DJあかいのマンション傑作選その4「中銀カプセルタワービル」前編

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さて、DJあかいのマンション傑作選、2つ目に取り上げるマンションはあの「中銀カプセルタワービル」です!

独特の形状が特徴的な中銀カプセルタワービル

独特の形状が特徴的な中銀カプセルタワービル


はーい、ストップ、ストップ!今なんてお読みになりました?「中銀カプセルタワービル」を。
え?
「ちゅうぎんカプセルタワービル?」







ファイナルアンサー?

ファイナルアンサー?(「クイズミリオネア」より)

ファイナルアンサー?(「クイズミリオネア」より)









残念!

残念(イメージ画像 ドラゴンクエスト3より)

残念(イメージ画像 ドラゴンクエスト3より)


今日はこれだけ覚えて帰ってください。「中銀カプセルタワービル」は「なかぎんカプセルタワービル」と読みます。なぜって?
それは中銀(なかぎん)という会社が開発したからです。
マンション草創期から近年に至るまで、分譲した会社がマンション名にその名を冠することは珍しくありませんでした。




中銀の中銀カプセルタワービルだけでなく、東京コープのコープ・オリンピア、秀和の秀和レジデンス、東高ハウスの東高ペアシティなど草創期のマンションはその傾向が強いですし、大手や中堅でも東急不動産の東急ドエルアルス、野村不動産のコープ野村、藤和不動産の藤和シティコープ/シティホームズ、大建ドムスのドムスなどの例があります。
区分所有法が今ほど整備されていなかった時代、旧分譲主は旧地主のように自分のもののごとく振る舞い、駐車場の所有権をキープしたままにしていたり、弊害もあるのですが、それはまた別の機会に話しましょう。

実物の館名は濁点や半濁点が落ちて「中銀カフセルタワーヒル」になっている

実物の館名は濁点や半濁点が落ちて「中銀カフセルタワーヒル」になっている


さて、中銀カプセルタワービルはA棟・B棟の2棟構成で、それぞれ軸となる中心部(そこにエレベーターや螺旋階段が入っています)の周りにブドウの実のようにカプセルがついている構造になっています。

左手のA棟には「Nakagin」、右手のB棟には「中銀」の表記があります

左手のA棟には「Nakagin」、右手のB棟には「中銀」の表記があります


60年代に一世を風靡したメタボリズム運動を代表する作品で、設計はのちにベルコモンズや国立新美術館を手掛けた世界的建築家・黒川紀章です。

黒川紀章(1934-2007 「【建築】 黒川紀章の建築作品 代表作 NAVERまとめ」より)

黒川紀章(1934-2007 「【建築】 黒川紀章の建築作品 代表作 NAVERまとめ」より)


メタボリズムとは何でしょうか?一時期話題になった「メタボ」は代謝に異常を生じてしまう症状(メタボリックシンドローム)のことですが、建築におけるメタボリズムもそれと根っこは同じで、人体における細胞の新陳代謝と同じように陳腐化・老朽化していった部分を取り換えて全体としての鮮度や活力を保っていく設計・構造であり、中銀カプセルタワービルにおいては老朽化したカプセルを新しいものに取り換えていくことで永続性を保持していく設計になっていました。
(中銀カプセルタワービルと同じ銀座8丁目に丹下健三設計のメタボリズム建築、静岡新聞・静岡放送東京支社ビルがありますので中銀を見に行った際には一緒にご覧になると2倍楽しいかもしれません。同じように円筒形の中央部に葉っぱのようなユニットがついている形になります)

同じくメタボリズムの代表作・丹下健三設計の静岡新聞・静岡放送東京支社ビル

同じくメタボリズムの代表作・丹下健三設計の静岡新聞・静岡放送東京支社ビル


黒川紀章の設計意図から発した中銀カプセルタワーはその後どのような歩みをたどったのか?中銀カプセルタワーの部屋の内部はどうなっているのか?次回以降はそのあたりを中心に触れていきたいと思います。
ではみなさん、今回僕が最初に覚えて帰ってほしいと言ったことは何でしたか?言ってみてください!







「ほう だんまりか」(大川ぶくぶ「ポプテピピック」より)

「ほう だんまりか」(大川ぶくぶ「ポプテピピック」より)


「な・か・ぎ・ん・カプセルタワービル!ちゅうぎんって読んだら腹筋1000回な!」

あわせて読みたい

実はコープオリンピア編に今後のカプセルタワー編を示唆する内容が入ってたりしますので、そちらを読みながら続編をお待ちください。
DJあかいのマンション傑作選その1「コープ・オリンピア」前編
DJあかいのマンション傑作選その2「コープ・オリンピア」中編
DJあかいのマンション傑作選その3「コープ・オリンピア」後編

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マンションコミュニティの皆々様方、ごきげんよう。不動産業界に身を置くDJあかいと申します。 この度、スムログという多くの人の目に触れる晴れの舞台をいただきましたので、普段のブログと一味違った学びのある記事を発信していきたいと思います。

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