建て売り戸建ての在庫増加が与える影響について

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どうも和田です。

今朝の日経新聞にて以下の記事が掲載されましたが、このニュースについてちょっと考えてみました。

建売4社の在庫、前年比4割増 飯田GHDは3000棟圧縮へ

 

まず、在庫が増えることで、エンドユーザーにとっては選択肢が広がるというメリットがあります。多くの物件が市場に出回ることで、消費者は自分のニーズや予算に合った住宅を見つけやすくなります。また、競争が激しくなることで、各社が値下げやサービス向上に努める可能性もあり好条件での購入が期待できます。

一方で、価格上昇によって市場全体で購買意欲低下が見られており、在庫増加の背景には市場の減退感が指摘されています。実質賃金の減少や新築マンションの価格高騰が影響しており、これが戸建て住宅への需要を抑えていると考えられます。この状況下では、消費者は購入を慎重に検討することが求められます。

ちょうど野村不動産ソリューションズの調査でも「買い時でない」が過半を占めていましたね。

参考: 不動産「買い時ではない」が過半/野村不S調査

 

飯田GHDなどの大手企業は、在庫削減や土地仕入れペースの縮小に取り組むことで、需給バランスを整えようとしています。これにより、将来的には市場の安定化が期待できますが、短期的には在庫適正化が最優先となり、利益率の低下による影響も懸念されます。

エンドユーザーにとって、住宅購入は人生における大きな決断です。このため、住宅市場の動向や企業の対応策を理解し、自身のニーズや予算を考慮した上で、適切なタイミングで購入を検討することが重要です。

また、リーマン・ショック時と比較して、現在の低金利環境下では各社の財務状況が安定していることから、市場の急激な変動や不安定さは少ないと言えます。ただし、今後の金利動向や経済状況によっては、市場に変化が起こる可能性もあります。そのため、消費者は定期的に市場情報をチェックし、最新の状況に基づいて判断を行うことが求められます。

ただ、いつも言ってる通り「買いたい」時を逃す必要はないと思います。
住宅購入を検討する際には、各社の在庫状況や価格動向だけでなく、自身のライフスタイルや将来の計画、家族構成などを考慮し、総合的な視点で選択することが大切です!

スムログやコダテルなどの意見も参考にしましょう。お便り待ってます。

ABOUTこの記事をかいた人

GOGEN株式会社 代表取締役CEO GOGENでは、不動産売買プラットフォーム「Release(レリーズ)」の企画開発や、手付金不要で住宅購入が可能になる金融サービス「ゼロテ」の企画運営を行っています

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