AIでマンション探し革命!「運命の物件」を見つける方法

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スムログ読者の質問を眺めていると、「これはAIに聞けば一発で答えが出るのではないか」と思うことがある。
もちろん、人間の専門家に相談したほうが安心感はあるだろう。しかし、ブロガーに拾われなかった質問者のために、今回はAIを使ったマンション探しの方法を紹介する。

AIの強みは明確だ。即答してくれる。主観に左右されずデータで判断してくれる。さらに、どんな質問でも気兼ねなく投げられ、納得するまで何度でも聞き返せる。
マンション選びで迷う人間にとって、これほど心強い相談相手はいない。

読者からのリアルな相談内容

今回取り上げるのは、フルリノベーションを希望する「もね」さんの相談だ。

・全員

こんにちは、いつも有益な記事をありがとうございます。

結婚を機に新居を探し始めましたが、フルリノベーションも希望ということもあり中々決めきれずにいます。
下記の条件にあてはまる物件はありますでしょうか。
よろしくお願いいたします。

■属性
・年齢 30歳
・年収 1200万円

■希望条件
・中古マンション
・東京都内
・駅徒歩10分以内
・築年数40年以内
・70平米以上
・東京駅 or 大手町駅に45分以内の駅
・実現したい間取りがあり、フルリノベーションを希望(1500万円ほどを考慮した物件)

AIでマンション探しがここまで変わる

AIを活用した不動産サービスは複数ある。その中で、最も手軽に使えるのが「LIFULL HOME’S GPTs版」だ。
まずはChatGPTのアカウントを作成し、GPTs版「LIFULL HOME’S」を開く(次図)。画面の入力欄に、先ほどの質問内容をそのまま貼り付ける。

GPTs版「LIFULL HOME'S」
すると、すぐに返事が届いた。

AI
年収1,200万円ですと、金融機関のローン目安は7,000万〜8,000万円程度まで可能なケースが多いですが、リノベ費用を考慮して物件は5,000万〜6,000万円前後で探すと現実的かと思います。

ご提案ですが、まずは 東京都内・5,000万~6,000万円・70㎡以上・駅徒歩10分以内・築40年以内・東京駅/大手町まで45分以内 の条件で検索してみます。

そのうえでリノベ向きの物件(築年がやや古めで価格抑えめ、間取り変更がしやすい物件)を見てみましょう。

この価格レンジで進めてよろしいですか?
「年収1,200万円」という情報を元に、リノベ費用を考慮した物件価格レンジを提案してくれるところがスゴイ!
マン点
この価格レンジで進めてください
AI
いずれも東京駅・大手町駅まで45分以内で、70㎡以上・築40年以内・徒歩10分以内の物件です。

価格レンジも確認の上、3件の候補が提示された。

1. ヴェルビュ西葛西(江戸川区西葛西2丁目)
  • 価格:5,480万円
  • 広さ:70.15㎡(2SLDK)
  • 築年:5年
  • アクセス:東京メトロ東西線「西葛西」徒歩10分
  • 特徴:築浅で設備状態良好。リノベの自由度はやや低めですが、建物の資産性は高いです。
2. アデニウム北小岩(江戸川区北小岩3丁目)
  • 価格:5,480万円
  • 広さ:74.61㎡(3LDK)
  • 築年:12年
  • アクセス:京成本線「江戸川」徒歩5分
  • 特徴:70㎡超えで3LDK、間取り変更リノベに向いています。駅近ながら静かな住環境。
3. アーリアシティ一之江(江戸川区西瑞江3丁目)
  • 価格:5,280万円
  • 広さ:70.76㎡(3LDK)
  • 築年:12年
  • アクセス:都営新宿線「一之江」徒歩9分
  • 特徴:築浅。フルリノベでお好みにカスタマイズ可能。
AI
「フルリノベ」を前提にすると、築10~20年台のマンションが価格を抑えつつ構造的にもしっかりしているのでおすすめです。

築浅すぎる物件は状態が良くリノベ向きとは言えない場合もあります。

この中だと、「アデニウム北小岩」が70㎡超で3LDK、間取り変更もしやすく、リノベーションに最も適していると思います。

プロも怖がる“隠れリスク”をAIで暴く

さらに踏み込んで、物件のリスク診断にもAIを使える。
SelFin」というサービスは、住所を入れるだけで“買ってはいけない不動産”を瞬時に判定し、詳細レポート(PDF)を無料で出力する。

また、将来の資産価値を見たいなら「HowMa」もおすすめだ。10年後の価格上昇率をAIが予測してくれる。

いずれも無料だが、会員登録が必要なのは少々面倒である。

結論:迷ったらAIに聞け

時間がない都内在住の30代・40代にとって、AIは頼れる不動産アドバイザーである。
データに基づき、効率的に「運命の一軒」を絞り込んでくれる。
質問のハードルも低い。マンション選びで悩む前に、一度AIの力を借りてみてはどうだろうか。

マン点
本記事の記載内容にかかわらず、物件決めるのは自己責任でお願いします!

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一級建築士/マンションアナリスト/長寿ブロガー(20年超)

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