お便り返し－58　仲介手数料無料業者を使ったら売主に塩対応、なぜ？【DJあかい】

半額のイラスト（いらすとやより）

お久しぶりです。

差出人: 三太

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２回マンションを売った元手で、戸建の頭金に当て、未分不相応な満足な戸建を手に入れましたが、スムログは日々の楽しみで拝見しています。

住み替え活をしていた時に、よくインスタでも宣伝の出る「仲介手数料無料または半額」の不動産会社を利用したのですが、内覧の時に売主不動産会社から、内覧前のエレベーターでビックリするくらいの塩対応を受けました…。

仲介手数料無料を謳っている、不動産会社は、利用すると、それなりのデメリットもあるのかと思ったのですがどうでしょうか？

それは大変でしたね…。売主やってる立場から申し上げると仲介手数料無料業者だから業者やお客様に塩対応しようとか嫌だなと思ったりすることはありません。ちゃんと契約・決済までやってくれるならだれでもウエルカムです。無料業者でもそうでない業者でも売主側は仲介手数料を払いますしね。
ただ仲介手数料無料業者で困るケースもあります。それは主に次の2点です。

1．重説を作れない、採寸立会いを丸投げする、などお客様を紹介すれば仕事が終わりだと考えている業者もいらっしゃって残念です。売主としてはそういった手間や対応をお願いする代わりに手数料を払っているので。無料業者はビジネスモデル上、件数をこなさなければいけないので一件にかけられる時間やエネルギーが限られてるのかもしれません。それは手数料の安さとバーターなので納得の上で使われる方がいいと思います。
2．他の業者で内覧したお客様を改めて紹介してくるケース、これが最悪です。業者が横着なのかお客様が横着なのかはわかりませんが、売主と仲介業者は継続的な関係で懇意にしている仲介業者のお客様を無料業者が横取りして紹介してきたらめちゃくちゃ悩みます。場合によってはお断りすることもあります。なので不義理はやめてくださいね。

さて、三太さんが仲介業者の変更等をしていないのに売主の塩対応を受けたとしたら、考えれるのは、売主というのは対業者対応（B2B）が主でお客様対応（B2C）に慣れていない人が多いです。売主は無理を通したりクレームに対応したりしながら物件を商品化していくので強面で押しが強いタイプが多く、お客様に会うのがマイナスの印象を与えてしまう人がたくさんいます。なので、契約決済の時だけ会うようにして接触を最小限にする人が多いです。なので気にしないでください。業者売主はそういうものなのです。