最初に見て、「お、おう…」となった事例です(ネタじゃないのかな)
差出人: おさけ
誰に答えて欲しいですか?
全員
メッセージ本文:
以下の条件で住宅ローン額はどのあたりまでなら伸ばしても問題ないのでしょうか?
また、購入を検討している地域のマンションについて、何かご存知のことがあればお教えください。
条件は、以下を想定しております。
年齢:20代半ば
家族構成:私と妻の二人暮らし→将来的には4人家族になれると嬉しい
世帯年収:1,100万程度
(内訳:私が700、妻が400)
→10年後は2,000万程度(内訳:私が1,500、妻が500万)まで伸びる
頭金:1,500万程度
現状は社宅につき家賃の支払いはなく、年間500万程度貯金できています。
ハウスメーカーお抱えのFPさんに相談したところ、現段階でのローン額は12,000万程度が良いと言われましたが、私の両親に相談すると、女性側の年収を前提としたローンは組むべきではなく、6,000万程度のローンが妥当だろうと言われています。
2〜3年以内に子供を育てたいと思うと、妻の実家から遠い社宅を出て、小田急線沿いあたりに住みたいと思っています。
例えばパークナード経堂はかなり中間の選択肢として良いと感じております。
最終的には戸建てに買い替えたいという気持ちもあり、リセールバリューもある程度気にしたいと思っております。
以上乱文で恐れ入りますが、もし可能であればお教えくださいますと幸甚です。
どうぞよろしくお願いいたします。
社宅で家賃の支払いがなく、年間500万円貯金できているというのはすごいですね!
まず一言でいうと、「10年後に2,000万円程度まで伸びるといっても確定しているわけではないのだし、いまの年収で12,000万円のローンは完全にオーバーローンです」ということですね。そのお抱えFPさん、「人の心とかないんか?」
ちょっと試算してみましょう!
1.2億35年0.4%の変動金利住宅ローンの支払いは月額30.6万円。もしマンションを選んだとすると管理修繕積立金+固定資産税がかかりますから、旦那さんの手取りが全部ぶっ飛びます。1年なら耐えられるかもしれないけど、まぁ心が折れますよね。やめましょう。
逆に両親の相談「女性側の年収を前提としたローンは組むべきではなく、6,000万程度のローンが妥当」うん、超わかる。10年前ならそれでも全然通用しました。
しかし今は正社員共働き夫婦前提で家の値段が設計されています。奥様にも汗を書いてもらわないと、都心勤務の正社員夫婦が満足する家を買えないのです。ですので、都内にマンションを買う時に一世代違う親のアドバイスを鵜呑みにすると、全く買うことができません。
私は、P.N.おさけさんの話を聞いてこう思いました。
・満足する家を買おうとするなら現状の収入ではものたりない
・家賃の支払いがない社宅があり、年500万円貯められている
・奥さんとの間にまだ子どもがおらず、今すぐ義理実家の近くに引っ越す理由もなさそう
・・・ということで、子どもがお腹にできるまで住宅購入を待って、頭金を貯めるのと同時に、旦那さん側の収入を伸ばすことを専念したらどうでしょうか。
年齢がちょっと上がって世帯年収1,500万になれば、1億円近いローンは可能ですし、かつ頭金も溜まっています。基礎戦闘力が高くなってからリセール考えたマンション購入に踏み出してもいいのではないかと。その間に更にマンションが高くなっちゃったらどうするんですか!・・・わかります。でも今の状態で1.2億円の住宅ローンを組むのは危険すぎます。
マンションブロガーらしからぬ答えにはなりますが、私がFPならそう答えたと思いますね。
何らかの参考になれば!
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いつも面白く読んでいます。ありがとうございます。
20代半ば、年収伸びる見込み、頭金ありということで貯金するよりも現時点で一億円程度を上限に都心のマンションをおすすめするのもありかなと思いました。
賃貸価格も上昇しているので、それに伴ってさらに分譲マンション価格上昇するとなると今後のために貯金よりも今買った方がいいかもしれませんし。
ご回答いただきましてありがとうございました!
流石に1.2億はやりすぎだろうと話半分に聞いておりましたが、ネタかと思われるほ現実離れした話だったのですね、、常識不足ですみません。
いただいたアドバイスを踏まえ、また改めて考えたいと思います。
改めましてありがとうございました!