AIが勝手に描いた“港南三丁目計画(仮称)”の図面がヤバいので検証した

クラッシィタワー新宿御苑 広告画像
オーベルアーバンツ東武練馬 広告画像

港南三丁目にスミフが来る件が話題ですね。
私がマンションマン湾岸マン大好きマン さんに反応したポストはこちら。


 

その図面を入手しましたので共有します(ウソ)。
図面はへんてこイラストしか作ったことがないのですが、Geminiで壁打ちしていたら“港南三丁目計画(仮称)”の図面っぽいものが爆誕しまいました。もちろん、これは流出資料でも内部情報でもありません。AIが勝手に描いただけの“謎の図面”です。ウソ画像と頭では分かっているのですが、自分でも一瞬「ん、ひょっとして本物?!」と思ってしまいました。まずはその図面をそのまま貼るのでご覧あれ。

謎AI図面(by Gemini)


さて、この“謎の図面”がなぜこんなに“それっぽく”見えるのか。実はポスト翌日に現地に行ったらいろいろ気づきがあったためです。当該エリアはランがてらよく通過はしている場所ですが、あらためて東西南北の方角ごとにクセを整理するといろいろ気づきがありました。

現在の建物

「森永乳業港南ビル」でしたが、2021年に住友不動産へ売却されていました。

固定資産の譲渡および特別利益の計上に関するお知らせ | ニュースリリース | 森永乳業株式会社

詳細は「超高層ビル部」さんのリンクを参照ください。

住友不動産品川港南ビル | 超高層ビル部

一部引用:

高さ:64.95m(塔屋を含む)
敷地面積 3,185.08㎡
建築面積 1,509.00㎡
長辺幅 約51m
短辺幅 約21m

12~14階は居住用の「港南ハイツ」になっているので、公開空地と合わせ総合設計で容積率の緩和を受けているようです。

現地写真

まずは東側。

レインボーブリッジ側ということで気になりますが、地上からは海岸通り、首都高、新幹線引き込み線の上にベイクレストタワーが見えるだけ。期待のレインボーブリッジがどこにあるのか、抜けるのかすらわかりません。

地上東側


次に北側。真北は引き続き新幹線引き込み線が存在感を見せ、西寄りは既存建物(港南図書館が入っているシティハイツ港南)が存在感。さらに左奥にはリビオタワー品川、真北には「港南三丁目遊び場」がありますが、どこがどう抜けるのか地上からはわからず。

地上北側


そして西側。これは関連ポストでも話題になっていますが、目の前のラクシア品川ポルトチッタ(22階建て)とフェイバリッチタワー(31階建て)が凄い存在感。見るからに抜ける眺望は厳しそうで、コアを置くとしたらここかな?と。

地上西側


最後に南側。プラリバ~港南小・港南中の公共エリアなので低層帯から抜けるのは分かるのですが、南東方向は都営港南四丁目第2アパート、ブランファーレ、その先に公園をはさんで港南元祖スミフのワールドシティタワーズ、と並びます。
──というわけで、現場を見ろとは言われますが、高さ方向のイメージがはわかりませんでした。

地上南側


皆さんが一番気になるのはレインボーブリッジの見え具合でしょうから、ベイクレストタワーの横を抜けて港南大橋まで行くと、レインボーブリッジがループ含めどーんと見えます。(ベイクレからは独り占め)

港南大橋からのレインボービュー

港南大橋からのレインボービュー


 

現地方面に戻ると、ベイクレ横からはこんな感じ(白いのが現建物)。右奥にリビオタワー品川も見えます。

港南大橋からの現地

港南大橋からの現地


 

都営アパート前までくるとこんな感じ。クロスする新幹線引き込み線に対し、首都高・海岸通りに加えモノレールも並行して通っていて、その筋の方にはたまりませんね。

都営アパート前からの現地

都営アパート前からの現地


マンションとしてのイメージがいまひとつわかなかったので、帰宅後に検証開始。

Google Earthで東西南北検証

マンションになるとして、現時点でスミフのアンケートしか情報はないので高さはわかりません。が、敷地がさほど広くないので、総合設計にしてもよほどのペンシルにしないと高さは出ないと思われます(実際、現在の建物も総合設計ですが地上14階建て65.4m)。

そこで、高さ70m強(マンション24階相当)でGoogle Earthを使って東西南北の眺望を再現してみました。

まず東側。話題のアンケートの写真どおり、現地北に寄せれば、レインボーブリッジ方向が谷間となり、「抜け」が成立していることが確認できます。谷間になっている理由は、都立南特別支援学校の敷地が目の前にあるためなので、これは基本的に維持されそうでしょうか。京浜運河の先にはコンクリ工場と港清掃工場及びその煙突が。

GoogleEarth 東側

GoogleEarth 東側 © Google, Maxar Technologies


 

次に北側。Google Earthで見る限りは、東京タワーが大展望台から上はしっかり見えていますね。低層階は新幹線引き込み線が気になりそうですが、上層階は抜けがよいようです。

GoogleEarth 北側

GoogleEarth 北側 © Google, Maxar Technologies


西側は言わずもがなの壁で、ラクシアの先にはコスモポリスが。右側のリビオタワー品川も実際にはほぼ竣工しているので、西側に住戸をつくっても眺望は期待できません。

GoogleEarth西側

GoogleEarth西側 © Google, Maxar Technologies


南側は正面はきれいに抜けていますが、実際には海洋大のグラウンドに定借がほぼ完成しているのはご存じのとおり。ブランファーレの白さが目立ちますが、ランドマークになる構造物はないですかね。

GoogleEarth南側

GoogleEarth南側 © Google, Maxar Technologies


 

フロアスペック決定

Google Earthで確認した結果、現地では分からなかった方角ごとの特徴が明確になりました。これを受け、次の方針で図面の壁打ちしてみました。

・容積率600%程度を想定し、高さは80m程度
(階高3.3mで24階建て)
・容積率から、建物は現建物から少し南北に短くし20m✕40mの矩形とする
(あまり高さを欲張ると間取りが厳しくなるため)
・1フロア8~9戸で総戸数は180戸程度
(コンシェルジュデスクも用意すると管理費が…でもしゃーない)
・EVは2基でもいけるが、各階ゴミ収集を想定すると非常用加え3基が望ましい
(近隣のシティタワー東京田町も180戸で各階ゴミ収集、そして管理費…)
・西は眺望が期待できないのでEVなどのコアは西に寄せる
(非常用EVやクリーンステーションはドア内に隠蔽)
・部屋は北側角、南側角、東側中住戸にする
(北側低層階は新幹線引き込み線があるので、駐車場を塔内タワーか別棟[現状と同じ]に置く)

「あわせて読みたい」に関連記事示しました。近隣のスミフだと、東京ベイシティタワーは10年以上前なので171戸と規模は似ているもののコンシェルジュデスクなし/EV2基。いっぽうシティタワー東京田町は180戸で上述のとおり。板状のブランズシティ品川ルネキャナルも233戸(2棟)でコンシェルジュデスクありと時代は変化していますね。

プロンプト

高層マンションの簡易フロア図イメージ。
図面風のミニマルな線画、俯瞰の建築図面スタイル。
建物の平面形状は「横方向に長く、縦方向に短い」長方形。
通常の地図レイアウトから90度回転し、南北(横)方向を長辺、東西(縦)方向を短辺とすることを厳密に守る。
横40m×縦20mの比率を必ず維持する。

[コア配置 – 画面下側] 建物の画面下側(長辺の下側)の中央に、コアを配置する。
コアには以下を含める:
– 乗用エレベーター2基:横に並べ、内廊下に直接面して配置する。
– 非常用エレベーター1基:乗用の隣に配置するが、入り口はドアで隠蔽され、廊下からは見えず、ドアを通して乗降する。
– 非常階段1本:エレベーター群の右隣に配置する。
– PS/EPS/MB。

[サービス動線 – 画面左側] コアの左側に、クリーンステーション(前室付き)を配置する。
点線で、クリーンステーションと非常用エレベーターを結ぶ
「裏動線」(ゴミ収集カート用)を明示し、メインの廊下をバイパスさせる。

[住戸配置 – 計8戸] 1. 上側:中住戸4戸を横に並べる。中住戸の住戸帯は縦方向に長く(ナロースパン)、画面上側に寄せて配置する。
2. 左側:角部屋2戸(北西・南西)を縦に並べる。
3. 右側:角部屋2戸(北東・南東)を縦に並べる。

[ラベル・寸法] – 上側:「↑ Rainbow View」
– 右側:「→ City View」
– 左側:「← Rainbow View」
– 中央の直線廊下を「内廊下 / Internal Corridor」とラベル付けする。
– 寸法:「40m (Horizontal)」と「20m (Vertical)」。

白図面風、白い背景に黒い薄い線、プロフェッショナルな建築ダイアグラム。

—————–

以上でウソ画像が爆誕したので、多少手直ししたのが冒頭図面です。家具サイズとか細かい間取りとかマンクラの方が言いたいことはいろいろあるでしょうが、「それっぽい」のがいかにもAIですよね。

ちなみにいずれも無課金ですが、ChatGPTやGrok、ましてやCopilotは縦横すらあやしく、Grokがピカイチでした。

まとめ

港南三丁目のスミフ案件、現地地上は知っているだけに、ぐるっと回った感じでは「はいはい嫌悪施設のなかに紅一点(レインボーブリッジ)ね」という感じでした。
しかし、Google Earthでグリグリして、さらにAIに図面を描かせてみたら、「あれ?これけっこういけるんじゃ?」と感じてしまいました。
壁打ちしながら詰めてみると、本物のタワーマンション設計する方は、これよりはるかに多いパラメータ―検討されてるんですよね。
ふたたび盛り上がってきた港南で、いつも最後にくるスミフがあえて港南三丁目に打って出るからには勝算があるはず。
公式情報が出てきたときに、「そういや、なんかウソ図面あったよね」とワイワイ答え合わせできれば楽しそうです。

あわせて読みたい

速報!スミフ ブリヂストン跡地の「シティタワー東京田町」計画概要判明
ブランズシティ品川ルネキャナル オンラインプロジェクト案内会
高浜橋北詰に見るタワー文明の勃興(1)序章~北東サイド編

シャリエ椎名町 広告画像
クレストタワー西日暮里 広告画像

公式サイトもチェックしよう!

バウス加賀
  • 東京都板橋区加賀1-
  • 都営三田線 新板橋 駅徒歩10分 JR埼京線 十条 駅徒歩14分 都営三田線 板橋区役所前 駅徒歩11分
  • 価格未定
  • 1LDK+S(納戸)~5LDK
  • 59.49m2~127.92m2
  • 販売戸数 未定 / 228戸

ABOUTこの記事をかいた人

投稿者アイコン

港区湾岸タワーマンションに在住の計算機技術者(でありたい)。 23区では同エリアしか居住経験がなく、いまも湾岸エリアで評判のMRは見に行っています。 自分の新築リノベーション経験を振り返りつつ、主に湾岸を中心に常に変化し続ける街の情報などを追うことで、次のリノベーションへのヒントを得ようという目論みです。

コメントを残す

「コメント」と「名前」は必須項目となります。


※個別物件への質問コメントは他の読者様の参考のためマンションコミュニティの「スムログ出張所」に転載させて頂く場合があります。
※日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)