図表で一気読み!マン点Pickup 2026年2月|価格ではなく「構造」を読む月

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不動産ブログ「マンション・チラシの定点観測」から、2026年2月の注目トピックを凝縮して届ける。

価格は動く。だが市場を決めるのは価格ではない。
今月の図表から見えるのは、需給・コスト・商品構成といった「構造」の変化である。
数字の裏側にある市場の形を、順に整理する。

新築

首都圏新築分譲マンション市場動向(25年12月)

23区の新築分譲は、ついに億ション比率56%に達した。
戸数が増えたわけではない。価格帯の重心が上方へ移動したのである。
下図が示すのは供給不足というよりも、市場そのものの構造変化だ。

首都圏新築分譲マンション市場動向

マンションはなぜ高くなったのか

価格上昇の理由は単純ではない。
  • 需要が爆発したわけではない
  • 金利が決定打でもない
  • 供給そのものが縮小した
25年分の統計を並べると、市場が「売れる量」ではなく「出せる量」で決まる構造へ変わったことが見える。

マンションはなぜ高くなったのか

平均価格は本当に「相場」なのか?

平均価格は市場を歪めて見せる。
中央値で見ると、都心の実態はさらに鮮明になる。
23区の中央値はついに1億円を突破した。
平均と中央値の差は、市場の二極化そのものを示している。

中央値で読む新築マンション市場の実像

中古

首都圏中古マンション市場動向(2026年1月)

異変は価格ではない。
取引量は高水準、需給は締まったままだ。
だが都心3区では在庫が反転した。
構造の変化は、まず数量の動きに表れる。

首都圏中古マンション市場動向

新築vs中古、単価推移の全体像【東京23区】

新築は高い。だが中古も上がっている。
問題は価格そのものではない。
新築と中古の距離が広がり続けている点にある。
この差が広がるほど、市場の選択肢は実質的に減っていく。

単価推移の全体像【東京23区】

新築vs中古、単価推移の全体像【神奈川・埼玉・千葉】

「郊外なら現実的」という前提は揺らいでいる。
県内でも新築と中古の単価差は拡大している。
同じエリアでも、商品としての位置づけは完全に別物になりつつある。

単価推移の全体像【神奈川・埼玉・千葉】

ほか

晴海フラッグ転売市場に何が起きているのか

価格は崩れていない。
だが転売希望件数と上乗せ率の推移を見ると、市場の温度は明らかに変わっている。
過熱から定常状態への移行。その過程が数字に出始めた。

晴海フラッグの転売価格

マンション建築費はどこまで上がったのか

価格の前に、コストを見るべきである。
  • 建築費は下がっていない
  • 上昇は再加速している
  • 東京だけの現象ではない
供給制約の根はここにもある。建築費指数が示すのは、価格の結果ではなく原因だ。

建築費指数で読む主要都市の水準

マンションの雪かきは誰の仕事か

雪が降ると必ず生じる実務上の疑問がある。
雪かきは善意か業務か。
管理規約・委託契約の観点から整理した。

マンションの雪かきは誰の仕事か

不動産情報サイト、結局どこが使えるのか

探し方もまた市場構造の一部である。
Gomezランキングは、SUUMOとLIFULLの2強構造が続いていることを示す。
不動産情報サイト、結局どこが使えるのか
マン点
今月の図表を並べると、見えてくるのは価格の動きではない。
市場の形そのものが変わり続けているという事実である。
数字は未来を語らない。だが、選択の前提を整えてくれる。
その材料として活用してほしい。

では、また来月!
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