【お便り返し】売却予定のお部屋を傷つけてしまった!補修すべき?

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こんにちは!
ふじふじ太です!

お便り返しです。
お便りは以下の通りです。


差出人: キャットタワー倒れた

メッセージ本文:

リビングの壁に穴が空きました。一年半後の売却にあたってどのように対処でしょうか。

キャットタワーが当落してしまい、その際に壁に2センチほどの穴が空きました(穴というよりは亀裂と言った方がいいかもしれません)。

自分が住むぶんには簡易的にシールのようなもので補修するくらいで構わないのですが、売却の際に、例えば、特記事項に記載が必要になってしまい、買主に悪い印象を与えたりしないでしょうか。

引き渡しの際にどのようにすべきでしょうか。

できれば修繕費用を抑えたいですが、売却の際に面倒なことにならないか心配しています。

私の考える選択肢としては以下のようなものかと考えています。

・何も修理などせずに売却活動を行う

・簡易的なシールなどで補修する

・一面全てを業者に修理してもらう

・半年〜一年後くらいの売却開始の際に、仲介不動産会社に相談する(連携会社にリフォームしてもらうことでコストが抑えられるなどのメリットがあるかもしれないと考えています。


 

 

お便り頂き有難う御座います!

売却予定のお部屋を不注意で傷つけてしまったということですね。
お部屋の売却時にどのくらいお部屋を綺麗にしておくか悩まれている方も多いと思います。

 

わざわざこの質問をスムログにするということは、キャットタワー倒れたさんはお住まいのマンションをなるべく傷付けないように大切に住んでこられたのだと想像します。

 

まず壁の穴ですが、1年半放置をするのは得策ではありません。
放っておくて、壁の穴というものは広がっていきます。

 

今すぐ補修すれば大した費用がかからないで直せるものも、穴がだんだん大きくなったことによりさらに目立って、補修費用もかさんでしまうという事態も想定できます。

最低限、まずは穴が広がらないように部分的に補修されることをお勧めいたします。

 

部分補修もDIY的に簡易的にシールを貼るという方法もありますが、それだと補修跡がはっきり残ってしまって逆に不格好になるでしょうし、壁の穴が広がるかもしれないというリスクの根本的な解決にはなりません。

かと言って一面張替をする必要もありません。

 

2センチの壁の穴程度であれば、腕の良い職人に依頼すれば、人工代だけで一面張替をせずとも石膏ボード含めた部分補修でほぼ跡がわからないレベルで補修してもらえますよ!

 

クローゼットの中や、トイレの裏などの目立たない箇所の同じ品番のクロスを一部拝借して補修をすることが多いです。

 

簡易的にシールを貼るという方法も応急処置的にはだめではありませんが、穴がさらに広がるリスクがあることと、ご懸念の通り売却する時に買主さんに悪い印象を与え兼ねません。

 

壁の穴は告知事項ですので、ご案内時に買主さんに伝えなければいけません。
シールをはがして、「ここ、穴が開いています」と毎回伝える必要があります。

人によってはそれでテンションが下がる人もいるでしょう。

 

 

ただ、そのことが売却価格に大きな影響を及ぼすかと言われると誤差レベルでほとんどないとは思いますが、今後もし売却に苦戦をした場合、その壁の穴が原因で印象を悪くしているのではないかと日々悶々と過ごすのも嫌ですよね!

 

であれば、今しっかり業者に依頼してきっちり補修をして、後ろめたさなく気持ちよく売却募集を開始されることをお勧めいたします。

 

また、壁の穴であれば、原因次第ですがもしかすると「火災保険」で対応できるかもしれませんので、ご加入の保険会社にご連絡されてみてはいかがでしょうか。

 

 

キャットタワー倒れたさんのケースの場合は、パーソナリティ的に慎重でお部屋も綺麗に使っており(私の勝手な予想です)、壁の穴が拡大するリスクもあり、少額・または火災保険で対応できそうであったので「売却募集前の補修」を提案いたしましたが、何でもかんでも事前にお金をかけて補修をした方が良いという訳でもございません。

 

売主さんの売却戦略や築年数、お部屋の劣化次第ではあるものの、よくある例として、お部屋を高く売却するために数十万円かけてお部屋のクロスを全部張り替えてから売却を始める方もいらっしゃいますが、もちろん程度によりますが、個人的にはあまりお勧めしておりません。

 

なぜなら、室内のリフォームは買主さんの好みで行いたいというケースが多く、かけた費用分高く売れるとも限らないためです。
※リフォームのセンスが良くて高く売れるケースも中にはございます。

 

であれば、一般的な売却前の準備としては、最低限の清潔感を確保する程度(室内クリーニング)に留めておいて、必要以上にリフォームを頑張る必要はないかなと思います。

 

事前にリフォームをするのではなく基本的には現況有姿で募集し、リフォーム費用分は物件価格から割引く形で買主さんに還元しても良いという意識をもって売却活動をする方が現実的かなと思います。

 

 

本日は以上となります!
ご講読頂き有難う御座いました!



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ABOUTこの記事をかいた人

不動産コンサルティングマスター。2022年MBA取得。現場で仲介営業を10年経験済。取引件数500件以上。賃貸・売買どちらにも精通。多数メディア出演経歴あり(NHKクローズアップ現代・ABEMA TV・香港TV等)。不透明な不動産取引業界を透明化させ、失敗のない購入・売却のサポートをすることが使命!マンション購入は怖くないと発信していきたい!皆さんのマンションライフを応援しています!YouTubeもやっておりますので是非ご覧下さい!

2 件のコメント

  • 質問者 より:

    ご丁寧に回答頂きましてありがとうございました。
    きちんと修繕する場合は一面張り替えの必要があるものだと思っておりましたが、ご指摘の通り数万程度で補修できるようでした!
    また、火災保険についても使えるかもしれないという認識がなかったちめ、相談してみたいと思います。ありがとうございました。

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