マン点流!見える化(コロナ前後でスムログ読者の関心に変化!?)

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スムログ6周年、おめでとうございます。

6年間で回答した質問600件超

16年5月に神7でスタートしたスムログ。次々に多様な人材が加わり18名に至る(22年5月10日現在)。

スムログ・ブロガー参入履歴
スムログ投稿状況を可視化(22年実績)※適宜更新」より
※神7:マンマニ、のらえもん、DJあかい、はるぶー、タビー、モモレジ、マン点

スムログが開設されてから6年が経過。その間にブロガーらが回答した質問は600件を超えた。

読者からの質問が全て取り上げられているわけではない。情報が不足している質問や漠然とした質問、複数のブロガーを指名した質問などは、採用されないことがある。

採用されるためには、属性を明確にしたうえで、できるだけ具体的にかつ単独指名(ここが重要!)すると採用される可能性が高くなる。

47万文字をテキストマイニング

年々増加する読者からの質問内容を分析することで、スムログ読者の関心の傾向が見えるのではないか。

膨大な量のテキストを前に、途方に暮れそうになるが、フリーソフト「KH Coder」を使って、テキストマイニングをやることで解決できるかもしれない。「KH Coder」を使うことで、文章を単語や文節で区切り、それらの出現回数や出現傾向などを解析することができるからだ。

具体的には、採用されなかった質問を含むすべての質問(合計47万文字!)の文章を年度別に対応分析(コレスポンデンス分析)してみた。特徴のある言葉(特徴語)の上位60語の分布は次図のとおりである。

コレスポンデンス分析結果(生データ)

注釈

  • 円の大きさは、各言葉の出現頻度の多さを表す。
  • 赤い数字は年度を表す。赤色▢の大きさは質問件数の多さを表す。
  • 原点(0,0)から見て、各年度の方向にある言葉で、かつ原点から離れているほど特徴的な言葉であることを示している。

この結果をどのように解釈すればいいのか。

コロナ前後でスムログ読者の関心に変化!?

対応分析結果の解釈の仕方は様々だ。横軸・縦軸の意味をどのように解釈するかが分析者の腕の見せ所。
特徴語の上位60語の分布をにらみ、エイヤっと横軸と縦軸の持つ意味をそれぞれ、「コロナ(前←→後)」「購買力(低い←→高い)」と解釈したのがマン点流(次図)。

コレスポンデンス分析結果(マン点流解釈)
  • コロナ前
    • ゾーン1(16~19年度):新築マンションの資産価値への関心が高い
  • コロナ後
    • ゾーン2(20年度):購買力の高い読者は、都心や湾岸のマンション購入の関心が高い
    • ゾーン3:(20・21年度):購買力が中程度の読者は、リモートワークを意識した広い住戸への関心が高い
    • ゾーン4:(21年度):住み替え、売却、住宅ローンへの関心が高い

まとめ

以上の分析結果をざっくりまとめると、次のように言えるのではないか。

コロナ前は新築マンションの資産価値への関心が高かったが、コロナ後は購買力に応じて3つの階層に分かれた(①都心や湾岸のマンション購入の関心が高い階層、②リモートワークを意識した広い住戸への関心が高い階層、③住み替え・売却・住宅ローンへの関心が高い階層)。

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一級建築士/マンションアナリスト/長寿ブロガー(19年超)

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