野菜市のトライアル実施で掲示板が炎上?(行事の外注化)

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新築1期目のとても大きなタワーマンションで先週末実施された”野菜マルシェ”で人が集まりすぎたことから起きた騒動。

ブログのお題はこちらです。割とアンケートの意見分布も割れていますね。




組合マターならはるぶー?と思われているのか、元々の発端がTwitterへの書き込みだったせいか、理事会の策をよしとする人からも、けしからんとする人からもたくさんDMが着弾。目下該当マンションの住民掲示板が炎上中(殆ど住民じゃない気もしますが・・・)のようですが、思うところを結構沢山Tweet したので、ブログにまとめてみました、

”有為の人”を匿名掲示板で非難はどうかな?

本件いろいろ意見はあるとは思いますが、掲示板を匿名の”個人批判”の書き込みで炎上させていいとは思えません。

理由はそのマンションのためにならないから。掲示板が荒れていたって、別に取引価格が下がるわけじゃありませんが、理事会の役員をやろうかなという人がいなくなるせい。

マンションコミュニティの掲示板は”検討板”と”住民板”に分かれていて完売すると前者は事実の報告で即閉鎖。マンションは住んでしまうと、その後情報やりとりすることって、”管理”に対する話題くらいしかないもので、理事会批判を書き込む裏掲示板になりがち。

理事会が、”匿名の誰でも書き込める掲示板”の書き込みを相手にすることはありえません。絶対そんなスレッドは存在しないものとして”完全無視”するしかない:本件もそうですね。然し、理事会をやっている理事も人間です。書き込みをみて何も思わないわけではない。掲示板の書き込みを信じれば、理事会側に正規に届いた反対意見は1通のみとのこと。文句があるなら、堂々と名乗って理事会宛にお手紙を出せばいいのにね。1通でもちゃんと届かないと理事会も動きようがない。今回1通あったから理事会も動けるように。

理事会の施策がいけてない!とか書き込むだけならまだしも、それが特定の個人への批判に繋がるとどうでしょう? 中には、”バックリベート”を貰ってるんじゃないか?みたいな書き込みまで。

心折れる書き込みとは?

私も昔いろいろ同じ掲示板に書かれました。曰く:
 はるぶーは強引だ ⇒ 事実だからOKで無視
 はるぶーは人の心をもたない ⇒ 豚か打診棒なら人じゃないからぎりぎりOK
 はるぶーはリベートを貰っているに違いない ⇒ 絶対許さん!で開示請求。書いた人はもうマンションに住んでいません

証拠もなしに、リベート疑惑を名指しで書きこまれたら、名誉棄損で開示請求だで私は対抗しますが、普通の人は家族に”あなたもうやめてっ!!”とか言われてやめちゃうもの。今回も Tweet を消したり、アカウントそのものを削除した人まで。

マンションで、行事実施などのコミュニティ活動を行うのはとても大変。それをわざわざ自分の体を動かしてアレンジしてくれた人を、批判して”理事会的に抹殺”してしまおうとするのはどうかな? 

その人が、この後で管理組合に積極的に運営する側から関与してくれるとも思えないし、今1期目のこのマンション、掲示板が大荒れしていると知って、2期目に立候補で積極的にやってくれる人が沢山でてくるのかどうか、そこが一番心配になります。

今回は、”わざわざ体を動かしてよかれでやってくれた人を非難してどうするんだ”みたいな書きこみに、沢山の”いいね!”がついていて、マンション住民の多数を占める普段は声なき”サイレントマジョリティ”の人がどう思っているかがわかります。

で・・・実は、理事会を虐めんなよ!に沢山いいねをつけている”人へのおススメはこれ。理事会宛に直にやってきた意見だけを理事会は扱えるわけですので、よくやってるのに虐められて酷いと思うなら応援のお手紙を出せばよいわけです。うちで2-3年に1通ってなものですがやっぱり応援のお手紙貰うと嬉しいですね。

理事会的にはコミュニティ活動の優先度は低い

コミュニティ活動は、一切やらなくても誰からも非難されることはありません。数千戸入っている巨大タワマンで、イベントでもやってくださいと巨大な舞台が新築時からつけてあっても、1度しか使ったことがないと伺った例もあります。8000人から住んでいるところで、住民手作りで行事実施とかほぼ不可能ですから、これはこれで致し方ない。

理事会が特に1期目にやらないといけないもっと優先度の高いことは無限にあるものです。うちでは1期目には、行事みたいなことは何一つできませんでした。そこまでとても手が回んない。こちらのマンションは、いろいろ誘致ものとかにまで取り組んでいて、よく頑張っているなぁが私の率直な感想。

理事長など、理事会トップのホンネってこれ:


一方で、でかい公開空地やら、無数に共用施設やらもっていて、頻繁に活用されていないのももったいないとオーナーのみならず理事会だって思うもの。防災とか取り組み始めると、夏祭りとかの行事やってだれもお手伝いにもでてこないマンションで、いざ地震の日に組織だった活動が可能になる気もしませんし。

今回のように、ボランティア的に、マルシェの実施業者を連れてきてくれる人がいれば、理事会的には「大歓迎」なわけです。そんな有為の人をなぶり殺しにしなくっても・・・とは。代わりに批判した人が理事会に参画でもしてくれてなにかやってくれるなら別ですが、匿名掲示板に匿名で批判を書き散らす人は”口だけ”で”体を動かす”人ではないので理事に立候補などしてきません。

第三者を入れるには、総会って必ず必要?

批判の中で、見るべき意見は、規約規定で、第三者利用は総会承認案件であるとするもの。以下は標準管理規約ですが、多くのマンションで準拠していてこのマンションもそうみたい:

(敷地及び共用部分等の第三者の使用)
第16条 管理組合は、次に掲げる敷地及び共用部分等の一部を、それぞれ当該各号に掲げる者に使用させることができる。
(中略:管理会社は管理事務室を使えるなど)
2 前項に掲げるもののほか、管理組合は、総会の決議を経て、敷地及び共用部分等(駐車場及び専用使用部分を除く。)の一部について、第三者に使用させることができる

第2項から、野菜市のために、第三者に場所を使わせてやるなら、まず総会の承認をとれというもの。字面の通りよむと確かにその通り。上のアンケートでいうと3番目4番目の意見は、規約を書き換えろを含めて、いずれも総会が必要になるもので、規約の変更は特別決議(全戸の3/4の賛成)です。

一方で巨大マンションでの総会開催は準備からの期間が数か月に及ぶことも珍しくなく、単発の行事のために総会を開催するというのは、あんまり現実的とも思えません。この規約には国交省が”コメント”をつけていて、

第2項の対象となるのは、広告塔、看板等である。

と。恒久的な、携帯アンテナの設置を、”規約を変更する”とかでなしに管理組合が可能にするなど、小変更での特定の会社への恒久的な貸し出しを想定したもので、クックバッドの冷蔵庫や、自販機を置きますなら総会なのはまぁ自明だと思います。

一方で野菜市のような個別の一時的利用にまで、そこまで杓子定規にやるものかな・・・で、理事長でも”トライアル”実施には結構意見が分かれる。

理事会自身が、自分で規約を守れないなら、オーナーに守れという根拠もないで、総会先行必須という立場の理事長も多い(多くは自在に規約を改定できるベテランの方です)


一方で、現実的に”トライアル実施”から総会では後承認という方法をとる理事長もいます。こちらのマンションは1期目で、必ずしも望んで理事になった人ばかりでないという状況を考えれば、”トライアル”⇒ ”総会後承認”もありじゃないかなと。

実際に、コロナが流行りはじめたころ、キッチンカーを導入した組合って多いですが、総会で”後承認”になっていた事例は多かったように思います。背に腹は代えられない感かな・・・ こちらは、総会後承認をした、”がすたま”さんの事例。引用されているnoteの記事は秀逸で、さすが特S級の実力の理事長だけに考えつくしてる、

では理事会に落ち度はなかった?

今回の、野菜市開催の掲示はTwitter で写真をみましたが、出店しているお店が、なにを売りますとでているだけで、そこに理事会の関与が全く感じられないものになっていました

行事などの誘致が政策的に必須だから、”超規約的”措置で、総会後承認ででも、とりあえずトライアルするのだとするなら、”理事会決議”はあったわけですから、お店などの誘致を行う(他にも確か夕食の販売のお店がもう始まっていました)ならそこまでの経緯を告知した上で、今回ちらしにも、開催には理事会が関与していることを記載させるべきだったかなとは思います。えー聞いてないよ! とかなってしまったために、後で大紛糾したということはあるでしょう。

総会での承認を前提とした、テスト施行を、理事会決議で承認したとして、事前に告知した上で、ちらしにもどこかに”管理組合”の文字が入っていれば、いきなりお店がやってきた!感は少なかったように思います。

規約に変えるとしたら?

外部から業者を入れて頻繁に行事を実施させたいなら(私が知っているだけで、もう2つ導入済みです)、標準管理規約第16条2項は、”その会社に任せて自分では責任はとらない”方向性なら、「一時的な利用に関しては、理事会の承認で実施を認める」などと、総会案件が恒久的な占有(自販機やクックパッド冷蔵庫等)に限られることを明確化するとよいと思います。
・・・実際に、私のマンションの規約ではここはこのように変更していますので、なんで総会しないんだ?と責められることはありません。

野菜市の開催業者は無数にありますから、「なぜ特定の会社だけ無料でこられるのか?」になるので、この方法でクリアする(”業者が主催”する)場合には、無料でA社に認めると次のB社を断り理由がないから、場所代が適切に請求されることが望ましいかなと思います。キッチンカーだと、直接誘致すると一定割合のコミッションがあるのが普通です。

これは、規約変更で特別決議(3/4超え)になりますからちょっと1期目の組合には敷居が高いかも。今回話題のマンションの建っているあたりは、普通に総会をやるとそもそも3/4も総会参加がないのが普通なので、最初の規約変更がこれってのはあんまり現実的ではないかなと。

管理組合が”主催”することがポイント

”第三者”に貸し出すから、(相当する標準管理規約での)16条2項違反だと言われるわけで、”組合が自分で”主催して野菜市をすれば、規約上の問題はないことになります。

なので、私のマンションでは、主催者は常に組合、共催する形になるように業者との契約などを実施しています。心配になるのは、なにか怪我などの事故ですが、年間〇千人までといった包括的な行事保険に加入しています。一定の”自分が主催する”責任は発生しますから問題が起こったら当局は感知しないとかいえなくなりますけど、代わりに理事会も責任を負えるものだけを実施することになりますし、行事の各種条件などをコントロール可能にもなります(安全のため赤コーンでも立てて人を整理しろなど)。

この場合、自分で自分には課金しませんから、うちも毎月野菜マルシェをやっていますが、場所代0では変では?(お金とると成り立たない小規模です)とか言われる問題も発生しません。

第三者である業者が、住民の貸し切り利用も含めた、共用施設も使った行事実施に関与するとなると、住民予約との優先順も規定しないといけない。通常共用施設使用細則が総会で制定されていますが、理事会主催の行事に関しては(業者が参加していることもある)優先利用できることを明確化して、住民の予約の開始より”前”に部屋を押さえることもできるようにしています。このあたりの整備が完全に終わったのは4-5年前ですからほぼ10年がかりだったかな・・・

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私はブロガーとしては”新都市生活研究所”に所属してマネジメントを受けていますが、訊いてみたら 『主催が管理組合で共催が弊社、この形でしか契約はうけておらず、これは契約書の最初に書いてある』と回答あり。
もともとメガマンションの理事を長く務めた社長だけあって、卒ない対応で、でなきゃ湾岸エリアのタワマンを中心に大量の契約を獲得できないですわな。
多分契約書に関与しているのは、過去にタワマンの理事経験のある弁護士さん。やっぱマンションの規約とかのルールを熟知していないとちょっと難しい。

新都市研を利用したイベント開催に関心があればこちらから。
メガマンション限定ですが。こちらから

https://shintoshi-ken.com/

行事は「自前でやる」時代から「業者に任せる」時代へ

新築のマンションのお値段は、どんどん上がってきました。これは住んでいる人の収入も上がってきているということです。

時給5000円とか1万円とか本業では稼いでいる人に、餅つき大会をするから、早起きしてもち米を炊きましょうといった、昭和時代風団地型マンションのような手作り感のある行事に参加してもらうのにはちょっと無理があります。下の図でいえば、赤く塗られた”行事参加”を理事会のドライビングフォースにすることは困難です。

非常に高額のマンションになると、もう第三者管理に初期設定するしかないほどに理事会ど本線の”規約・修繕・財務”といったことすら住民がやってくれなくなります。私の主催しているRJC48って理事長の会は青いとこですが、坪400時代の湾岸タワーとかからはぱったり加入はなくなりました。ど本線的理事会活動の人すら確保できないのに、行事の人手が確保できる筈はない。

都区内のマンションのようにもう坪400オーバーが普通だとなると、もうお祭りだぁでわらわらと人がでてきてみんなでお手製の行事を準備しても、苦労のわりに素人っぽいで参加もしてもらえないなどで難しいでしょうで、プロ業者にアウトソーシングして、住民満足度をあげる時代になっていくんじゃないかなとは。”共催”できる業者をうまく探してきてきっちろ商談するってのが、これからの理事会の”コミュニティ醸成”の活動には求められている気もするわけです。



うちのマンションは結構ノリが郊外風で、もともと行事は別団体である自治会が主催して人を集めて実施していましたが、今はコミュニティを実施する部門を理事会の中につくってそこが仕切ってお祭りなどの行事を実施しています。

ただ、すごく人的リソースは食うんですよね。下はうちの理事会の理事の配置図ですが、”行事実施”や “防災対応”だけを考えている役員が全体の約半数。予算でいうと、年間の組合の収入の1%未満を、全体の半数で使っているとかで、逆に半分を超える一般会計+積立金の予算を使っている営繕委員会は所属は私を含め4人だけで回しています。(多数のプロ(仕事が建築系)の委員はいるけど)



 

理事の家族から、キッズのボランティア、過去に理事会や委員会や、自治会時代に参加してくれた人にも声をかけまくって、夏祭りなら運営側で100人とかを集めていますが、これが可能なのはうちが”郊外型”(赤いとこ)のマンションだからで、ノリとしてあんま令和風じゃないかなとは思ってます。というかここまで14年かかってますし・・・

!! 重要 !!
 本ブログの内容は、著者の個人的見解であり、著者の所属するマンション管理組合、勤務先、RJC48も含めその他所属する一切の団体の意見、方針を示すものではありません。

ABOUTこの記事をかいた人

マンションのモデルルームがあるとたとえ外国でもふらふら入ってしまったり、管理組合の理事会には思わず立候補する人って多いですよね。多いはず!! それなのにあんまり管理組合の苦労とかのブログって見ないので立ち上げてみました。世の中に多い管理士系ブログとは一味違う、理事会側から見たマンションの運営を中心テーマに書いていこうと思ってます。

8 件のコメント

  • souji より:

    やっぱりどう考えても疑問 
       →行事は「自前でやる」時代から「業者に任せる」時代へ

    本当にそうでしょうか、まるっきり業者まかせでは限られた住人しか参加できず
    住民同志の交流もうまれてきません。湾岸タワマンだからと高額になっていませんか。
    ・内容が魅力的でないのです。手作り感がなにもない。
    確かに住民ボランティアや理事会メンバー、自治会メンバーのイベントはつたないかもしれませんが、話し合いの中で住民同志のつながりができてきます。

    前に副会長をやったことがあるのですが、それまではいつもおきまりの「ボーリング大会」等だったのを子供会も巻き込んで役員の方にも参加してもらって「めくら鍋」「ゲーム」「もちつき」それぞれについた餅を丸めて食べれるように。

    湾岸タワマンだからと、なんでも業者まかせやおしきせでいいとはどうしも思えません。工夫が必要です。

    • はるぶー より:

      マンションの中で、運営側で動いてくれる人って限られていて10年も経過すればその発掘はもう終わっている感もあります。

      理事会の役員を抜けると、自治会に行きましたという人は結構多くいるのですが、典型的な例として、管理組合と自治会を完全独立に作っていると、”限られた”使える人の人的リソースの奪い合いになります。

      極端な例では、実際に旧公団分譲の団地型のマンションなどで、総力戦で前夜祭から2人がかりで夏祭りをやっていて、その日だけは子供が孫を連れて帰ってきてくれるのが楽しみだが、もう20年も前に実施すべきだった積立金の均等割り移行はできてなくて、修繕の実施が困難であるという事例を実際にTVで紹介されているのを見たことがあります。

      理事会側にも、自治会側にも十分な人材がいて、仲良く両方とも盛んに活動できているという事例を私は今までに殆ど見たことがありません。
      上の例のようになるなら、祭りなんか一切やらんほうがましですね。管理組合側からみると、ちゃんとど本線的管理ができていれば、まぁお遊びにもりソースを割くことも可能というのが実際のところです。

      また、手作り感のある書かれているような行事を住民が喜ぶかどうかはまた別です。この事例のマンションでは、マンションの値段は8000万ー1億円程度、住んでいる人の想定世帯年収も下は1500万円-2000万円といったレベルで、ラウンジでは、かなり高額のワインを皆がもちよって飲んでいるような世界です。

      必然的に目が肥えていて、素人っぽいものを嫌います。住民が手作りで行事をそこにもちこんでも、苦労ばっかりして誰も感謝はしないということになるのではないかなと。
      実施側の人的リソースの温存+レベル感の維持から、行事実施などコミュニティ活動こそまっさきにアウトソーシングが可能な対象じゃないかなと。

      手作りの行事は一回だけのために、非常な手間がかかります。これがプロ実施であれば
      全く同じ内容をへたすれば同じ日に違うマンションで提供可能なわけで、同じだけのお金と手間をかけてできることは遥かに上になります。

      理事会そのものがそうそう遠くなくなくなる(理事会が重要時を全て判断しているのは日本くらいです)のに先駆けて、もっと前に住民手作り行事はなくなっていくと私は考えています。

      はるぶー

  • souji より:

    追加:
    イベントの開催を外部委託も一案あるかもしれませんが
    理想的には
    内部人材活用ができないかなと思っています。住民の方の中にはいろいろな資格、スキルをお持ちの方も多いと思います。

    ボランティアや有償ボランテア登録を考えていろいろ手伝ってもらうシステムができたらと思います。

    イベント会社にやってもらうより確かに時間がかかるかもしれませんが、住民同志の交流はうまれると思います。

    そんなだいそれた資格でなくても、このイベントやここのところは自分のあいた時間を提供できると手を挙げてくださる方は多いと期待しています。

    是非、人材登録のシステムを理事会で作って欲しいとおもいます。

    • はるぶー より:

      ボランティア的な人材を起用したら理事会側は誰も一切時間を割いて
      手伝わなくてすむのならありだと思うのですが、
      実際には理事が動いてみせるのがメインで、そのお手伝いに終わるんではないかと
      思うんですよね・・・

      うちの組合でいえば本気の行事なら運営側参加は100人近くに達します。
      それを数としては少ないコミュニティのみを本務とする役員で回しているわけですが
      (祭りの日以外は、他の理事にはおのおのの仕事がありますからお手伝いは期待できません)
      ”理事”としての仕事は、きちんと保険に入っているか? 会計はきちんと組合会計に反映されているか?
      外部に委託している業者との間にきちんとした契約が結ばれているか
      (キッチンカーの契約であれば食中毒や、アレルギー事故への対応責任、PL法の保険加入の確認などが
      約款にあるかなだお)の確認など、外に頼んだからといって仕事がなくなるわけではないんですよね。
      仕事の性質が変わっているだけです。このあたりは伝統的ななんでも自分で手弁当でやるという
      ”お祭り好き”な方は苦手なところかもしれません。

  • bbt より:

    おそらく話題にされているマンションの住人です。

    私は、この件についてあの掲示板に書き込んではいませんが、さすがにエントランスで野菜市をするのはやめてほしいです。外の共用スペースでやられる分には、問題ないと思います。
    理事会の方々の個人攻撃はしたくありません。少し軌道修正して、これからもたくさんのイベントを開催していただければと思っています。


    あの日、エントランスに降りると、人がごった返していました。よく見ると野菜が売られていました。
    普段とは違った落ち着きのない雰囲気に、驚きました。
    マンションの共用スペースとはいえ、家の玄関ですから、あのような雑然とした雰囲気になるのは避けて欲しいと、私は思っています。

    あの掲示板も読んでいましたが、一部の書き込みが、理事会を攻撃しているのは事実だと思います。ただ、個人攻撃をしている書き込みは、エントランスで野菜市を開催することに対して反対意見を述べている人の中でも、ごくわずかだと私は思っています。
    一部の攻撃的な人の書き込みの影響で、攻撃的な人が多数いるという印象を持たせているように思えます。

    • はるぶー より:

      エントランスの中でやると、本来は”そのマンションの人しか来られない”が実現できるのですが、”外”にしてしまうと誰がくるかわからないというところがあり、実はうちのマンションも野菜マルシェはやっていますが、”住民専用”とほぼ言える場所です。ちょっと目立たない場所にして住民以外はあんまり来ないようにしています。タワーマンションの場合、大きな容積率緩和を得るために、外の敷地の殆どが公開空地になっている場合が多く、その場合”自分のものであって自分のものではない”ような利用制限があり、定期的な行事開催などは本当のところは行政の許可案件になったりします。エントランスの中であれば間違いなくマンションの裁量のみで実施できますが、外でやるのはその意味で逆に微妙な問題がでてくる場合があります。

      ① ごくわずかな人が繰り返し書き込みをして掲示板を盛り上げていることが多いもので、自分のマンションの掲示板で、何人もが賛成のやりとりをしながら理事会の人物の個人批判をしているスレッドで、1つの書き込みに削除請求をしたら周り全部が消えていたという経験が私にもあります。でもって、書き込みをしているのは”そのマンションの人”とも限りません。うちの掲示板では書き込んでいた人は殆どがうちのマンションの人ですらありませんでした、相手しても意味なかったわけです、

      ② ”少数”のノイジーマイノリティの意見で、さほど問題とは思っていない”多数”のサイレントマジョリティが引っ張られることもあるというのは、総会などでもよく起こることです。大騒ぎする人も1票・黙っている人も1票と同じ重みに運営することは実際にはとても難しいことですが、”匿名の誰でも書ける掲示板”に書き込みがあっただけでは理事会的にはなんのアクションもとれないということはまともな運用です。

      ③ 少し人が集まりすぎてしまったということはあるかもしれませんが、そもそも需要があるかどうか?という観点でみると1回だけのテストでも圧倒的に需要はあることはわかったわけです。
       理事会でどう決議して試行を決めたとか、先広報ではなかったとか、理事会の主催行事としての広報ではなかったなど、確かに些細な手落ちはあったかもしれませんが、なにしろまだ1期目です。殆どの理事さんは過去に理事をした経験もないと思いますのでその中でよく頑張っておられると思います。”理事会”への文句を書くのはまだしも、”理事個人”への批判のようなものが書かれると、読んだ人は皆”このマンションの理事だけはやるのは嫌だな”と思う筈。それこそが、最大の損害だと思うわけです。

      はるぶー

  • 当マンション民 より:

    はるぶー様

    素晴らしい記事をありがとうございます!
    当マンションの住民です。(理事ではありません)

    当マンションは、エレベーターの乗り換えが必要など、エントランスから住戸までの動線が不便です。
    長く通路が広がっており、正直魅力的ではないので、この空間を生かす方法を考えてほしいとずっと思っておりました。
    それだけに今回の理事会に対する批判が残念でなりません。
    私は野菜市自体もとても良いと思いましたが、その是非はともかく、試行錯誤は必要なことだと思います。
    一住民として理事会を応援したい気持ちです。

    • はるぶー より:

      非常に正直に言えば1期目は、理事会制度(立候補者の組み入れ方法など)など
      組合の内部的なガバナンス整備と、
      初期設定の確認のほか
      2年アフター(多くの個所の期限が2年で切れます)に集中かなと思いますが
      1期目から各種行事誘致に動くというのはとても積極的で、私にはとても
      そこまで手が回らなかったところです。

      2期目以降の理事を”やりたくなくなる”のはマンション組合的には
      とても大きな損害だと思うわけです、

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