マンション選びを始める前に心得ておくべき7つのポイント

前回自己紹介させていただきました「すまいよみ」です。改めましてよろしくお願い申し上げます。【自己紹介】マンションブロガーの「すまいよみ」です!

今回の記事は
35年ローンを組んで初めてマンションを買おうとしている一般庶民の方々に向けて
何のために
楽しいはずのマンション選び、マンションライフを後悔して欲しくないという思いで書きました。

マンション選びを支えるために、持っておくべき心得について

マンション選びのノウハウではなく、後悔しないための、まずは心得について、共有したいと思います。

マンション選びを始める前に心得ておくべき7つのポイント

来年いよいよ東京オリンピックが開催されますが、マンション高いですよね。僕が3回目のマンションを購入した2012年と比較するとびっくりするくらい相場が上がっています。マンションは一生物とも言える高い買い物ですから、この高い時代において、なおさらマンション選びを失敗するわけにはいかないと意気込んでいる人も多いことでしょう。

でも安心してください。今は昔と違って、良いマンション選びの方法がネット上に溢れている時代です。例えば「マンションマニア」さんは、首都圏を中心に、新築マンションのモデルルームを数多く訪問され、価格やオススメの住戸、メリット、デメリットなどを詳しく指南してくれます。マンション選びのコンサルティングもされていらっしゃいます。

良いマンション選びを!
まずは、数多く活躍されているマンションブロガーさんの記事のシャワーをたくさん浴びましょう!そうすれば、不動産に関する感度も高まり、何が業界の旬な話題なのか、住環境を左右するマンションの構造とはどのようなものなのか、いつの間にか良いマンション選びを語れるくらいに、誰でもなれる時代だと思います。

しかしながら、その前に!

エリア、立地、日当たり、間取り、広さ、眺望、駅近、周辺環境、資産としての側面、などなど、気合いを入れて理想のマンション選びに入る、その前にです!

良いマンション選びを支えるために、事前に心得えておくべきことが幾つかあります。しっかり準備していないと、こんなことで後悔することになります。

例えば…

欲しい部屋が見つかった時に、『ちょっと高いかな、どうしよう・・・』と悩んでいたら、他の人に取られてしまった

『あっちのマンションの方が設備や仕様が良かいなぁ』と複数の部屋で迷っていて、結局2つとも申し込みが入ってしまった

価格が300万円安い方の部屋を選んだら、後から部屋の欠点が色々見つかって、『やっぱりケチらないで高い方の部屋を選ぶべきだった』と後悔した

マンションを購入し、移住した場所の近くのエリアに建つマンションが欲しくなってしまった

購入した後で、他のマンションのことが気になり出してしまった

などなど。

そう、正しいマンションの選び方を実行していても、良い部屋に住んだとしてもです。

では、何故そうなってしまうのでしょうか。

それは、マンション選びを決断する時の納得性と、自分自身へのコミットメントが弱かったからです。だから迷って機を逸したり、迷って他の検討者に部屋を取られてしまったり、購入した後は後で後悔したりするのです。良いマンション選びを進めていても、良いマンションを選んだとしてもです。後悔してしまうのは、それ以前の問題なわけです。

良好なマンション選びが進んだとして、他の誰よりも先にその部屋の購入を決断するのも、2つの部屋を迷って一方の部屋を選ぶのも、購入した部屋に満足する心の持ち用も、それは誰でもない、あなた次第です。

以上を踏まえた上で、マンションを検討する、部屋を選ぶ前に、決断する納得性、自分自身へのコミットメントを高めるための7つの心得を共有したいと思います。

ちなみに、マンション選びのノウハウや方法については、この記事では触れません。


住まい選びは早めに着手する

結婚したり、家族が増えることを契機に、60㎡以上(2LDK〜)のマンション購入を検討していく若い方々へ(僕のブログの前提としています)

まず第一に、40歳を過ぎて4回目のマンションを購入した先輩から、伝えたいこと。

『住まいの検討は早いに越したことはありません。早め早めに着手していきましょう。』

ライフスタイルと経済的な2つの側面から。

ライフスタイルについて。
結婚相手が見つかる前に、70㎡の3LDKファミリータイプの部屋を検討しろとは言いません。

それでも、結婚したら早めにマンションを検討した方が賢明です。

子供を作ろうと考えている人は、第一子を妊娠後、もしくは産後、早めに住まい選びに着手しましょう。子供がいないのに、教育のことは考えづらいですが、子供を授かったら、待機児童を踏まえた保育園選び、幼稚園や小学校の学区などを踏まえたエリア検討にも精が出るでしょう。

子供の成長やイベントが、家族での1番の関心ごとになり、お宮参り、七五三、いつのまにか、保育園、幼稚園にいれる準備と、あっという間に時間が過ぎます。出産、幼稚園入園、小学校入学などのイベントがあるたびに、住まいの購入、住み替えのハードルが上がっていきます。ママ友との関係など、地縁的な繋がりができて引っ越ししづらくなります。

できたら結婚して子供ができる前、もしくは妊娠後、出産してから地域のプレ幼稚園や児童館でママ友ができる前にマンション選びに入りましょう。

遅くとも、購入、住み替えは、子供の小学校入学までにしたいです。

僕の経験上、子供が幼稚園年長での買い替えによる引っ越しは一度撤回したくらい最後まで悩むことでした。最後は「幼稚園のウチはなんとかなるよ」という妻の一言に押されて住み替え、子供を泣く泣く転園させましたが、ウチも、周りの子供も物心ついてきたかこないかくらいで、変化を引きずることはありませんでした。

子供が小学校、中学校に入学したら、どうでしょうか。

僕がこれから5回目のマンション買い換えを検討するにあたり、実際に子供の頃に転校した人達5人に聞き取りをしたところ、4人が、小学校、もしくは中学校でいじめられたり上手くなじめず、卒業まで過ごした経験があり、自分の子供にはそんな思いはさせたくないという、それはそれは生々しい話を聞きました。僕はこの話を聞いて、子供が小学校に入学したら、少なくとも中学卒業するまでの9年間は、自分の都合で転校をさせるようなことはやめようと決めました。

ですから、住まいの購入、買い替えは、子供が小学校入学するまでに終えておきたいところです。

次に経済的な面についてです。
およその人が、30〜35年といった長期ローンで購入を検討すると思いますが、年を重ねる程、借りた残債が晩年まで残っていきます。借金が遅くまで残っていると、老後の余裕ある生活にも陰りが見えてきますし、60歳、65歳の退職金で残債を支払えないリスクも高まるでしょう。要は、もし今、賃貸マンションに住んでいるのであれば、資産となるマンション購入が遅くなればなるほど、賃貸への支払いが垂れ流しになるだけだと個人的に考えています。

そして、もしマンション購入に失敗したり、キャリアチェンジ、家族のライフスタイル変更などで住まいを替えようとしても、早めにマンションを購入しておけば動きやすく、買い替えがしやすいです。住宅ローンを組むのも、年を重ねるほど借入期間を含め審査が厳しくなっていきます。

一方で、若くして大きな資産を持ってしまうと、両親の介護、海外転勤、不慮の事故などに遭遇した場合、動きづらくなるリスクがありそうだと思う人もいるでしょう。

しかしながら、今やひとつの家に一生住む時代でもありません。

賃貸に出せば良いのです。
売却すれば良いのです。

良いマンション選びをしていたら、すぐに借り手がつくでしょう。すぐに買主が見つかるでしょう、。

そこまでリスクを考えていたら、楽しい住まいをいつまでたっても選べません。

ぼくの知り合いや会社の同僚で、早くマンションを購入して失敗した、後悔したという話を聞いたことがありません。

会社の同期は、結婚してすぐにマンションを購入したのですが、数年後に海外赴任が決まり、マンションを賃貸に出しました。早くから住宅ローンを支払っていたことで、40代になった今すでに残債は少なく、帰国した今でも、そのまま賃貸に出しています。むしろ良い資産になったと喜んでいるほどです。

ただし、何かあった時のために、マンションを流動しやすい資産に見立てておく必要はあります。それは後ほど。

念のため断っておきますが、僕が言いたかったのは、一般庶民の人が、分譲マンションを選ぶに当たって、できたら早く検討すべきということであり、賃貸か分譲どちらが良いかという論点については触れていません。

予算の納得性を極限まで高めておく

初めてマンションを検討する人が第1に決めるべき事は、購入予算を明確にしておく事です。予算、予算、とにかく予算です。新築のモデルルーム訪問、中古物件の内覧に行く前に明確な予算を決めておく事が重要です。

マンション選びに後悔しないための大事なポイントの1つは、決断するスピードです。良いマンションを見つけても、迷っていて他の人に取られてしまったら、何のためにマンションを吟味してきたかわかりません。欲しい部屋が目の前に現れた時に予算が明確に決まっておらず、『買う、買わない』を即答できないのは問題外です。

購入予算の納得性を極限まで高めておくこと、そうすれば、良い物件が目の前に現れた時に即断できます。なにより、確固たる予算を持っていれば、欲しかった部屋を購入できなくても、事前にコミットしていたことで『自分には払えなかったのだ』と、ある程度割り切ることができ、後悔を最低限防ぐことができます。お金が無ければ買えませんから、モヤモヤと買えなかった事を悔やむより雲泥の差です。

過去4回の購入において、予算の納得性を細部まで明確にできていなかった僕は、欲しい部屋を逃してしまったり、購入後も、『もう一段良い条件の部屋を選べたはずだったのに』と、何度も後悔しました。昨年、4回目のマンション選びの際は、『少し高いかな…』と、迷いながら秋の3連休の度に欲しい部屋が売れていった事を悔やんでも悔やみきれません。

予算と言っても、私たち庶民が35年ローンでマンション購入を検討する際は、月々の住宅ローン支払い額がいくらかということが大きな焦点になり、そこから逆算して購入予算を決めることになります。

ですから、月々の生活費、子供の教育費、将来に向けた貯蓄額などがいくら必要になるのか、生活全体の収入と支出を明確にした上で、月々の住宅ローンの支払金額を決める必要があります。そのために、一番の近道は、ファイナンシャルプランナー(FP)と面談し、家計を診断してもらった上で、月々住宅ローンに支払える金額から、『○○○○万円以上は絶対に出さない!』という購入予算を決めておく事です。

例えば
住宅ローンに充てられる金額を月々10万円(年間120万円)とします。金融機関のシュミレーションページで簡単にわかりますが、35年ローン、金利1%での借入可能額は、およそ3,300万円になります。あとは頭金の有無でマンション購入予算を決めます。本体価格に加え、諸費用がかかる事も忘れずに。

それと、これ以上は絶対に出さない、「リスク含みの予算」も合わせて用意しておきましょう。どうしても欲しい部屋が出てきた場合は、一生物の買い物だと思って、若干厳しいくらいのリスクを取りましょう。同じように、月々11万円、借入可能額を3,600万円とします。もし通常予算をこえて欲しいマンションができた時は、+300万円までなら出す、これ以上はただでさえ「リスク含みの予算」なので1円たりとも出さないと決めておきましょう。わざわざ2段階の予算を設定しておくことで、もし購入出来なくても後悔が少なく諦めもつきやすいです。

もちろん、変なマンションを選んで、こんなにたくさん散財してしまった!とならないように、肝心のマンション選びはしっかり実行してください(関連記事)。マンション購入を後悔しないための1番大事な視点。購入予算を明確にしておく事

資産としての側面を知っておく

マンションは資産としての側面を持ちます。

初めてマンションを購入する人は、自分のマンションの価値が下がって欲しくないという希望的な観測、興味はおよそ持っているとは思いますが、マンションにおいて何を資産の価値として見るべきなのかを最低限理解した上で、マンション選びに臨んでください。

特に、35年ローンを組んで毎月住宅ローンを支払うと決めたことで、「資産価値としてのマンション」は大事な視点になります。先ほど触れたように、将来のリスクばかり怖がることはありませんが、一方で、銀行からお金を借りて大きな負債を抱えるということは、何かあった時に、流動性が高い資産としての側面も重要視しておく必要があるということです。

つまり、マンションを手放すという不慮の事態に遭遇した際、住宅ローンの残債より高い金額で売却できるように、どんなマンションを選ぶべきか、少なからず勉強しておかなければなりません。

資産価値についてはもう一つ

「含み益がある」という対外的な評価を得た時の自己満足にもつながるという視点。住み始めれば、自分が保有する大きな資産なわけで、固定資産税を支払ったり、残債の通知が届いたり、資産価値を嫌でも意識することになります。

「自分のマンションが人気が無く売れるか分からない、相場が大きく下がっている」という評価より、しっかり残債以上を維持できていれば、日々の生活における精神衛生上の支えになりますし、自分の資産選びは間違っていなかったと、含み益の数字を見ながら内心誇らしく、生活を続けていく上での自己満足にもつながるでしょう。

ということで、「マンションは資産としての側面がある」という事を心得ておかなければなりません。

ここでは詳しく触れませんが、一般的に、都心部、駅近、大手、大規模マンションなどは将来的なリセールバリューも強く、一方、いくら間取りや環境が良くても、駅から遠かったり、中小デベロッパーのマンションは、消費者の目が届きづらくリセールが厳しいなどと言われます。

資産としての一般的なことは、マンション選びに入る前に勉強しておきましょう。マンションブロガーさん達の記事をしっかり読み込めば、テーマとして資産価値について敏感に触れていることが多いので、理解しやすいはずです。

隣の青い芝生を事前に刈り取っておく

初めてマンションを購入する人は、ある程度満足がいく部屋選びができたとしても、後から隣の芝生が青く見えてしまいがちです。何千万円もの大きな買い物をするわけですから、決断した後に、本当にこのマンションで良かったのか、他の物件が気になったり、目移りしてしまうのは仕方が無いことだと思います。

そこで大事なのは、『目移りしてしまうポイント』を事前にできるだけ潰しておくことです。

目移りしてしまう視点は人それぞれだと思うのですが、大きくは「エリア・立地」と「人気があるマンション」にあると考えています。

まずエリアについてです。
大体の人が、理想のマンション、住まいを選ぶ目的を、エリアや立地から入るのではないでしょうか。

とはいうものの、誰もが理想の立地や、憧れの場所にマンションを手に入れることは難しく、人気の街に手が届かない人が多いと思います。その上で、その近隣や同沿線の自分でも手が届きそうな立地に落とし込んで検討しがちです。

僕は今でも、大好きな東京イーストの江戸川や足立で良いマンションを探していますが、もし経済的に余裕があるなら、中央区の浜町、江東区の豊洲など憧れの街で住まい選びをしてみたいです。

最初から諦めていると、後から様々な情報が入ってきた時に、『少し狭い部屋であったり、駅から少し遠ければ、実は自分でも手に入ったのでは!?』と言うことになりかねません。

マンションを購入した後はアンテナも高くなりますし、購入前に各所へ資料請求していたわけですから、購入後でも『大商談会開催!』のDMが届いたり、ネット上で嘘か本当か『決算前だから、あの人気マンションは値引きしているらしい』など、たくさんの情報が入ってくるわけです。

そうなると、自分では良いマンションを選んで納得していたつもりでも、潜在下の想いが募ってきて、やっぱりもっと憧れの街のマンションを見ておけば良かったと後悔する羽目になるかもしれません。後悔は理由も無く増長していくもの。であれば、最初から手を打っておく必要があります。

見るべきエリアを広めてから絞れとよく言いますが、エリアだけは人それぞれのこだわりがあると思いますし、千葉も埼玉も東京も神奈川も、色々なエリアを見ていたら、いくら時間があっても足りません。ですから、ある程度はエリアを絞ってマンション選びに入ること、それ自体は悪いことだとは思いません。どうせ、普段行かないような遠い地域だったら、マンションを購入した後でも、後悔するような情報や肌感覚に触れる機会も少ないとも思いますし。

ただし、人気の街や自分の憧れの街は別です。自分が一番好きな場所、人気の街ランキングで出てくる場所。

吉祥寺、二子玉川、豊洲、武蔵小杉、品川、横浜・・・

後から後悔しないために、最初からどうせ無理だろうと敬遠しないでください。

もしも経済的な縛りが無いとしたら、自分が本当に住みたい街はどこなのかをまずは認識することから、そのエリアの新築マンションの資料を取り寄せ、モデルルーム訪問をして、エリアの相場や部屋の価格帯を把握しておくようにします。また中古の価格相場もネットで吸収しておきましょう。

その上で、自分の予算には到底届かないと理解できたら次に進んでください。

もし手が届きそうな部屋があったら、その部屋も含めてマンション選びを断行すれば良いのです。そこで、手が届く部屋でも、住空間、住環境など納得できないものだったら、もともと検討していたエリアに戻って納得がゆくまで条件が良い部屋を選べば良いだけのこと。

問題なのは、購入した後で気がつくことです。その憧れのエリアのマンションが良いか悪いかは別にして、実際にあの地にマンションを購入できる選択肢もあったかも知れないという心理が後悔の念を抱かせてしまうことなのです。

エリア、立地における、もう一つの視点

購入して実際に引っ越したエリアの近隣に人気の街があった場合、当初、自分の中であまりよく知らずノーマークだった場所でも、きっと休日によく遊びに行くことになり、否応にもそのエリアや街を意識することになります。『へえ、この辺り中々良い所だなぁ』と思うものです。ですから、自分が物色している立地だけでなく、その立地からおそらく散策や遊びに行くであろう近隣の街の新築分譲マンションのモデルルームも訪問してみましょう。営業さんが街の情報を色々教えてくれるので、検討するエリアに変化が生じるかも知れません。

例えば
埼玉県在住だったが、沿線、都心寄りの「押上」を選んだ。押上に住んでいれば、当初はよく知らなくても、生活と交通に便利な隣駅「錦糸町」を必ず利用することになります。また徒歩圏内の「浅草」に休日よく遊びに行くことになるでしょう。押上に移り住んで初めて、浅草や錦糸町が良く見えるようになります。

良い物は良いので人気の街になります。マンションを購入してから、隣街の良さを初めて知ることが無いように・・・


都内に住みたくて、千葉県から「亀有」に引っ越してきた。おそらく引っ越してきて生活して初めて、当初はイメージが良くなかった「北千住」の生活利便性、交通利便性を肌身で実感でき、好きな街になるかもしれません。

検討している立地の一歩先まで見ておきましょう。

東京イーストで言えば、
有明や豊洲でとどまること無く、中央区の銀座界隈も見ておく
住吉、森下でとどまること無く、中央区の日本橋、浜町界隈も見ておく
西新井、北綾瀬でとどまること無く、北千住まで見ておく
と言った具合です。

つまり、自分がよく知っていて好きな「亀有」ありきでは無く「北千住」も「押上」も見た上で、総合的にマンション選びを行った結果、現実的に亀有に落ち着いて、『北千住や押上は住むのには予算的にも厳しいから、亀有から休日遊びに行く場所で十分だ』と自分の中でしっかりコミットできれば、それで良いのです。

少なくとも、購入してから『やっぱり北千住は便利だし、ひょっとしたら値引きしてくれれば手が届いたかも、、、』というような「たら、れば」の根拠もない後悔の念は少なくなるはずです。

次に人気があるマンションの視点について

人気があるマンションとは、大規模、タワー、最大手ブランドのマンションなどを指します。

初めてマンションを選ぶ人は、煌びやかに映る大規模やタワーマンション、大手ブランドから検討してください。これはマンション選びのマストです。

無難な大規模マンションを見るたびに、初めてマンションを購入する人が選べば、まず間違いなさそうかなとよく思うものです。外観、共用施設、サービス、設備、話題性、どれをとっても、おおむね満足度が高いマンションが多いのは確かです。

事前に興味が無かったとしても、必ずそれらのマンションも比較対象として見学し、良さや特徴をしっかり理解しておきましょう。

選び方は人それぞれなので、実際に大手ブランド、大規模、タワーが良いか悪いかは別として、それらのマンションはメディアやネット上で露出が多く、煌びやかで人々の話題になるので、中小規模のマンション購入後に『やっぱりあの時の人気のマンションも見ておけば良かった』となる心理は必定だからです。

大規模や煌びやかなタワマンなどからマンションの良さを理解していきましょう


たまにテレビの特集で「タワーマンション共用施設の今」みたいな番組もやったりします。タワーマンションをしっかり見学しておけば、『自分はやっぱり高い所が苦手で眺望にも興味が無く、更には管理費も高いからタワマンは検討の対象から外した、それにも勝る優先順位として、小規模のマンションでも、広さと住環境を選んだのだ』と、自分のマンション選びに揺るぎない納得性を持つことで、ある程度の後悔を防ぐことになります。

以上になりますが、エリア、立地、人気のマンション(大規模、タワー、ブランド)など、あくまでマンション選びを広げようと言うことではなく、マンションを決断する前に、それまで知らなかった「より良い・人気がある」立地やマンションを顕在化させ、認知することで、購入してから初めて知って後悔することを防ぐ事を目的としています。

値引きや価格前提で部屋選びをしない

値引き前提、価格ありきの意識を持ちながらだと、良いマンション選びができません。

何故でしょうか。大きくは2つあります。

1つ目は、価格のために悩んでタイミングよく決断できず、良い部屋を買い逃してしまうから。

2つ目は、価格に目移りして条件が悪い部屋をつかまされてしまうリスクがあるからです。

いずれも初めてマンションを購入する人にありがちです。

『高い買い物だから自分だけ高値でつかまされたくない』、『何千万円もの買い物だから少しでも安く買いたい』という気待ちは誰にでもあるものですし、よくわかります。

例えば数百万円の値引き
月々の支払いで言えば1万円とかそんなものです。少しでも値引きしてもらおうとして決断が遅くなり、欲しい部屋を他の人に取られてしまって後悔する

値引きしないと売れないような条件が悪い部屋をつかまされて大きな後悔を持ちながら暮らす

これから住まいを検討する若い人に、そんな惨めな思いを味わって欲しくありません。

僕は、購入するつもりだった部屋について、軽い気持ちで『100万円くらい何とかサービスできませんか?』と軽い気持ちで営業さんにメールを送ってしまい、そのやり取りの間に他者から申し込みが入ってしまった苦い経験があります。結局その後、そのマンションで条件に見合う部屋は出てきませんでした。

『焦らせるつもりはありませんが、人気の部屋は本当にすぐ決まってしまうものです』と営業さんから言われたことは未だに忘れません。

特に中古物件で欲しいと思った部屋は、その時、同条件の売り出しは基本1戸しかないため、本当に欲しいと決断できたら『100万円下げて』など往生際が悪い交渉はやめた方が賢明です。良い部屋なら誰もが狙っているはず。同じ日に満額で申し込みが入ったら、取られてしまいます。

また、値引きしてくれたことで、お手頃感から購入し、後で大きな後悔をした事もあります。

マンションAとマンションB。どちらか決断する際、Bは600万円ほど値引きしてくれました。AとBはほぼ同価格だったのですが、Aは全く値引き無しだったので、Bのお得感の方が勝って購入しました。

僕が買ったマンションBの前に民間の駐車場がありましたが、結局数年後に別のマンションが建ってしまい、日当たり、眺望、採光といった住環境が壊されました。一般消費者はそのリスクをわかっていたからこそ、その価格で1年以上も買い手がついておらず、デベロッパーは販売促進のため、僕に値引きを提示したのでした。

一方で値引きしなかったマンションAは、南側の用途地域が「第1種低層住居専用地域」で、前面に3階相当の高さの建物しか建たず、半永久的に住環境が約束されたマンションでした。第1種低層に建つマンションは、やはりそれだけの価値があり、その住環境の良さ、将来性から値引きせずとも人気が出て価格相当で売れたのです。

なんとなく理解はしていたのですが、正直、出せる予算が詰まっていなかったのと、初めてのマンション選びだったので、少しでも安く買いたいという衝動が勝ってしまっての決断でした。今でも後悔しています。

1億や2億とかするお部屋は別ですが、ファミリー層に需要が高い60㎡〜70㎡規模、2LDK、3LDKの条件が良い部屋は、値引きが無くてもすぐに決まってしまいます。異常に誤った価格設定だったり、リーマンショック後のような景気局面でもない限り、「良い部屋の値引きは無い」と思ってマンション選びに臨むべきです。

あくまでも目的は良いマンションを予算内で選ぶこと!

そこにフォーカスしましょう!

ただし、これ以上は買えませんと営業さんに伝えておくことは大切です。自分が本当に良い部屋を見つけた時に、どうしても予算に届かなければ、本気で値引き交渉をしましょう。値引きありきの冷やかしでは無く、この人は予算が少し足りないけど、本気でこの部屋を欲しがってくれているということが伝われば、営業さんも『こんな人に、うちのマンションに住んで欲しい』と思ってくれて、ひょっとしたら良いことがあるかも知れません。

もう一つ、安い部屋ありきの選定
マンションに完璧はありえません。購入後、何らかの形で住戸に至らない点が顕在化した場合、『やはり、高いほうを買えばよかった』と買わなかった物件に想いを馳せて必要以上に後悔することになります。

僕は3回2つの部屋で迷ったことがありましたが、3回とも安い住戸を選択し3回とも後悔しました。3回も同じ事を繰り返すなんて、なにやってるんでしょうね、本当に・・・。

中でも一番後悔したのが、広さが異なる隣同士の部屋で300万円の差で悩んで、安い部屋を選んだ時のことです。広さだけではなく、隣の部屋のほうが周辺の建物の影響で、ベランダ、共用廊下側の部屋ともに日当たりが良く全体的に明るい住環境だったのです。入居後少し経ってから理解できたことでした。

どちらでも良いなら安い方でいいかなというのは短絡的過ぎます。

短期的な利益、月々数千円の違いだけで住まいに求める目的を見誤らないことです。住み始めたら、数千円なんて少し節約すれば何とでもなります。それよりも、妥協してしまった後悔の念を抱きながら生活していくことの方が日々の大きな損失になります。価格で迷ったら、何度も何度もマンションを購入する目的に立ち戻ってください。

以上ですが、誤解して欲しくないのは、部屋が暗くても狭くても、「価格第一」という価値観で間違いない人は、価格優先で構わないと思います。実際に、安さだけを最優先させて事故物件に平気で住む人も希にいます。居住性と価格面のバランスを見て、価格が安いほうの部屋が資産価値として優れているから、そちらを選ぶという価値観の人もいるでしょう。

枝葉末節に陥らない

マンション選びの最中、どの部屋を選ぶか悩んでいる時、枝葉末節に陥らないように注意する必要があります。

細かい事にこだわりすぎるあまり、マンション選びにおける優先すべき大きな価値と、細かいポイントを混同して迷いが生じ、良い物件を見逃してしまう可能性があるからです。

立地や環境にハンデがあって設備や仕様を豪華にして消費者を惹こうとするマンションを購入してしまい、後悔するかもしれません。

僕みたいなマンション愛好家が、モデルルームを見ては、ブログで「この設備が良い!」とか、「この仕様は分譲マンションとしては寂しい」とか、鬼の首をとったように騒いでいることも最近少し反省するところではありますが、あの設備も、こんな共用サービスも欲しいなど、細部まで入り込み、本来求めていたはずの大きな価値、例えば、駅近であること、日当たりが良いことなどと混同して、「良い部屋」を見失わないようにしましょう。

もちろん、駅近で環境も良くて、設備も共用施設も自分好みであれば最高なのですが、全てをマンションに求めてはいけません。基本的にマンションは1人1人の注文住宅ではないので、住む人の全ての要望を満たす部屋はあり得ないからです。あちらが立てばこちらが立たずがマンションです。

欲しい設備や共用施設、サービスなど、あれもこれも自分でコントロールして選び切れるものではないということを予め知っておきましょう。

オプションで付けられるものと、付けられないもの、住み始めてから後付けできるのと、できないものもあります。マンションの共用施設やサービスなどは無論、後付けは難しいですね。

そこで、実際の住み心地に大きく影響するものとしないものを事前に分けて考える必要があります。

例えば設備や住戸の仕様や一部の共用施設

食洗機やディスポーザー、スロップシンク、ダウンライト、御影石のキッチンカウンタートップ、共用施設としてのゲストルームなど、一見モデルルームでは華やかに見えてしまうかもしれません。それらが無いマンションと比較した時、また特に、少し前の分譲マンションと比べると、現代のマンションはコストカットが進んでいる場合が多く、一見、気持ちが萎えてしまうかもしれません。

マンション高騰の煽りを受け、住戸内設備や仕様がカットされているケースが増えている


確かに、あれば便利で快適な設備であることは間違いないです。

しかしながら、それらが無ければ無いで、実際に住み始めると、生活の満足度に大きく影響したり、マンション選びを後悔するというところまでは至らないことがほとんどです。

むしろ大事なのは、駅からの距離、立地、周辺環境、間取りの良さ、部屋の広さ、眺望、日当たりなど、住み始めた後に、日々の生活、ライフスタイル、住み心地に大きな影響を与えるものたちです。

日当たりが良く明るい部屋を選んだら、快適に暮らすことができ、設備や仕様が少し悪くても、思っていたより気にならないでしょう。

僕の経験談です。

2回目に選んだマンションは、共用廊下側の部屋が暗くて後悔しました。一生物の家なのに部屋が暗いことなんてありえるだろうかと。

次に選んだマンションは、同じく共用廊下側の部屋が暗い環境でしたが、後悔はしませんでした。

そもそも中規模以上のマンションには、田の字型の間取りが多く、共用廊下側の住環境を犠牲にすることはありがちで、そこにフォーカスしても仕方ない事を、次のマンション選びの際は理解していたからです。

大きくは立地と環境の良さを大きな価値だと集中し、枝葉末節に陥って悩むこと無く、その部屋を選びきることができました。

もちろん、全ての部屋が明るい方が良いに決まっています。でも、そもそも使う頻度が少ない寝室の住環境より、駅近で環境が良いなど、毎日のライフスタイルに大きく影響することを逸した後悔の方が大きくなるものです。

ただし、共用廊下の部屋が暗いこと、それ自体が本当に枝葉末節なことであるかは人それぞれです。『駅から遠くても関係無い、小さいマンションでも良い、全ての部屋がとびきり明るい環境でないと駄目だ』という価値観をお持ちの人は、角部屋か小規模のマンションから選ぶしかありません。それはマンション選びの段階で勉強しましょう。

枝葉末節に陥ることの注意。

全て完璧な物件を探していたら、いつまで経っても選べません。

マンションの本来価値も快適設備も全て自分好みの部屋を選びたい!それは無理です。マンション選びにおいてコントロールできない部分であり、そういうことが分かってないと、後悔する要因になるのです。

細かな仕様に惑わされて、マンション選びを迷ってしまい、良い部屋を逃してしまうことを防がなければなりません。

何を好むのか、細かい所までこだわりすぎず、住まいへの第一優先順位にフォーカスして、枝葉末節に陥らないようなマンション選びをしましょう。

買った後に他のマンションと比べない

最後になりました。

めでたくマンションを申し込み、契約!

しかしながら、契約した後で、僕みたいにウジウジ、他の迷っていた物件や新しくリリースされた新着物件をマジマジ観察してしまう人が多いと思います。それはそうですよね。自分が実行した何千万円もの買い物が果たして正しかったのか気になります。でもこれって、何の得にもなりません。ほとんどの場合、隣の芝生が青く見えたり、自分の選択眼が正しかったのか迷いが生じたり、選んだ物件の粗が見えてくることくらいです。

気になったとしても、後からマンション選びをし直すような事はやめましょう。良いことは何にも無いです。それより、楽しい家具選びや引っ越しの準備に没頭しましょう。

また、実際に新居に住み始めると、マンションへの見識が検討前より格段と深まります。事前に机上で勉強していたマンション選びがライフスタイルに落とし混まれて経験値になっていくわけですから当たり前です。

新しい目で違うマンションを見た時に、他のマンションの方が良く映ってしまったり、自分が選んだマンションのデメリットが見つかってしまう場合もあるでしょう。

住み始めてから、他のマンションと比較して自分のマンション選びが正しかったことを証明しようとする行為は何ら良いことを生みませんので、これも絶対にやめましょう。

少なくとも住んでみてから1年間は、リビングや各居室、水周りなどのインテリア用品、雑貨選びで、ホームセンターや家具屋、マンション周辺のスポット巡りなどに没頭し、新しい生活を楽しみましょう。1年くらいすれば、室内の雑貨や小物も出そろって、生活が落ち着いてきます。周辺環境の中に身を置いた生活にも慣れ、マンションや地域に愛着がわいてきます。それまで、他のマンションを分析したりして、わざわざ後悔の念を掘り出すような事はやめましょう。

最後に

ツラツラと述べてきましたが、つまり

1,マンション選びは早めに着手する
2,事前に予算を明確にしておく
3,マンションの資産価値について理解しておく
4、どうせ駄目だと敬遠しないで、人気の街や人気のマンションを見ておく
5、値引き前提や価格で惑わされないように
6、勉強しすぎて枝葉末節に陥らないように
7,購入したら男はウジウジせず、マンション選びを振り返らない!

実際は、こんなにすべてを網羅して注意深く住まい選びは進みません。理屈じゃなく「お!いいね、このマンション!」で、主観が大きく入ってマンションを見てしまい、営業さんから決断を迫られます。加えて、人それぞれ価値観は違いますので、賛同できること、できないこともあるでしょう。

それでも

何か1つでも、これからマンション選びをする若い人の、どこか頭の片隅にとどめて貰って、後悔しないマンション選びのお役に立てれば幸いです。

今回は以上になります。

「すまいよみ」のメインブログ「東京イーストマンションブログ」もよろしくお願いいたします。すまいよみ「東京イースト マンションブログ」
しばらく更新できていないのですが、次回は、11月末頃『マンション売買にかかる諸経費と少しでも節約する方法について』更新する予定です。

ABOUTこの記事をかいた人

ファミリーで永住できる居住性を第一に、資産としての側面も合わせて見るのが、すまいよみマンション選びのモットー。ただしマンション選びに失敗しても深刻になる必要はありません。今や住まいは一生物の買い物ではなく、僕も4度のマンション購入を経て満足の境地に達しました。
東京東5区(墨田、江東、足立、葛飾、江戸川)のマンションを日々探訪しています。
運営ブログ 「すまいよみ」東京イーストマンションブログ

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