どういう人が今買っている?今マンションを買う選択をする方の価値観【2022年2月現在】

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こんにちは!
ふじふじ太です!

 

最近の物件価格の上昇で、価格下落リスクを恐れて今からマンションを買うのが怖くてたまらないという方が増えてきたなという印象です。

 

SNSやネットの情報を見ていると、「今マンションを買うなんてありえない」「今から家を買うやつはバカ」という物件購入に対する否定的なワードを時折目にするようになりました。

 

現場ではこの価格高騰の状況下でも様々な事情でマンションを買っている方もたくさんおりますので、あまりそういう過激な言葉を使うのはどうなのかなーと思ったりもしています。

 

 

そこで、今回のブログでは今マンションを購入されている方はどういう人が多いのか、私の経験談から比較的共通している価値観・動機を3つご紹介いたします。

購入を検討しているが踏ん切りがつかない、迷っていて身動きができないという方のご参考になれば幸いです。

 

 

①物件価格の下落は覚悟の上

 

今マンションを買っている方は、価格が上昇しているということも、価格下落リスク(金利上昇リスク)が高まりつつあることも十分認識しており、決して無知で買っている訳ではありません。

 

価格が下落する可能性があることは覚悟の上であり、それ以上に買う理由があるのです。

 

というか、「価格下落は覚悟の上」というのは、いかなる時代であっても家を買ったことがある人ならば誰しもが覚悟したことだと思います。

 

過去を振り返ると、都内のマンション価格は長らく上昇を続けているため価格が上がることが当たり前と感じてしまいますが、決してそうではありません。
むしろ価格が上がる、または維持することの方が珍しいことなのです。

 

マンション価格を株や投資信託と同じ目線で考えられている方も多いですが、不動産は築年数が経てば経つほど建物が老朽化しますので、その分価格が下がっていくのは必然です。
※海外ではあまり築年数は気にされないようですが。

 

とはいえ、せっかく買う以上なるべく物件価格が下がらないに越したことはありませんし、それを望んでいる人はおりませんよね。

 

物件価格が維持されやすいマンションとそうでないマンションがあることは事実ですので、当ブログまで辿り着いているということは、そういう価格が維持されやすいマンションの特徴もしっかり勉強された上で買っている、または買うことを検討され、できる限りのリスクヘッジをされていることと思います。

 

 

ですが、どんなに駅近の人気物件であろうが、下がるときは下がります。
不動産価格は経済状況に左右されやすいからです。

 

 

繰り返しになりますが今の市況の中でもマンションを買う方は、多少の損は覚悟の上で、今の生活よりも良い生活ができて、自尊心や生活満足度が高まることに対する対価を惜しんでいない方です。

 

価格下落に対して必要以上に恐れることもなく、気に入った物件に長く住むという価値観の持ち主でもあります。

逆に言うとすぐ転売するのではなく、少なくとも3年以上は住むという目的で買っている方が多いです。

 

不動産購入は高額であるが故に、少額の動産等を買う時よりもメンタルブロックが入りやすい商品ではあると思いますので例として適切かどうかわかりませんが、

 

 

「マンションを買って絶対損をしたくない!」ということは、「良いホテルに泊まりたい、美味しい料理を食べたい、素敵な服を買いたい、けど無料にして!」と言っている感覚に近いかなと思います。

 

 

 

②家は住むもの

 

上記①にも通じますが、物件探しは二面性があります。

 

それは、「居住性」と「資産性」です。
物件を買う以上、上記2つの要素は切っても切れない関係です。

 

マンション探しをする際のマインドセットとして、この2つの相対する要素の比重をどう自分の中でセットするかで、買うか買わないかの決断が大きく変わってきます。

 

今マンションを買う方は、①で記述した通り「住む時間(居住性)」を重視している方が多いです。

 

あくまで家は住むもので、極論「充実した時間」を過ごすため手段です。
株と違って、家は「住む」という実益があるものです。

 

決して儲ける目的で買う訳ではありません。(投資家を除く)
元々マイホームというものはそういうものであったと思います。

 

一見これは当然のように感じますが、過去10年のマンション価格高騰の実績と情報の透明化という背景もあり、「住む」ことよりも「儲かる・損しないこと」の価値観が優先されてきたように思います。

 

SNSをみても、近くの友人のお話しをきいても、「うちは数百万円値上がったよー、いやいやうちは数千万円値上がってるよー」という話しをあちらこちらで聞くと、羨ましくなってそれが基準になってしまいますよね。

 

そうすると、どんどん相場に敏感になってしまうという構造です。
「私も誰々さんのように儲かるマンション買いたい!」という恰好です。

 

それは決して悪いことではなくむしろ良いことだとも思いますが、これからマンションを買うのであれば、価値観として「儲かること」よりも「住まいの満足感」の方が再度優先されるべき時代に入ってきたような気がします。

 

基本的に物件価格は下がっていくのが当然というお話しをしましたが、物件価格が下がりもせず上がりもせず維持するということは、それはもはや実質価格が上がっていると考えるべきであり、すごく稀なことだとご理解下さい。

 

本当の損というものは、元本割れをするレベルで価格が下がったときです。

 

ちなみに今の低金利ですと、年間で物件価格の約3%元本は減っていきます。

10年間で30%弱価格が下がる可能性がどれくらいあるかというと、物件にもよりますが、かなり可能性は低いのではないかと私は考えております。

 

私が今の市況の中でも、基本的に賃貸よりも購入をお勧めしている理由は上記から由来しています。

 

また、例え仮に損をしたとしても、その分家族と充実した時間を暮らせる、奥さんの機嫌が良い、子供の教育に便利、買うことで自分の自尊心が高まるなどのメリットがあるのであれば、それはまさにプライスレスですね!

 

私の価値観ですが、時間より大切なものはないと思います。

 

 

 

 

③高い賃料を支払っている

 

 

購入の動機として、「この高い賃料支払うなら買った方が良いよね」という方は今も非常に多いです。

マンション価格高騰ばかりが注目されておりますが、賃料もじわじわ上がっております。

 

東京カンテイの2022年1月のプレスリリースによると、2021年の首都圏の分譲マンションの年間平均賃料は前年比の+6.1%となっており、2年連続で6%台の上昇率となっております。

 

売買価格に比べるとそうでもないように見えますが、十分に高い上昇率です。

首都圏では2018年以降賃料の上昇が加速しており、2017年時点と比較をすると4年間で約23%賃料が上昇しております。
※東京カンテイ プレスリリース/分譲マンション賃料(年間版)参照

 

 

2017年台より前から引っ越さずに同じ物件に賃貸で住んでいらっしゃる方は、今の相場よりかなり安くお住まいになっていらっしゃるのではないでしょうか。

 

そういう方は、特段引っ越す理由がないのであれば、購入を焦る必要もないかと思います。
理由は単純で、安く賃貸に住めているからです。

 

普通借家契約で賃貸にお住まいの方は借地借家法でがっちり守られているので、よほどの理由がない限りオーナーから出ていけとは言われません。

 

何等かのライフイベントがあり引越しを検討される時にはじめて、今の賃料相場に驚くと同時に、購入という選択肢が見えてくると思います。

 

その時の比較として、是非下記ブログも合わせてご参考にして下さい。

【購入vs賃貸】居住期間から考察!何年以上同じ場所に住むなら買った方がいい?結論出しました。



 

ちなみに余談ですが、現場の感覚的にコロナ禍で都内のワンルーム賃貸がなかなか決まらず苦しそうですが、2LDK、3LDKのファミリータイプの分譲賃貸は引き続き好調です。

 

本日は以上となります!

ご講読頂き有難う御座いました!

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ABOUTこの記事をかいた人

不動産コンサルティングマスター。2022年MBA取得。現場で仲介営業を10年経験済。取引件数500件以上。賃貸・売買どちらにも精通。多数メディア出演経歴あり(NHKクローズアップ現代・ABEMA TV・香港TV等)。不透明な不動産取引業界を透明化させ、失敗のない購入・売却のサポートをすることが使命!マンション購入は怖くないと発信していきたい!皆さんのマンションライフを応援しています!YouTubeもやっておりますので是非ご覧下さい!

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