜(継続販売中)/NO.86 プレミスト白金台(継続販売中)

 

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