マンション買いたい様、お便りありがとうございます。
名古屋エリアのお話なので私からお答えします!
名古屋市の、とある駅より徒歩3分圏内の中古マンション購入を検討しております。
戸数があまり多くないマンションのため、中古の出物は3年ぶりの物件になります。
中古マンションは築年数と比例して値段が下がるパターンも近隣では多いのですが、こちらは駅前ということもあってか新築時と比べて値上げしております。
3分以内は良いですね!ただ、名古屋は若干駅距離で語れない部分があるのでそちらは注意してください。あくまで物件の魅力ありきの駅徒歩で過信は禁物です。
参考:【お便り返し14】地域によって駅距離の重要度は変わる?
また、戸数があまり多くないというのも若干気なりますね。管理費・修繕積立金の面から考えると、棟内の平均専有面積次第ですが、70㎡ぐらいと仮定して60戸、最低でも30戸ぐらいはほしいところです。この点については、重要事項調査報告書を仲介経由で取り寄せてもらい修繕積立金の累計を確認しましょう。
価格について、名古屋でも新築時よりも値段が下がっている物件はありますが、上がっている物件であればある程度は評価されていることがわかりますので、その点は安心材料ですね。
建物のスペック含めとても気に入っており、自身の購入予算として年収の4倍程度で無理がない金額でもあるのですが、
過去の売買の履歴を見るといま出ている価格は割高になっております。
値下げ交渉もしたのですが、売主的には多少相談の余地はありつつも、過去の売買から考えられる適正価格までの値引きは厳しいということでした。
年収の4倍はかなり余裕がありますね。正直、その年収倍率で収まるなら価格のことを気にする必要があるのか若干疑問ですが。
ここが今回の肝になるかと思いますが、過去の売買履歴について、いつ頃の事例なのかによって答えが変わってくるかなと。
具体的には中部圏の中古マンションの推移は以下のようになってます。
出典:マンションデータPlus – 【中部圏】新築・中古マンションの市場動向
一応、中部圏のデータを載せましたが、基本的に全国どこもマンションは似たようなグラフです(東日本大震災ぐらいが底で徐々に上昇し、アベノミクスでさらに加速し、コロナ禍でさらに急上昇するという形)。
つまり、過去の価格と比較すれば今の価格は必ず高くなるということです。その中であえて比較するのであれば、2020年5月の第1回緊急事態宣言後から現在までの価格と比較するのが妥当かと。
とはいえ、質問文に記載いただいている通り、売主が過去の価格までの値引きが難しいと言うならそれまでだと思います。
その中古価格が妥当ということであれば尚更値引くことは難しいのではないでしょうか?あくまで価格の妥当性は今の相場と比較すべきであり、過去の相場と比較するものではありません。
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