東京のマンション価格が世界的に安いと言われて久しいですが、2025年現在はどの様になっているでしょうか。
アメリカの大手ジョーンズラングラサール(JLL)がまとめた2025年1〜3月の日本への不動産投資額が2兆円超えで、世界の都市別では東京が首位というニュースも聞かれます。
東京のマンション価格を改めて世界と比較してみましょう。
世界都市における1億円で購入できる面積比較

『東京の伸びしろ』を支える3つの理由
・価格が相対的に安い
東京は、モナコや香港の半値以下で面積を購入できるため、中華系富裕層を中心に資産フライト先として人気が高まっております。
・ 国家としても安心感
政治・通貨・治安・教育の安定性、購入規制がないことが東京の強みと言えます。
・国内新富裕層と地方資産家の流入
IPO後の創業者、M&A後の株式売却者、地方の不動産富裕層が『都心の一等地』に住宅を購入する傾向にあり都心回帰が加速しております。
東京の価格形成に影響を与える要因
インフラ整備(リニア中央新幹線、豊住線)、都心部の再開発(虎ノ門、麻布台)など、ハード面の充実が資産価値の下支えになっておりおります。
さらに、都市価格上昇による供給制限や建築コストの上昇もあり、『価格が下がる理由がない』状況が続いていると言えます。
数年後にできる新築の価格が決まっている状況下において近隣中古相場と価格差があれば、近隣中古物件は値上がりが約束されていると言えます。
賃金上昇に対してインフレ、特に資産価格のインフレが大きいのは懸念材料ではあります。
世界最高級物件との比較:アマンレジデンス東京 vs. Central Park Tower
港区のアマンレジデンス東京では、坪単価6,000万円(約136,000USD/㎡)の取引が観測されております。
おそらく日本で最も高い坪単価の取引事例と考えられます。
一方、私が調べた限り、ニューヨークのCentral Park Tower最上階ペントハウスが直近の事例では坪単価約2,500万円で取引されております。
価格で言えば、東京が世界を凌駕する事例が出始めており、物件ごとエリアごとに価格の乖離が大きくなっております。
同じ港区でも、アマンレジデンスが坪単価6000万円だとして、港南エリアのパークタワー品川ベイワードが坪単価650万円万円と9倍程度の開きがあります。
未来の東京マンション価格の見通し
港区の一等地では坪1,000万〜2,000万円はすでに常識になりつつあります。
今後、トップエンドの物件は3,000万〜5,000万の取引も視野に入ってきます。
(麻布台ヒルズ、三田ガーデンヒルズパークマンション棟など)
東京のマンション価格が世界の都市の価格水準に追いつく日は近いでしょう。
まとめ
港区や千代田区の中心部以外はまだまだ世界的に見ても安く購入できるエリアが多く存在すると考えて良いでしょう、
これは長くは続かない可能性があるので、『もう買えない東京』になる前にどう動くかが重要です。
湾岸エリアや広域品川圏など世界基準と相場の乖離があり、都市部へのアクセスが極めて良好なエリアを狙うのが良いでしょう。
今年は資産形成を左右する分岐点となる年かもしれません。
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