お便り返し(70)書斎オプションと資産価値

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こんにちは、やまちゃんです。今、ワイキキにおりまして近々物件を見る予定です(見るだけ)。久々にこちらに来た所感としまして、(1)マスクなしマジ最高(2)旅行客まだ戻ってない、日本人少ない(3)店すぐ閉まる(4)夜中うるさくない(5)支払いは感覚値で東京の2倍(6)ホームレスが増えた(気がする)。主観ですがあまり景気いい感じには見えないです。

さて今回のご相談です。

差出人:みみ

新築マンション契約しました。
いまオプション決めのところなのですが、夫が謎のこだわりを見せており困ってます。
よくある田の字型の3LDKでリビング横の部屋はウォールドアで繋げられる感じです。

この部屋が4.5畳ですが、元々あるクローゼットを広げて狭い書斎のようにしたいと言い出しました。(オプション料はおそらく30万強)
そうすると、4.5畳の居室が4畳になります。部屋の幅は250センチ程度で、その奥行が29センチ程狭まります。資産価値的に、対して変わらないと思われますか??それなりに変わるでしょうか。
何かアドバイスください…


ご質問ありがとうございます。回答させていただきますね。

まずは新築マンションのご契約、おめでとうございます。これから色々と楽しみですね。

資産価値的に影響がないかと言うと、軽微に影響はあると思います。ただし原状回復(施工してクローゼットに戻す)ができますので影響は限定的です。

赤の他人(検討客)から見た買いやすさの観点として、元々あるクローゼットのままが良いか、狭い書斎でも構わないかですと、クローゼットのままの方が無難で万人受けしやすいことは間違いでしょう。

幸いそのお部屋がリビング横のウォールドアを開ければ繋がる位置にあることで、書斎があっても特段におかしな間取りでもないと思いますし、「そういう仕様になってます」と言ってしまえば良いような気がします。

売却時の価格に影響あるとすれば、ここを指摘されて「原状回復したい(クローゼットに戻したい)から少し値引きしてくれませんか?」みたいな値引きのネタに使う人がいるかどうかでしょうか。

買い手が全体的に物件をとても気に入ってて、価格も納得できて、この部分だけが気に食わないから「買わない」という事は考えにくいです。後で直せるからです。

少しでも売主から値引きを引き出すために取っ掛かりとなるような材料として、書斎にイチャモンが付いて指値されたときに、売主であるみみ様が受け入れるかどうか(もしくは断って他のお客が現れるのを待つか)という選択はあるかも知れません。

前述の通り資産価値の最大損失額はシンプルな話で、リフォームして戻せば良い話ですので、その費用を見ておけばOKですね。そんなに高いものではないでしょう。(細かい話をすると将来リフォームの際に、同じ建具や面材・壁紙がないとか、その一角だけ新品になって違和感あり、みたいな話はあるでしょう)

もし私が同じ立場なら、売却する際に、
  1. 書斎からクローゼットに戻す施工費を見積もる
  2. 最初は書斎のまま売りに出してみる
  3. お客から指値が入る(値引き要求が入る)
  4. 指値幅が大きいか施工費が大きいかで判断
  5. 多くの人に指摘されて指値額も大きいなら原状回復を検討
こんな感じでしょうか。多分そのまま売れると思いますし、追加費用も限定的なのでそれほど心配はしないです。

畳数表記が4.5畳か4畳かの違いは大差ないでしょうかね、、「狭いなぁ~」という評価として同等だと思います。間取りの表記は3LDKのままで売り出したいですね。(2LDK+書斎という表記にしたくない)

 

さて、ここから個人的に思うところについです。もしかしたら男性目線の話になってしまうかも知れないのですが、何卒ご容赦ください。

この意思決定をされるにあたり2点ありまして、
  • 書斎は「消費」なのか「投資」なのか
  • 主なお金の出し手は誰なのか
が気になりました。

 

書斎は「消費」なのか「投資」なのか

「書斎の使い方」にフォーカスを当てます。

例えば書斎でご主人さまが趣味のゲーム三昧とか、好きな漫画を読みふけったり、ひとりで晩酌して出てこないみたいな、お金を生まない消費の方向に行きそうなら(それはそれで良い気もしますが)、みみ様が仰せのように資産価値への影響を勘案してクローゼットのままにするのも1つの合理的な判断かと思います。

一方で、ご主人さまが「オレの書斎」をゲットすることで自宅でも気分よくバリバリ仕事ができるようになり業務効率が上がる、みたいな「次なるお金を生むための場所として上手く機能する」ならそれは立派な「設備投資」であり、資産価値の下げリスクを勘案したとしても安い支出だったということは考えられます。

貧乏人やまちゃんがお金持ちになる方法教えます。お金を生むものにお金を投下したらお金持ちになって、お金を生まないものにお金を投下したら貧乏になります。話は激しくシンプルです。

もしもご主人さまの業態としてリモートワークが多いなど書斎の利用頻度が多くなりそうなら、決して悪くない選択肢なのかも知れませんね。

 

主なお金の出し手は誰なのか

資金の持ち出し割合について記述がありませんでしたので確定的なことは何も言えませんが、もしもご主人さまの単独持ち、または夫婦合算としてもご主人さま持ち分がだいぶ多いなら、資金面の貢献に対する「受益」が期待に届かないことに不満を持たないかは考慮が必要かも知れませんね。

ご相談文にありました「謎のこだわり」という言葉が逆に気になっていまして、ご主人さまの書斎への期待の高さを感じます。

まともにビジネスをされている方なら、お金を出している割合 = 決済権の割合、という思考回路の方は多いと思います。当たり前だからです。

もちろん家庭はビジネスではありませんので筋が違うのかも知れませんが、そういう癖で考える方がいても何もおかしくないという意味で書きました。

 

あとはあるある話で、物件売買代金としてウン千万円、なんなら億超えを購入する意思決定は出来てしまうのに、オプション代金30万、家具家電100万、引っ越し20万とかの「現実味のある」数字が出てくると、とたんに慎重になっちゃうことってあるんですよね、、笑

資産価値はとても大事ですからゴリゴリに出口(=転売価値)を考えてマンションを選ぶことは大正解だと思いますが、とはいえ自己居住するものですからお二方の間で「不満の合計値」が最小になるようにしたいですね。

それが書斎ありなのか、収納のままなのかは分かりませんが、双方で良い落としどころがあればと願っております。

 
注釈:
記事の内容は、当方の個人的な見解・意見であり、その内容に関していかなる責を負うものではありませんので予めご了承下さい。

ABOUTこの記事をかいた人

スムログ担当者です。その昔、某デベで新築営業した後、Web業界に転身しました。妻と子供5人(4歳双子、3歳、1歳、0歳)、7人家族の親父業をやってます。

こちらのサイトでも担当者やってます。
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