【お便り返し】本当に価格交渉できない?仲介担当が信用できない場合どうする?

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こんにちは!
ふじふじ太です!

お便り返しです。
質問は以下の通りです。

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差出人: ゆう

 

はじめまして。いつも参考にさせて頂いてます。

今回は、仲介事情について質問させて頂きたく、勝どきちゃんさん、ふじふじ太さん、DJあかいさんにお答え頂けたら嬉しいです。

東京郊外で物件を探している30代共働き夫婦、子供は2人です。

予算は5000万円で探しています。

 

先日、立地(駅徒歩10分、保育園、小学校学区)、建物規模、広さと間取りが全て納得の物件が5000万円で出ており、内見へ行きました。

 

お部屋は、築年数が15年ほどのため、全体とまではいかなくてもお風呂とキッチンはリフォームしたいな、という状態でした。

その他については問題なく、リフォームさえ出来れば住みたい物件でした。

そこで内見後、リフォーム費用を300万円として、4700万円であれば購入したいと不動産会社の方へお伝えしたところ、以下のように回答されました。

・今回の売主は既に値下げをしており、もう値下げはしない方針

・現在の価格は相場程度

・次の住まいは実家に戻るとのことで、売り急いでいない

・(私たちが3月末までの転居で考えているので)まだ時間があるからもう少し待って良いと思う

とのことで、売主に値下げ交渉自体をしないまま一旦終了となりました。

今回の不動産会社は売主が依頼しているのと同じ不動産会社です。(両手?というものだと思われます)

お伺いしたいのは、今回のケースは本当に売主に価格交渉ができない状態だと思われますか?ということです。

私たちがこの物件を魅力に思っていることは伝わっているはずなので、満額になるよう誘導しているのでは、と勘ぐってしまっています。。

数百万円の話ですが、私たちにとっては大きな金額なので、やはり下げられるのであれば下げたいです。

専門家の方たちの印象をお伺いできればと思います。

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お便り頂き有難う御座います。

私ふじふじ太がお答えさせて頂きます!

 

 

早速結論です。
売主さんの真意はわかりませんので、前向きであれば正式に書面で申込をして交渉を進めるべきだと思います。

 

 

ただ、指値幅が5%以上なのでかなり厳しい交渉ではあるとは思いますが。。

 

値下げをしないと言っているのは仲介担当者ですので、交渉の決定権者ではございません。

 

 

あくまで決定権者は売主さんですので、間に入っている仲介担当者さんの言うことを鵜呑みにする必要はございません。

 

ましてや誘導されているのではないかと感じられているのであれば尚更です。

 

売主さんと仲介担当者さんが、100%意思疎通ができているかというとそうではないケースも当然ございます。

 

ただ、今回のケースでは元付業者に相談をされているのであれば、比較的話の信憑性は高そうではあります。。。

 

 

また、売主さんの心理として、口頭では値下げをしないと言っても、実際に購入申込書がきて、来週契約ができて手付金200万円以上がすぐ貰えると思うと、心が揺らぐものです。
より信憑性を持たせるために、住宅ローンの事前審査承認書は必須です。


 

 

 

注意点を挙げるとすれば、仲介担当者を敵にしないように気を付けて下さい。

 

 

仲介業者も仕事とはいえ人です。
うまく協力をしてもらえるように伝え方に気を付けながら、交渉を進めた方が得策です。

 

 

強引に交渉を進めようとしても、その仲介担当の立場からすれば、「自分の言っていることが信用できないんですか!?嘘だと思ってるんですか!?」とへそを曲げられてしまい、売主さんとの相談も雑になったり、通る交渉も通りにくくなります。

 

 

 

当然仲介担当者のことを信用している前提で、仲介業者の立場も理解している風に見せながら、「難しい交渉をお願いしていることはわかってますが、一度売主さんへ話をもっていってくれませんか?」というような、お願いベースで、困っている感じを出しながら心情に訴えるような言い方でお願いしてみると、仲介担当もこのお客様のためなら頑張ってみよう!なんとかしたい!と思ってくれるかもしれません。

 

 

仲介担当は敵ではなく味方にした方がいいです。


 

そして実際に交渉を入れてみて、それでも全く価格が下がらなければ、その時は交渉決裂というということで、きっぱり諦めて他を探した方が気持ちもすっきりすると思います!

 

 

もしくは今の疑念の気持ちが晴れれば、5,000万円でも欲しいと思うかもしれませんし、もしかすると4,800万円、4,900万円と少しでも歩み寄りがあるかもしれませんので、その時にまた判断をすれば問題なしです!

 

 

最近は金利上乗せなしでリフォームローンを住宅ローンとセットで借りることができる銀行も増えてきました。
借入額300万円増であれば月々の支払額が8,000円程上がる程度です。

 

 

本当に気に入られたお部屋であれば、価格が相場に近いということですし、資金計画的に無理のない範囲であれば、リフォームローン込みで前向きにご検討されてもよろしいかと思います!

 

 

 

ちなみに補足ですが、値下げ交渉を通すポイントは、売主さんに何かメリットを与えることです。

 

よくある例は、決済日(引き渡し)を最短で行いますだとか、売主さんの都合に合わせますであったり、手付金を5%以上払いますであったり、契約調印は即日できますであったり、今回リフォームを検討ということですので、室内の設備保証はいりませんなど、売主にメリットのある提案を合わせてすると交渉が通りやすくなったりもしますのでご参考にして頂ければと思います。

 

 

 

この記事がゆう様にとって、少しでもご判断の後押しになれば嬉しいです。

 

本日は以上となります。

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ABOUTこの記事をかいた人

不動産コンサルティングマスター。2022年MBA取得。現場で仲介営業を10年経験済。取引件数500件以上。賃貸・売買どちらにも精通。多数メディア出演経歴あり(NHKクローズアップ現代・ABEMA TV・香港TV等)。不透明な不動産取引業界を透明化させ、失敗のない購入・売却のサポートをすることが使命!マンション購入は怖くないと発信していきたい!皆さんのマンションライフを応援しています!YouTubeもやっておりますので是非ご覧下さい!

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