こんにちは!
ふじふじ太です。
本日は「新築転売ヤーからマンションを買いたくない」というやや香ばしいテーマをブログにしてみようと思います。
いよいよ今月は新築「晴海フラッグSKYDUO」の引き渡しもありますね。
すでに複数の転売募集物件もございます。
マンション購入を検討している方の中には、
「新築を買った人がすぐ転売した物件=いわゆる“新築転売ヤー”から買いたくない」
と感じる方が一定数いらっしゃいます。
以前私のYouTubeチャンネルにも何度か上記のようなコメントがきたことがあります。
新築転売ヤーは特に嫌われやすいです。
中古転売の場合は、不動産会社がリフォームをして再販するため、バリューアップという点でまだ仕事している感があるためかそれほど嫌われないのですが、「新築即転売は何のバリューアップもせず数千万円上乗せして、ただ中抜きしているだけだろ!」という点で特にヘイトが溜まりやすいのでしょう。
その気持ちはとてもよく分かります。
不動産会社を経営している私が言うのもなんですが、新築買って即転売で儲けるのは、リスクテイクやお客様への提供価値という観点でも、ちょっと過剰なリターンかなと思う節もあるにはあります。
もちろん相場が上がるかどうかはわからない中でリスクを負って買われた勇気は当然ありますし、その上で幸運にも大きく相場が上がった結果の利益だとわかっていたとしても(結果論だとわかっていても)、新築即転売しただけで数千万円儲かっていると思うと、なかなか感情的に納得されないものでしょう。
せっかくの一生に一度かもしれない買い物なのに、誰かに利益を抜かれていると思うと、
「損をした気分になる」
「転売ヤーに儲けさせるなんて嫌だ」
「お金持ちばかりずるい」
という感情的な反発が大きくなるのは当然だと思います。
相場が上がれば上がるほどこの気持ちは増幅されます。
ただ、ここは冷静に合理的に考えて頂きたいところです。
「転売ヤーから買いたくない」という考えに縛られてしまうと、本当に良い物件を逃してしまうリスクすらあるので注意が必要です。
これは株の損切りをする感覚に似ています。
過去のことは割り切って考えて切り捨て、次の新しい一歩を踏み出すことにフォーカスすべきです。
実際上記のような感情に支配され、2024年の年初に晴海フラッグの板状の転売住戸を買わなかった方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
結果論ですが、あの時買っておけばさらに数千万円価格が上がっていた訳です。
ということで、本日はこれから新しい一歩を踏み出すための私なりの考え方についてお伝えしていければと思います。
中古物件を売却するためのポジショントークと思われるなら、これ以上読まずにここで画面を閉じて頂いて結構です。
「売主が誰か」より「いくらで買うか」がすべて
不動産は株や仮想通貨のように一律に価格が付いていて、いつでも自由に買える商品ではありません。
物件ごとに唯一無二の価値があり、出会いはまさに一期一会であり、買えるかどうかはタイミングと縁と運に大きく左右されます。
資産価値を気にされるなら、重要なのは「売主が誰か」ではなく「いくらで買うか」です。
仮に転売目的で購入した売主さんだったとしても、その提示価格が周辺相場や将来の資産性から見て妥当であれば、買う側にとっては何の問題もないはずです。
逆に、新築即転住戸を選ばないようにしたとしても、結果的に選んだお部屋が相場から大きく乖離した価格だとしたらあまり意味がありません。
つまり「即転売かどうか」にこだわること自体が、ただでさえ少ない選択肢を自らさらに狭めてしまうという点で資産価値の高い物件を買うチャンスを捨てていると言わざるを得ません。
「転売ヤーを儲けさせたくない」という感情のノイズを捨てて、あくまで「自分の資産形成・資産防衛につながるか」に貪欲に判断することが重要です。
中にはすごく高圧的で嫌な感じの売主さんがいたりしますが、その方から買いたくないというのはわかりますので、それは別軸のお話しとしてご理解ください。
過去の価格は気にしない
たとえば新築分譲で1億円で売り出されたマンションが、1億3,000万円で即転売で成約したとします。
ここで検討者が感じるのは「3,000万円も上乗せされている。。くやしい。。」という嫌悪感でしょう。
過去の価格を知っているが故にさらに嫌悪感が助長される訳です。
ましてや自分が抽選を入れていた部屋だったとしたら怒りに震えるでしょう。
あの時買っておけば(当たっていれば)と誰しもが思っていますが、残念ながら過去は変えられません。
そして価格が上がったのは今の市況や需要の強さがあるからこそです。
今取引されている価格こそが相場ですので、当時より相場が上がってきたのだから止むを得ないと半強制的に自身を納得させる他ありません。
それができないと新築即転売に限らず、買えるマンションがほとんどなくなってしまいます。
もし、この機会損失を悔しいと思われるのであれば、これからできることは早めに購入に向けて動くことです。
「木を植えるのに一番いい時期は20年前。次にいいのは今日」
動くなら今日が一番早い日なのです。
そもそも論、転売ヤーがたくさん買えてしまうような新築のデベの売り方に問題があるという意見もよくわかりますが、自分でコントロールできないものを嘆いているほど人生は長くありません。
ほぼ非売品ではないかと思うレベルの高倍率のマンションに抽選を入れ続けるのも一次取得において合理的な判断かというと疑問です。
過去の価格に捉われず、今できる最善の選択を模索して頂きたいと思います。
世の中そんなもんだと割り切る
そもそも資本主義の世の中は「安く買って高く売る」という仕組みで回っています。
転売は不動産に限った話ではなく、あらゆる商品やサービスが転売の要素を含んでいます。
「転売」そのものは資本主義の基本的な仕組みであって、特別なことではありません。
ただ、嘘をついたり、ローンの悪用やルールを破って転売を行おうとするのは糾弾されるべきだとは思います。
そして不動産について言えば、マンションを買うと、遅かれ早かれご自身も売る立場になるでしょう。
その時は「今買った価格よりなるべく高く売りたい」と思うはずです。
「自分は高く売りたいけど、転売ヤーが高く売るのは許せない」というのはちょっと矛盾するかもしれませんね。
私も業界歴は長いですが、不動産は良くも悪くも綺麗事が通用しない世界です。
高く売れるのであればなるべく高く売りたいと思うのが普通です。
そして自分が買う時はなるべく安く買いたいのです。
数百万円、数千万円が動く世界なので、「相場より数千万円安く売って差し上げます」というオーナーさんはほとんどいらっしゃらないです。
※稀に諸事情で安く売りたいというオーナーさんもおります。
つまり、「世の中そういうものだ」と割り切って考える方がラクに生きられる気がします。
その方が資本主義の世界では強くなれると思います!
まとめ
繰り返しになりますが「転売ヤーからマンションを買いたくない」という気持ちは十分理解できます。
ただし、それに固執することは損(機会損失含む)を拡大させることに繋がる可能性があります。
・「売主が誰か」ではなく「いくらで買うか」が重要
・過去の価格は気にしない
・世の中そんなもんだと割り切る
腹落ちするまでに時間がかかるとは思いますが、これらを意識していけば「転売ヤーから買いたくない」という考えは少しずつ手放せるようになると思います。
一時の感情に流されずに合理的に判断することが、結果的に読者様の豊かな未来に繋がると信じています。
読者の皆様がより良いマンション購入を実現できることを祈っております!
本日は以上となります。
ご講読頂きありがとうございました。
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