ダイニングテーブルへの道(1)無垢編

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マンションの入居時、新生活に向けた家具選びは大変だけど楽しいものですね。

以前のエントリ、お便り返しへの返し【タビー】 ソファへの道でソファについて書きましたが、今回はダイニングテーブルについて。スムログ過去記事確認しましたが、マンションマニアさんのマスターウォール推し記事で、ダイニングテーブル(小さ目)に対し少し記載があったくらいでした。

今回、21世紀初頭の新婚時(分譲賃貸)に購入し現居でも使い続けていたダイニングテーブルを買い換えようと見はじめたところ、あらためて当時の無垢から進化を感じたので(1)として無垢編を独立で書き、それ以外は別稿とします。また、テーブルと不可分なチェアについては簡単に各項で書きます。

無垢テーブルとは

スムログ忘年会記事より引用:

(略)ピノ・ノワールの特徴としては花のような香りと果実味で渋みは少なく、このように透かして見ると色が薄い…
あたりまでお話ししたところで、ゲストのスムラボ若手メンバーから「ちょーっとなにを言ってるか意味がよくわからないんですが外国語ですか?」とのご指摘。
これは非常によいご指摘で、マンションも同じことが言えて、最低限の知識がないと「楽しむ」のは難しいという構図になります。

家具も、最低限の知識があったほうがよいのでしばしおつきあいのほどを(ご存じの方は次の項目へ)。

現テーブル購入時は、無垢に絞ってテーブルを探していました。皆さんご存知と思いますが木質系(ここでは木、もしくはそれに近しい素材)テーブルの材料のおさらいから。概要はこちらの記事などが参考になると思います。

家具の基礎知識 無垢板と突板の家具の違いについて(アンティーク家具ショップ Handleさん)

[凡例]
素材名:説明
○メリット
×デメリット

無垢:木材の材料そのものを加工しテーブルに使うもの
○触り心地まで含め木そのものの質感が味わえる
×反るのが最大の問題、オイルなどメンテナンスが必要(ウレタン塗装などによりメンテナンス不要なタイプもあり)

突板:木材を薄くスライスしテーブルの表面に張ったもの
○見た目は無垢に近く扱いやすい、大判サイズができる
×薄いので傷つくと修復が難しい

プリント:木目がプリントされたシート/紙などを表面に張ったもの
○コストが安く、模様は自在につくれる
×見た目で実際の木でないことはわかる、はがれなどあり

無垢は、さらに一枚板とそれ以外にわかれます。

「一枚板テーブル」と「その他の無垢材テーブル」その違いとは?(家具蔵[KAGURA])

上述のとおり無垢は反るので、つなぎ合わせのない一枚板は乾燥も必要なため製作に時間がかかり、大きいものは貴重です。

前回ダイニングテーブルを探した際に感じた違和感はここで、当時は家具蔵も含めいろいろ見たのですが、一枚板を代表にどうも民芸調的な印象を受けるものが多かったと記憶しています。

無垢は、木の風合いそのものが味わえるので、木の選択も大事です。ここではテーブルに使われるなかで本記事に出てくる代表的な3種のみ示します。無垢に興味のある方は、「家具にする木材を選ぶ(カグオカ)」などでこれ以外も含め是非ご自分の好みの木を見つけてください。
  • ウォールナット:濃いブラウン系
  • ブラックチェリー:オレンジ系から経年で色が濃くなる
  • オーク(ナラ):3つのなかでは色が最も薄く、木質は硬く重い
これらはいずれも広葉樹で、木質が緻密なので硬く重いのが特徴です(目的により針葉樹材ももちろんあり)。さらにウォールナットとブラックチェリーは散孔材、オークは環孔材という違いがあります。中学受験的に言うと、導管の配列が異なります。
  • 散孔材:導管の配列が散らばっていて細い
  • 環孔材:導管が木目(年輪)に沿っていて太い
詳細に興味のある方はこちらなどを参照いただくとして、最大の違いは手ざわりです。無垢はオイル仕上げした場合、木の質感がダイレクトに伝わるため、散孔材はしっとり/スベスベしています。もちろん色も含め好みの問題で、オークなど環孔材は木らしい木目や凹凸感が楽しめるともいえます。書き出すときりがないですが、今回の記事の内容を理解いただくにはこんなところで。

John Kelly

現テーブルとして選んだのは、John Kelly J1シリーズのアメリカンブラックチェリー無垢テーブル&チェアでした(日本国内ではthe signature store扱い)。

念のため、元アメリカ国務長官のJohn Forbes Kerry氏とは別の方です。

~ 僕が家具をつくる理由 ~ JOHN KELLY

彼が最初にデザインした家具はアーツ&クラフツ運動やドイツのバウハウス、そしてフランク・ロイド・ライトやル・コルビュジェ等に代表される建築家がデザインしたモダン建築に影響を受けました…

引用の範囲だけでもライト、コビュジェ、ミース(バウハウス校長)の建築三大巨匠は家具のデザインもしていますね。

バルセロナを訪れた際、モンジュイックの丘の途中にあるミース・ファン・デル・ローエ記念館(バルセロナ・パビリオンを復元)に鎮座するバルセロナチェアを見てきました。バルセロナ万博のドイツ館(=バルセロナ・パビリオン)でスペイン国王が座るためにつくったのに、実際には国王が座ることはなかったというオチ感が好きです(笑)。

“Less is More”

「少ないことは豊かである」ミースの有名な言葉ですが、ジョン・ケリーのテーブルを選んだのも、当時の無垢としてはシンプルでスタイリッシュだったことが決め手でした。

J1シリーズは、TBS「がっちりマンデー」のセットにもいまだ使われているのでご記憶の方もいらっしゃるかもしれません。

ジョン・ケリー/J1シリーズ TBS 『がっちりマンデー』  毎週日曜朝7;30 放送中

ここでひとつエピソードを。導入当時、夏の夜中になると、ダイニングから「ピキッ」「ミシッ」という音が。ポルターガイスト現象か?!と思いましたがよくよく聞くと音源はテーブルでした。無垢のデメリットとして「反る」ことを挙げましたが、どうやらまだ安定しておらず、エアコンの風が直接当たったのが原因だったようです。もちろん商品化する際にはじゅうぶんな乾燥などのプロセスを経ているので通常は問題にならないと思いますがご参考として。ちなみに、ブラックチェリーの特徴で挙げたとおり色もだいぶ濃くなってきました。色の変化も楽しめるならブラックチェリーおすすめですが、あまり見かけないですね。

ジョン・ケリーに決めたものの悩んだ点が、伸長式にするか否かでした。新婚時に買ったためふだんは二人しか使わないのでW1520mmサイズでじゅうぶんなのと、往々にして伸長式は使わないのでやめました。が、家族が増え、現居にテーブル買い替えなしで引っ越してホームパーティーなどをするようになると狭く感じるように。
(分譲マンションに引っ越す際には新たに買い替える方も多いと思いますが、これも書き出すと長いのでまた別稿で)

さらに、1LDKで子供部屋がない状態で中学受験にチャレンジしたので、必然的にいわゆるリビング勉強スタイルに。リビング勉強は目が届き、ときには並んで勉強を教えるのにはよいのですが、それが普段食事をとるダイニングテーブルだとどうなるかだいたい想像がつきますね。しかも、サピックスのテキスト量は尋常ではないので、テーブルの上下を問わずテキストが積み上がり、家庭内不和の原因にも。

もちろんリビング内に勉強机を置く方法もありますが、単純に狭くなるのが難点です。極論すると、佐藤ママのお宅のような(中受本番開始日2/1のツイートでも触れました)。


リビング勉強についてはまた機会があれば記事化するとして、単純に広いテーブルに買い換えようという話に。この記事では上述のとおり無垢についてのみ書きます。お気に入りがあったブランドのみで、ほかにもたくさん見ましたが省略。

MASTERWAL

マンションマニアさん推しのマスターウォール(MASTERWAL)は、もともと岡山県で婚礼箪笥をつくっていたアカセ木工が起源です(2021年AKASEに社名変更)。木工家具といえば後述する飛騨や旭川のイメージですが、岡山県から広島県東部は備後桐の産地なことは、中学受験レベルの知識では知りませんでした。アカセ木工はそのひとつだったものの、桐箪笥の一流産地である広島県府中市からは劣後があったところに婚礼家具市場の縮小もあり試行錯誤が続いたようです。

AKASEものづくりのはじまり

(略)その時にデザイナーがイメージとして持参したのが、海外のインテリア雑誌の1ページ。そこに載っているテーブルが、非常にスタイリッシュなデザインで心惹かれたと言います。

天板のフォルムをソリッドに削ぎ落とし、無垢の素材感を際立たせた、これまでの家具にはなかった当時最先端のデザイン。当時は真っ白に塗りつぶしたようなテイストの強いイタリアンモダンや、木の形をそのまま残した民芸風の無垢テーブルが主流でしたが、無垢を使いながらもナチュラルでモダンなデザインが開発者の心の琴線にふれました。木を使うので婚礼タンスの技術も生かせます。自分たちのつくりたいものが見えてきました。

あらためて見ると私が探していたコンセプトに近い…やはり当時は国内外ともほとんどなかったのですね。

こうして開発されたウォールナット(MASTERWALの由来ですね)のテーブル「WILDWOOD」が大当たりし、創業事業の箪笥生産を2005年に終了し2006年にMASTERWAL立ち上げ。いまでいうDX並みに事業構造自体を変革してしまいました。

無垢以外のテーブルも含め、インテリアショップが集中する青山界隈を探索中、マスターウォール青山を初訪問。会員登録はしているものの実はこれまでショップを見たことがありませんでした。

前日に、大塚家具有明本社ショールームのMASTERWALコーナーは見ていましたが、案内をお願いしていないので閑散とした店内の角に展示され、とくに力は入れていないようでした。その数日後に大塚家具消滅のニュースが流れ、やはり感。

マスターウォール青山には、ほかのお店を見てから南青山から向かいました。Bo Concept(今回はスルー)のお向かいで大規模修繕中の青山ザ・タワー(念のため、以前シリーズ化[(1)(2)(3)]して書いていたパークコート青山ザ・タワーとまったく別のマンションです)。青山ザ・タワー、アール部分以外すべて足場!にちゃんぼーさんもビックリ。

青山ザ・タワー

青山ザ・タワー



マスターウォール青山は、そこから坂を登る途中にあり、地形を生かした二層構造で受付とテーブルは2Fにあります。

マスターウォール青山


詳細はホームページを見ていただくとして、無垢に興味のある方は上述のMASTERWAL最初かつ最大のヒット作、WILDWOODシリーズからの検討となるでしょう。なお、MASTERWALのサイトには、「ダイニングテーブルの選び方!長く愛着を持って使うためのポイント」としてこの記事では触れていないテーブル形状やサイズの選び方など非常に参考になる情報がまとまっていますので是非あわせて参照ください。

あらためてWILDWOODシリーズの現物を見て感心するのは、システマティックな組み合わせの変化により見た目や使い勝手が自在に選べることです。花形商品を軸にバリエーションを用意するのはマーケティングの王道ですね。商品仕様から拾うだけでも次のとおりで、さらに天板サイズは別注も可能。
  • 天板素材:ウォールナット/ホワイトオーク/レッドオーク/ブラックチェリー
  • 天板グレード(ウォールナットのみ):MASTER(節なし)/STANDARD(白太なし)/RUSTIC
  • 天板サイズ(W):2400/2200/2000/1800/1600/1400/1200/1000
  • 天板厚み:オリジナル(26mm)/THICK31(31mm)/THICK41(41mm)
  • 天板側面加工:標準(角断面)/面取/船底
  • 天板表面:オイルフィニッシュ/クリアウレタン/OPBウレタン
  • 脚素材:スチール/ウッド2レッグス/ウッド4レッグス/ウッドTレッグス
  • 脚高さ:アップ/標準/ダウン(-50mm)/ダウン(-100mm)
事前に見ていた無垢以外のテーブルで脚の位置の制限が気になっていたこともあり足の選択肢の多さは魅力的でしたが、さらに脚間を+ドライバー1本で付け替えられるという自在さ。デザイン・機能を高いバランスで両立しており、無垢テーブルの進化を感じました。

ちなみにチェアは、UC2が気になりました。アームがハーフなぶん、テーブル天板に引っ掛けることができ(ルンバ持っていませんが)、さらにスタッキングも可能な機能。そのいっぽう背もたれは大きくデザインも損なわれていないバランスがよいですね。

Time & Style

別の日に東京ミッドタウンのTime & Styleへ。以前はミッドタウンにもよく行っていたのですが、最近はすっかりご無沙汰でした。

TIME&STYLE MIDTOWN

TIME&STYLE MIDTOWN



インテリア&自転車ツィート仲間のRHさんはもはや常連?


以前からミッドタウンに入っているTIME & STYLE MIDTOWNですが、テーブルを探した頃はMASTERWALと同じくノーマーク。それもそのはず、最初の大型店TIME & STYLE RESIDENCEがニコタマにオープンしたのはとうにテーブルを決めたあとの2003年でした。MASTERWALとは逆のパターンで、それまで委託生産品を小売りしていたのが旭川に2008年自社工場を設立

テーブルの観点からじっくり見たのは今回がはじめて。そのなかで気になる製品が複数ありました。

Overlap

4本の脚と1枚の天板で構成された、シンプルで清楚なテーブルを作りました。柔らかさとシャープさが同居するように削り出された脚は、三方留めという高い技術で組み上げています。三方留めとは文字通り3方向から集まる部材を寸分の狂いなく正確に 45度の角度で接合する加工です。27ミリ厚の天板はその厚みを感じさせることなく、静かに脚フレームの上に添えられています。(上記ページより引用)

無垢テーブルのよさである天板は、ややもすると主張しすぎることになりますが、一定の厚みを持たせ重厚感を維持しつつ、デザインと技術の力で絶妙なバランスを保っています。脚がコーナーにあるタイプではこちらがもっともよかったですね。

Slab

どこまでも伸びるようなフラットな薄い天板が印象的なテーブルです。 無垢材で構成されていながら天板端部の繊細な形状により浮遊感のある印象を与えます。(上記ページより引用)

Overlapも見る角度によって一定の浮遊感があるのですが、浮遊度ではこちらが圧倒的。天板自体も薄いのですが、端部の処理により斜め上から見ると本当に浮いているかのよう(そのまんま)。あえて言えば、薄さゆえと想像しますが、マテリアルがオークのみ。

突板なので今回の記事の趣旨からは逸れますが、Lyonも天板自体の厚みは持たせつつ、モダンな印象でした。突板なのでプライスも目に優しい。

これら気になったテーブルの共通点として、”(New)”がついているすなわち新製品であること。トレンドをふまえつつ、自社製造でノウハウを蓄積し、よりモダンな製品をリリースしていると感じました。この点でも、WILDWOODシリーズを軸にし続けているMASTERWALとは違いますね。自社工場化したことによりものによるでしょうが納期も1ヶ月半とかで、5ヵ月以上が当たり前の海外製品に慣れた方には驚かれるそうです。

気になったチェアは、A chair on the vertical axis- armchairです。清水寺の檜舞台にも使われる日本古来の伝統工法「懸造り(かけづくり)」を構造・意匠の両面で活用しています。座り心地だけでなく、背もたれの反り具合やパーツの接合具合に技術力の高さ・仕事の丁寧さを感じました。

HIDA

TIME & STYLE MIDTOWNのお向かいにあるので初訪問。

HIDA

HIDA


飛騨産業の直営インテリアショップとして2007年にオープンし、2021年にはブランドロゴもおなじみだったキツツキマークから”HIDA”に統一したとのこと。シロくまさんが書かれていたHTS-EXがめあて。


ちょうどセール中で、HTS-EX(PDFカタログはこちら)の現物あり(チェアは売約済み)。


現テーブル検討時に飛騨産業の製品を見たかすでに記憶していないものの、当時はやはり民芸調的だったイメージ。それに対し、次のようなえらべるオーダーシステムにはMASTERWAL WILDWOODシリーズの影響を感じます。

  • 天板素材:ウォールナット/ホワイトオーク
  • 天板グレード:節なし/節あり
  • 天板サイズ(W):2400/2200/2000/1800/1650
  • 天板厚み:38mmのみ
  • 天板側面加工:斜め面取のみ
  • 天板表面:オイルフィニッシュ/ポリウレタン樹脂塗装
  • 脚素材:4本脚/板脚(斜め面取あり)ともに脚位置付け替え可能
  • 脚高さ:
38mmの分厚い天板は、標準が26mmのWILDWOODがTHICK31/41を用意したことから相互に磨き上げている印象です。また、天板だけでなく板脚も斜めにカットしており、今回取り上げた無垢テーブルに共通する浮遊感とモダンさを体現しています。

チェアですが、飛騨産業といえば日本の曲木椅子の発祥なのでよりどりみどりです。店頭ではSEOTO-EXアームチェアをあわせており、売約済みになっていました。リンク先に動画がありますが、飛騨産業100年以上の歴史のなか、コロナ禍で「長時間座っても疲れない椅子」として注目が高まっているようで、国産にもかかわらず納期4~5ヵ月とのこと。現物ならセール終了後は即納なので売約済みとなったのでしょうか。

実際に見て座る大事さ

自分の考えの整理も兼ねてあらためてまとめてみた結果、国産無垢テーブルの進化を実感しました。ここまで見た目や座り心地の印象をさんざん書いておいてなんですが、あくまで私の主観なので是非実際に見て・座って感じていただきたいと思います。冒頭で無垢材の基礎知識を書いたのは、ワインや絵画と同じく最低限の基礎知識はあったほうがよいと思ったからですが、事前に過度な情報を持ってしまうとそのイメージにとらわれてしまいます。ソファの記事でカッシーナのマラルンガについても類似品との座った瞬間の印象の差異を書きましたが、テーブル&チェアも同じくは是非ご家族で実際に座って体感ください。(別ブランドのチェアをあわせるのはこの点でも難度が高いですね)

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ABOUTこの記事をかいた人

港区湾岸タワーマンションに在住の計算機技術者(でありたい)。 23区では同エリアしか居住経験がなく、いまも湾岸エリアで評判のMRは見に行っています。 自分の新築リノベーション経験を振り返りつつ、主に湾岸を中心に常に変化し続ける街の情報などを追うことで、次のリノベーションへのヒントを得ようという目論みです。

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