KYBの免震・制振オイルダンパーの検査データ改ざんの件ですが10月末時点でわかっている情報を共有いたします。

今回は該当している未引き渡しの新築マンションが契約者に対して現状でとっている対応についてです。

未引き渡しの新築マンションで該当している場合にはさすがにすべての物件で契約者に通知がいっているようです。数日前までは調査中の物件ばかりでしたが少しばかり動きが出ており、現状では大きく分けて2つの対応がとられています。

①入居までにダンパーを安全なものに調整して引き渡せることが決まった

これは良かったですね。一旦ダンパーを外して調整をして再度取り付けるとのことでスケジュール的にも問題なく来春には引き渡せるとのことです。交換というよりかは取り付けてあるものを調整するそうです。該当新築マンションの契約者にとってこれ以上にない良い結果なのではないでしょうか。

②調査中で白紙解約もできない

好き好んで解約したい契約者はほとんどいないでしょうけど学校問題などでどうしても解約しなければいけない状況でも解約すれば手付放棄という状態です。手付金は一切戻ってこず。

上記が主にとられている対応となります。

・引き渡し日が伸びることが決まった
・何らかの金銭的補償が決まった
・入居後に交換するからとりあえず引き渡すことが決まった

という該当新築マンションは私の知る限りはありません。

既存の病院や公共施設、既存マンションが先かと思ったのですが病院や公共施設は万が一に備えて(というか外野がうるさそうなので？)休館であったり避難させなければという考えもあるようでKYBが準備できたからすぐに作業というわけにもいかないようです。既存マンションについては管理組合の承認も必要ですからこちらもKYBの準備ができたからすぐに作業は難しい。しかし未入居・未使用の建物であればKYBの準備ができ次第すぐに作業ができるわけで思いのほか建設中の新築マンションは早めの対応になりそうではあります。

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